無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年08月19日(火) 懸賞つき日記(^o^)/『イリヤッド 入矢堂見聞録』3巻(東周斎雅楽・魚戸おさむ)

 盆が明けてお仕事再開。
 やっぱり少し疲れやすくなっているのである。しかもちょっとパソコンを打っただけでやはり指が痛くなる。これはもう本気で医者に見てもらわねばヤバイ状況のようだ。


 帰宅して、ホームページの更新記事をつらつらと書く。
 アップするまでにはまだまだ時間がかかりそうなんだけれど、まあ少しずつでもやっとかないと。日記だけに追われて記事が書けないままじゃ、せっかく作ったホームページがもったいないのである。

 その記事を書くためもあって、録画しておいた松田定次監督のインタビュー番組を見返して、必要なところをメモる(何の記事を書こうとしているのか、当てることが出来た方には記念品を差し上げましょう(^o^))。
 やたら細かい作業なんで、こういうことに時間がかかるから、なかなか更新が進まない。ご存知の方も多いと思うが、松田監督とマキノ雅裕監督は牧野省三を父に持つ異母兄弟である。松田監督の方が年上だが芸者さんの子供として生まれたので、マキノの名を継いだのは弟の雅裕氏の方であった。
 インタビューの中で、松田監督は弟の雅裕氏のことをしきりに誉めそやしているのだが、雅裕氏の著書である『映画渡世 天の巻・地の巻』には、松田氏のことを特に兄として遇した記述は見受けられない(これも今日ずっと読み返していたのである)。何しろ父、省三の死に関しても松田氏の名前が出てこないのである。おかげで、松田氏が雅裕氏の兄である、という記述を最初に見たとき、既に『映画渡世』を読んでいた私はガセだろうと思ったくらいだ。
 そこにお互いの思いの違いを感じ取れもするのだが、それはもう少し資料をあさってみないと簡単に断定はできない。全く、こんなことばかりしていては、年に一本記事が書けるかどうかもわかりゃしねえ(-_-;)。


 マンガ、東周斎雅楽作・魚戸おさむ画『イリヤッド 入矢堂見聞録』3巻(小学館/ビッグコミックス・530円)。
 入矢修造の存在も「組織」に知られているのに、暗殺されもせず放置されてるのはちょっと奇妙だが、その点も含めて話の展開がいささかスローになってきた感じがする。人気が出たので連載が長期化してきたのかもしれないが、実際にアトランティス実在説を立証することは難しいんだから、あまり間延びしたものにしない方がいいと思うんだけど。
 新登場の中国系ギリシア人のニコス・コー、闇のマーケットでシュリーマンの遺品を取り引きしようとして殺し屋に狙われ、入矢に助けを求めるという、なかなかいいキャラなんだけど、やっぱり魚戸さんの絵だと今一つ魅力がないのがどうもなあ。

2002年08月19日(月) 偽善者の宴/『探偵学園Q』6巻(天樹征丸・さとうふみや)/『虹の子』(石ノ森章太郎)ほか
2001年08月19日(日) 毛が三本/『ふざけるな専業主婦』(石原里紗)ほか
2000年08月19日(土) 今日、彼氏彼女は相々傘であった/『占い師はお昼寝中』(倉知淳)ほか


2003年08月18日(月) ギャグをやるなら命がけ/『魔法先生ネギま!』2巻(赤松健)

 ようやく夏が来たかという感じの暑さ。職場でもタオルで額の汗を拭う人が増えているし、いつの間にか鳴き出した蝉の声も間断なく、ただうるさい。
 それでも例年のように目眩がするとか、そういうことはないので随分楽である。
 ヨーロッパの方は日本と反対に四十度を越す日もあって、死者も多数出たそうだ。テレビのニュースでは、道端で素っ裸になってるデブッたおっさんばかり映してるが、どうして女性の(自粛)。犬が公演の噴水に飛び込んで泳いでいるのが哀れを誘う。日本の冷夏はこのヨーロッパの猛夏の影響だそうな。
 でも、特に気象に詳しいわけじゃないから、偏西風がどうのこうのと言われても、感覚的に何がどうなってどう影響してるのかは全然ピンと来ない。来年、この逆にヨーロッパが涼しくて日本が暑くなっちまうんじゃないかと、そんなことが気になるのである。母が死んだのも例年になく猛暑の夏の終わりだった。


