琴 星 商 事 日 乗
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2009年01月28日(水)
  青空

 東京の冬は空気が澄んで青く晴れ渡り、乾いた北風が吹いて呼吸する鼻の奥が痛くなるくらい乾燥する。
 鼻が痛くなるほど乾燥するのは嫌だけど、それでも青空と乾いた冷たい空気というのは、私にとって「冬」の当たり前の光景であり感覚だった。

 広島の冬は乾燥はするけど、空はあまり青くない。
 北海道の冬は、空気は冷たすぎるほどに冷たいし、多分乾燥もしているんだろうけど、飽和水蒸気量とか少々物理学的理由(?)によって特に乾燥を実感することもなく、重く垂れ込める雲と降り積もる雪の所為で、空だけでなく地上までもモノクロームで、私に擦り込まれた「冬」の記憶とは色々な意味でかけ離れた「厳冬」が繰り広げられている。

 冬の東京の空は本当に青く澄み渡って、遠く富士山まで綺麗に見えたりする。そんな空は思わずその辺の道端で写真に撮っておきたくなるような空で、実際撮ると凄く綺麗な青が写る。
 でも札幌の冬は北国だからなのか日本海側だからなのか、綺麗に晴れる日は本当に少ない。あまりにも白黒すぎて、あんなに楽しかったトイデジで写真を撮る気には全然ならない。だってトイデジはある程度カラフルなものを撮ってその発色を楽しむ面が多いから、雪が積もっちゃうと面白味に欠けるんだもの。だから今、私はローライさんもVQ1005も持ち歩いていない。外出のお供は、記録用のIXYだけだ。

 そんな札幌が、今日、珍しく晴れ渡った。

 久々に眺める青い空。
 私は写真を撮ることも忘れて、ただその空を見ていた。

 夕方、暗くなると、西の空に綺麗な三日月。地球照も肉眼で綺麗に見えましたよ。


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・過去の「今日」。

2006年01月28日(土) 指の記憶、砂の記憶 <画像あり>
2003年01月28日(火) 携帯電話 II

2009年01月24日(土)
  なのかかん

 1週間前、愛媛で一人暮らしだった相方の祖母が、急逝しました。

 日曜の午前、家を訪ねた叔父(義父の弟:松山在住)が風呂場で倒れて冷たくなっていた祖母を見付け、泣き崩れながら義父母に電話してきたそうです。
 祖母は昭和の生まれで、享年79歳。私たちも元旦には電話で話をしましたし、去年の7月には札幌に引っ越す前に会いに行っています。最近少し呆けてきたところはありましたが、それでも全然お元気で、土曜も義父と40分ほど長電話していたのだそうです。
 死因は、心筋梗塞とのことでした。死亡推定時刻は、前日の夜遅く。「このレベルの心筋梗塞だと、たとえ隣で寝ていても助けるのは無理だろう」というのが、お医者さんだか警察だかのお話しだったそうです。
 傍にいても助けられない程の発作、そして一人暮らしで毎日誰かが様子を見に行っていた訳じゃないのに、たまたま週末だったから、短い時間(半日以下)で見付けられたこと、それがせめてもの救いです。

 何の予兆も見せず、突然の訃報。私たちも日曜の昼前に義父から連絡を貰い、急いで飛行機を予約して、月曜、お通夜の前に愛媛の祖母の家に行きました(ちなみに直行便がないので関空でトランジット)。

 幸か不幸か、私は年齢の割に葬儀の経験が多いと思います。しかも野辺送りをするような古い葬儀も2回やっているし、仕事で葬送儀礼の調査もしています(お話しして下さった調査対象者のおじいさんに「もうここで葬式出来るな」と言われました)。なので、慌ただしくしながらも、さほど戸惑うことなく、悲しみに暮れる相方の家族・親族のサポートをしていました。

 一番の大仕事は、一人きりでの夜伽。葬儀までの間、お線香を絶やしてはいけません。うちの実家では夜伽用の長くて太い線香を使うのですが、ここでは普通の線香。うっかりするとすぐになくなります。
 前の晩も1時間程度しか寝ていない義母や伯母に代わり、私が一晩完徹でお線香をあげました。
 まさか祖母も、自分のお通夜で私が一人で夜伽するなど想像もしなかったでしょうね。まあ一人だった時間は1時間半くらいですが。

 義妹夫婦も、1歳に満たない姪を連れてやって来ました。子供は嫌いですが、祖母はたった一人の孫娘(相方のいとこは男ばかりなのです)とひ孫に会いたかったでしょう。私より優先して祖母に会うべき子ですから、文句は言いません。私よりもお別れをきちんとしたいだろう義妹のために、焼香の時なんかは私が姪を(ごく短時間ですが)抱っこしてました。
 親族しかいない場でも、きちんと授乳室なりトイレの個室なりで授乳していた義妹は今時偉いと思います。

