確かに。
真と、 偽と、 一方に符号化する事の、 出来ぬ事象など。
幾らでも在って。
双方の存在に、 惑い。
針路を定めぬ儘に、 漂うけれど。
対極に位置し、 完全に正負を入れ替えた、 二つの事柄。
其の双方が。
何方も、 真と成る事は。
果たして、 極自然なのだろうか。
其れとも、 稀なのだろうか。
「7年目初めてのキス。」
「まだ日付変わってないよ。」
「じゃぁ6年目最後のキス。」
「最後なの?!」
「6年目の最後でしょ!」
「何だ・・・残念。」
「何で大事な処を外すかなぁ・・・」
お互いに。
心の片隅では、 常に、 継続を希いながら。
お互いに。
もう一方の片隅で、 常に、 終焉を願う。
狭い稜線の上を、 少しずつ歩みながら。
六年を経た。
---------- References Jun.19 2007, 「偶然欲しただけでしょうか」 Jun.20 2006, 「祈念の紅は消えたのでしょうか」 Jun.19 2005, 「時のみが知る応えでしょうか」 Jun.19 2004, 「今日は記憶に値する記念日ですか」
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