 仕事から帰って、短いけれども頑張って日記を五日分更新。二十日近く溜まっているので、殆ど焼け石に水なのだが、飛ばして今日の分だけ書くというのももうしたくはないので、何とか進める。平日のチャットなんぞしなけりゃ、もちっと書けるんだろうが、これも楽しいのでついつい番人してしまうのである。人待ちしてる間に日記が書けりゃいいんだが、集中力もだんだん衰えてきているので、入室待ちしてる間は日記を書き進められないのだ。
 結局、どんどん自分で自分の首を締めているのである。


 夜、チャットでヨナさんから「フジテレビが13日に放映したバラエティー番組の中で、プロ野球ダイエーの王貞治監督を侮辱するような場面があり、ダイエー球団が抗議していた問題で、フジテレビの矢吹忠比古スポーツ局長が18日、福岡ドームに佐藤賢二球団本部長を訪ねて謝罪した」というニュースを聞く。
 当該の番組は見てないんでよくは分らないが、ギャグであろうが真剣であろうが、誰かをからかったり揶揄したりする場合、自分たちがいったい何をしたいのか、そのリアクションがどう来るかを想定した上でやんなきゃ意味ないと思うんだが、さて、イマドキのバラエティー番組作ってる連中がそこまで考えてるものかどうか。
 基本的に私は、芸能人を含めてメディアに顔出ししてる人たちは自分たちの行為を批判・揶揄されることは覚悟しなきゃなんないものだと思っている。その点、王監督の「芸能界と野球界は違う」との認識は誤りだ。違うというなら、野球人が現役時代からCMに出るような「芸能活動」をしちゃイカンがな。
 仮に当該番組の内容がひどく下品なものだったとしても、まあ腹を立てるくらいならばともかくも、番組に圧力を加えたり、訴えたりするというのは、それこそ逆に「何様のつもり」という謗りを受けても仕方がない。いしいひさいちのマンガに文句垂れてたオッサンも巨人にゃいたが、「大人げないよなあ」としか思われなかったものねえ。
 記事をよく読むと、謝ってるのは「スポーツ局長」であって「番組ディレクター」ではない。つまり、番組自体はあくまで王監督を「侮辱したい」という姿勢を崩したくないのだ、とも取れるのだが、本当のところはどうなんだろう。もちろん批判に対して逆批判される「覚悟」があってやったのであれば、これはどうあったって謝っちゃいかんのだが。
 でも、今のテレビディレクターはバカばっかだから、十中八九、そこまでの覚悟はなかろうと思うんである。今回ばかりはバカにちょっとお灸をすえる意味で、プロ野球協会はフジテレビに対して厳しい処置を取ってもよかろうと思うよ。


 チャットにグータロウ君からの書きこみがあったけれど、返事をする余裕がなかったので、直接電話をする。
 グータロウ君、テレビで『アクロイド殺人事件』を見たそうで、えらくクサしてたので、さてどの『アクロイド』かと気になったのだ。
 『アクロイド殺し』は1931年にオースティン・トレバーがポアロに扮して『アリバイ』のタイトルで映画化されている。もちろん日本未公開なので、まさかそれじゃあ、と思ったのだが、話を聞いてみると、残念ながらデビッド・スーシェ主演のテレビドラマ版であった。
 ミステリをちょっとでも齧ったことがある方なら先刻ご承知だろうが、『アクロイド』は天と智がひっくり返っても映像化は不可能なのである。全く、なにを考えて映像化したのかねえ。


 マンガ、赤松健『魔法先生ネギま!』2巻(講談社/少年マガジンコミックス・410円)。
 こないだ1巻読んだばかりだと思ってたのに、もう2巻が出た。
 しげからは「2巻まで買っとう!」と吐き捨てるような言い方をされたが、そこまで言わんでも。40過ぎのオッサンがラブコメ読んじゃいかんという法律でもあるのか。50過ぎてもラブコメ描いてるマンガ家だっているだろう。
 それはそれとして、確かに読み進めるのがツラクなるマンガではある(^_^;)。1話に1回はパンチラないしはヌードを出そうって姿勢は買うが(買うのか)、「幻の地底図書室」とか、なんだその設定。あろひろしがやるなら笑える設定でも、赤松さんがやるとトホホなものにしか見えないのは、作者の主眼がキャラ萌え読者しか相手にしてないからなんだよなあ。でもとりあえずクラスの生徒が全員出揃うまでは様子を見よう。見ても同じだろうけれど。