 突然の祖母の死はとても悲しいものですが、でも悲しみを共有したことで、私はやっと相方の両親や親戚と、家族・親族になれた気がします。

 義父母やおじ・おばたちは、まさかこの嫁が事実婚になってて名字が元に戻ってるなんて、想像もしないでしょうね。でもそのことがバレるようなことがあった時、戸籍上のことなんか関係なく、家族は家族だと思ってもらえるようになっていたらいいな、と思います。

 家族なんて、そんなものです。紙切れより気持ちの問題です。私はそう思います。


 祖父母はとても仲の良い夫婦だったそうです。今頃祖母は、天国で待っていた祖父と笑顔でお茶でも飲んでるかしら。祖父が亡くなってからの10年分の思い出話なんかしながら、ね。


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・過去の「今日」。

2008年01月24日(木) 音信不通day <画像あり>
2007年01月24日(水) 使用言語:渋谷系
2006年01月24日(火) 雪降る道・雪積もる山・雪凍る道 <画像あり>
2003年01月24日(金) ナイスアイディア <画像あり>

2009年01月17日(土)
  センター試験リスニング <画像あり>

 朝から出勤した相方、結局最初の公民からぜーんぶ試験監督だったそうです。道内で一番受験者が多い会場で、何だその滅茶苦茶っぷり。

 リスニング試験ですが、案の定再開テスト(当日の試験終了後に不具合等で行う試験はこう呼ぶそうです)実施。対象者は3人だったそうです。

 噂のリスニングの機械(ICプレーヤー)は受験生も持ち帰っていいそうで、相方も余ってたヤツを持って帰ってきました。


 これがそのブツ。

 ボタンは全部長押ししないと作動しません。うっかり再生しちゃっても、一度再生するともう止められない仕様なので。てか、一度電源入れたら、もう電源切れませんでした。裏面の電池蓋はネジで止められてるので、ドライバーないと強制終了も出来ません。

 取り敢えず確認ボタンで音量調節用の英会話を聞きましたが、聞き取りやすい英語ですよ。これが聞き取れても、CNNニュースなんか全然聞き取れないと思います。うーん、意味あるのか? でもセンターならこんなモンか??

 横っちょにメモリースティックが入ってるんですが、電源入れて確認ボタン押してからそれ抜いてみたら、上の作動中ランプが赤く点滅して止まらなくなりました。勿論、再度メモリースティック入れても止まらない。音は何もしません。

 それから再生ボタン押しても、何も流れなくなりましたorz リスニング試験受けられなーい(´・ω・`)

 取り敢えず試してみたかったので、電池蓋のネジ1個外して、電池出してみました。これで当然ですが電源は切れます。電池はソニー製単3マンガン乾電池。入ってるのもメモリースティックだし、てことはコレ、ソニー製? じゃあICプレーヤーの不具合なくしたかったら、発注先変えるのがいちb(ry

 再度電池入れたら、思った通り完全リセットされてました。電源入るし、確認の音声も流れます。

 ここまでやったら、取り敢えずやってみますわな。


 分 解 w

 ふーん、これが2000円するプレーヤーの中味かー。


 どーでもいいんですが、付属のイヤホン、左右を示す記号が「R・L」ではなく、ダイレクトに「右・左」なんですが、「R・L」で何のこっちゃ判らないような人は、その先の試験を受けても受からないんじゃないかという気がしないでもないです。てか「右・左」以前にこれモノラルじゃん。
 試験会場では一応イヤホンが合わない人用にヘッドホンの貸出もするそうですが、数が足りなかったら「イヤホンを片耳に当てて押さえて」って指示するそうです。じゃあもう右でも左でもいいじゃん。まあ一応形状に差はあるけどさぁ。


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・過去の「今日」。

2007年01月17日(水) ストレッチストレッチ
2006年01月17日(火) 青い街灯
2005年01月17日(月) 私の1995.1.17
2003年01月17日(金) 忘れた頃にやってくる。
2001年01月17日(水) 修論提出、そしてLive!

2009年01月16日(金)
  センター試験の「記憶」

 明日・明後日とセンター試験が行われますね。
 うちの相方も、明日は試験監督で出勤です。それもよりにもよって、毎年何かトラブるリスニングwww 問題の漏洩とかを防ぐために、出勤したら監督控室に軟禁だそうで。普段は出入り自由な大学も、入試の時は立ち入れなくなりますからね(少なくとも入試関連箇所は)。

 さて、私自身は当初より私立志望だったので、センター試験は受けてません。今でこそセンター入試を取り入れてる私立大も多い(つか多数派)ですが、私の頃は殆どなかったように思います。少なくとも、私が志望する大学にはありませんでした。よってセンター試験なんか眼中になく、まだロクな受験勉強すらしてない時期でした。

 なのでセンター試験の「思い出」は特に何もありません。新聞に掲載される問題も、面倒だから日本史しか解かなかったし。


 私たちが高3(即ち現役)の時のセンター試験は、1995年1月15・16日でした。翌17日月曜日の早朝、小さな地震で目を覚まし、そのまま再度寝たことを覚えています。
そしていつもの時間に起床すると、関西で大きな地震があったと報じられていました。
 阪神淡路大震災です。
 勿論この時、私は神戸の街が崩壊しているなんてつゆほども知りませんでした。その時のことは2005年01月17日の日記に詳しいので今日は端折ります。

 この震災で、きっと同い年の人も亡くなっただろうと思います。「春」を夢見て、たくさん勉強して、センター試験を終えて一息ついていた人もいるでしょう。

 努力すれば必ず報われるなんて、嘘だな。

 楽観的か悲観的かと言われれば間違いなく悲観的な考え方をする私は、18歳の正月からこう悟ったのです。すんごく嫌なガキですね。でも私のセンター試験の「記憶」は、阪神淡路大震災とは切り離せません。

 震災の頃、源氏物語のストーリーを頭に叩き込もうと橋本治の「窯変源氏物語」を図書館で借りてきて読んでいた私ですが、結局この日から殆どテレビのニュースを見ていたから、1冊くらいしか読み進められませんでした(多分8巻か9巻あたりでタイムアップ)。
 で、2ヶ所の入試で源氏物語が出題されたんですが、運良く読み終えてた箇所からの出題だったので、原文を殆ど読む必要もなく解答できました。
 ちなみに高校入試も大学院入試も、試験直前に見た箇所から出題され、余裕で超自信持って答えられた問題がありました。
 運の良さ(だけ)で生きてきた私。

 センター試験が来るたびに、いつまで運(だけ)で生きていけるか、行く末来ず方に思いを致す私であります。


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・過去の「今日」。

2007年01月16日(火) 髪色
2005年01月16日(日) ここ数日メモ "φ(.. )
2004年01月16日(金) 携帯その後
2003年01月16日(木) 本日の収穫

2009年01月07日(水)
  こいつぁ春から縁起がいいや <画像あり>

 「運転免許証」というものを手にして約6年、私、初めて免許の更新に行って参りました。

 え? 何で6年も更新がなかったのかって??

 前回の更新時、原付免許しか持っていなかった私は、更新に合わせて普通自動車免許を取得したのです。免許更新にかかる手数料とか節約(免許取るのに随分な額がかかってますが)。
 そんなワケで、普免は「初心者マーク」ながらいきなり青色免許でスタート。それから早3年、あんまり運転してないのもあり、運がいいのも(多分)あり、今回、目出度く優良講習、即ちゴールド免許です♪

 講習の手続を終え、写真を撮って、受付すると、座席番号が「77」でしたヽ(・∀・)ノ♪

 こいつぁ春から縁起がいい・・・よね!?

 30分間の講習を終え、晴れて手にしたゴールド免許(但しほぼペーパー)。これから5年間(紛失しない限り)、この免許が私の主たる身分証明書になるワケです。3年前の青色免許の写真と比べて・・・・・・・・・・・意外と(?)殆ど変わってないよーな。5年後は流石にそうはいかないだろうなァ。
 あ、でも次に更新に行く時は、下にもしっかりアイライン引こうと思いましたw

 あと今回の更新で、免許がICカードになりました。北海道ではこの1月よりIC化したので、12月生まれの私は年明けまで待ってみたのです。ゴールドってことは、次、5年間更新がないワケだから、取り残されるよりは先にIC化した方がいいかなぁ、と思いまして。
 で、IC化した結果、手数料が450円上がり、本籍欄が空欄になり、今までの免許証より0.26mm(警察チラシ情報)厚くなりました。
 あと普通免許が中型(8t)免許になりました。AT限定だし眼鏡等だし、免許の条件等欄がいっぱいです。

 取り敢えず雪が積もってる間は運転しないですけどね〜。しかももう3ヶ月くらい運転してないですしね〜。


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・過去の「今日」。

2003年01月07日(火) 上には上がいる

2009年01月03日(土)
  初詣とかバーゲンとか <画像あり>

 昨日、最寄りの神社で初詣を済ませた私ですが、今日は北海道神宮へ初詣に参りました。神社仏閣巡りを趣味とする者としては、たとえ過去に参拝済みの社寺であっても、初詣くらい有名処も押さえたい! しかも大厄は終わったけど今年もまだ後厄ですから。