2002年08月18日(日) 草臥れ休日/アニメ『サイボーグ009』地下帝国“ヨミ”編/『エキストラ・ジョーカー KER』(清涼院流水・蓮見桃衣)ほか
2001年08月18日(土) オトナの玩具はコドモ/『悪魔の手毬唄』(横溝正史・つのだじろう)ほか
2000年08月18日(金) 気が滅入る話/『明日があるさ』(林原めぐみ)ほか


2003年08月17日(日) 穏やかな休日/映画『宮本武蔵』『續宮本武蔵 一乗寺の決斗』『宮本武蔵完結篇 決闘巌流島』

 アニメ『鉄腕アトム』第19話「ロボットボーイ」。
 今回えらく線が固いなあと思ったけれど、やっぱり作画監督が杉野一夫だった。杉野さんの『ブラック・ジャック』も相当違和感があったけれど、『アトム』にまで起用するのはどうかと思う。名作をたくさん作ってる人にこういうことを言うのは何なんだけど、昔はまだしも、今やすっかり柔らかい線が描けなくなっちゃってるんだからねえ。
 チックとタックをロボットにして出演させるのも、原作ファンはあまり嬉しくなかろうねえ。


 NHK‐BS2で映画『宮本武蔵』『續宮本武蔵 一乗寺の決斗』『宮本武蔵完結篇 決闘巌流島』の三本を立て続けに見る。
 ちょっとした映画通なら、宮本武蔵の決定版は内田吐夢監督・中村錦之助主演版『宮本武蔵』五部作を挙げるところだろうが、私はこの稲垣浩監督・三船敏郎版の三部作も嫌いではない。だいたい戦前からの映画ファンは「宮本武蔵」と言えばたいがい片岡千恵蔵を挙げる。世代により、武蔵観の違いにより、好みは分かれて当然だろう。
 この三本も見返すのは随分久しぶり。嫌いではないと書いたが、原作を後半はしょったために、欠点は随所に生まれている。
 ある種群像劇の要素もあるシリーズだが、前半の主要人物である本位田又八(三国連太郎→堺左千夫)やお杉婆(三好栄子)、沢庵和尚(尾上九郎右衛門)と言った面々が完結編では影も形も現れないのはやはり始末がついていない印象を与える。
 お通(八千草薫)も、美しくはあるのだけれど、どうもお嬢様演技が抜けきれていなくて、もう一つ心に迫るものがない。お前さあ、自分から武蔵追っかけといてよ、いざ武蔵が襲いかかったら「いけません!」って拒絶してさ、それで武蔵が決闘に赴くと「私より剣の方が大事なのね」って、ただのやらずぶったくりのバカ女じゃん(-_-;)。
 これ、アカデミー外国語映画賞を取ってるんだけど、外国人はこれのどこにどう面白さを見出してるんだろうか。それほど凄いとも思わんのだが(ウィリアム・ホールデンが強烈にプッシュしたとの説あり)。
 それでもやはり三船敏郎の殺陣の豪快さは一見の価値があろう。三船はやはり稲垣監督の『佐々木小次郎』でも既に武蔵を演じていたし、この映画が作られた昭和29(1954)年から31(56)年にかけては、『七人の侍』『生きものの記録』などの黒澤明作品に出演していて、脂の乗りきっていたころだった。


 今日も一日中、日記書き。過去の記憶を引きずりだしながらだから、既に正確さは失われてるとは思うが、まあ公開日記なんてものは虚実皮膜なところが面白いんだから、真実をご存知の方も薄目で見ていただければ幸いなのである。

 夜、パソコンを使い始めたら途端にフリーズ。
 ウィンドウを10個ほど開いたらそうなっちゃったんだが、スタートボタンすらクリックできなくなっちゃったのには参った。仕方なく電源コードから抜いたけど、そのうち壊れたりせんかな、このパソコン。

2002年08月17日(土) しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん/アニメ『プリンセスチュチュ』第1話/映画『ピンポン』
2001年08月17日(金) 代打日記
2000年08月17日(木) 明日から仕事/『夜刀の神つかい』(奥瀬サキ・志水アキ)ほか



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