 そういうワケで、地下鉄を乗り継いで北海道神宮にお参りに行きました。

 本日は写真でも判る程度の雪が降ってますが、前回の参拝は2007年の夏の終わり。前回、「北海道なんてそう滅多に来れないから」とわざわざ(他に御朱印帳あるのに)オリジナル御朱印帳を買ったワケですが、1年1ヶ月後には札幌市民になってるって判ってたら、あのタイミングでは買わなかった!
 そんな感じで今日は御朱印はナシです。北海道一の初詣参拝者数を誇る神社ですから、忙しいでしょうしね。

 取り敢えず拝殿前で普通に参拝してから、祈祷受付を済ませて、拝殿内で正式参拝。北海道神宮は拝殿内も土足でした。多分雪対策で病院なんかは悉く土足じゃないんですが、神社の拝殿は土足OKってすっごく意外。でも確かに大勢の人に一度に靴脱がせてたら、時間掛かってしょうがないよな、とも。でもやっぱ意外。
 しかも、すごい人数まとめて祈祷するのに、きちんと玉串拝礼まで出来ました。巫女さん2人のお神楽も奏上。これ、中途半端な時期に1人(もしくは1組)で御祈祷お願いしてもやってくれるのかしら。5000円で。

 去年の明治神宮の御札を忘れてきたのが残念。何処かに持って行ってどんど焼きでお焚き上げしてもらわねば。あと佐野厄除け大師の御札はどうしよう。余所のお寺の古札を処分してくれそうなお寺が見当たらないんですが。

 そのあと、大通で地下鉄乗り換えて、札駅の上や下でバーゲン参戦。でも今年はお金ないので、比較的買い控えです。いつものお店でキャミソールとベルトを、Afternoon Teaでキッチン雑貨を、そして普段は立ち入らないお嬢様系の服屋で、2月に出席する結婚式用の服を半額でゲット☆
 手持ちのドレス(ワンピ?)は袖がないものばかりなので、羽織り物か、値段によってはドレス(ワンピ?)が欲しかったんですが、袖のあるドレス(ワンピ?)が1万円以下で買えたので万々歳です。店員さんには「これなら普段も着られますよ」と笑顔で言われましたが、普段結婚式に着れるような服を着るような趣味ではないんだなこれが。まあ着ないともったいないので、おしゃれして行くような何かがあれば着ます。
 もうちょっと割引率が上がった頃、また参戦予定。

 ついでにラーメン共和国内のお店で夕飯にラーメン食べて帰ってきました。
 「笑いの祭典ザ・ドリームマッチ09」はギリギリセーフ。「夢で逢えたら」大好きだったので、松本人志×内村光良のカップルには相当にときめきましたよ(≧∇≦) でもホリケン×宮迫と井上×ウドも無茶苦茶で面白かった。

 でもそのウラでやってた番組の「天皇の正月儀礼を完全再現」も気になってた私です。基本的に天皇と皇太子以外、完全には知らない(知る必要がない)ことの筈なんで、完全再現は無理なんじゃないかなーと思うんですが。


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・過去の「今日」。

2007年01月03日(水) 初詣下関紀行 <画像あり>
2006年01月03日(火) 善行ひとつ、あとダラダラ。
2003年01月03日(金) 謹賀新年

2009年01月02日(金)
  謹賀新年 <画像あり>

 遅れまして、もとい、明けましておめでとうございます。

 呉にいた時は正月前に九州旅行とか、年明けてから隣県へ日帰り旅行の初詣とかしてましたが、何せここは北海道、隣県に行くにも津軽海峡を越えねばなりません。
 よって札幌市内から全く出ない年末年始。というか、大晦日と元旦はずっと家に籠もってました。年越しは例によってガキ使の「笑ってはいけない新聞社」で。


 もうとっぷり日がくれてからですが、買い物帰りに、氏神様ではないけれど家から(多分)いちばん近い神社に寄って、初詣しました。小さい神社ですが社務所が開いていて宮司さんと思しき方もいらっしゃったので、2009年初御朱印。
 御朱印頂けそうなところが極端に少なそうな北の大地で、今年も地味〜に神社仏閣(多分北海道だと神社中心)巡りたいと思います。でも遠出できる時には、北東北にも行きたいです。何はともあれまずは恐山!!

 2008年は私の人生の中でもかなり激動の年だったので、2009年はもう少し穏やかな年だといいなぁと思っております。

 2009年、皆様が温かく穏やかな日々を送れますように。
 本年も宜しくお願い致しますm(vv)m


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・過去の「今日」。


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