三楽の仕事日記
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2004年01月31日(土) |
こまきみらい塾2回目 |
調子は戻らず。メールを開けたら、小牧落語の世話人の柴田さんから「講座を休んでいいよ。やっておくから」というありがたいメールが届いていた。今日は柴田さんの講座が楽しみに出かけるようなもの。休まないよ。
学校へ市P連役員会要項づくりのための資料を取りに行く。多くの部活が活動中。中学校は本当に休みがない。ご苦労様。
1時にまなび創造館へ。柴田さんから今日の簡単な講座進行を聞く。よく練られた構成。ビデオ視聴もたくさんあって、これなら2時間はあっという間。今日はおとなしく聴講生の一人になって聞こうと決心。
笑顔と笑いが続く講座。各種芸能の仲間分けから、落語の特徴的な演出へ話は発展。それにしても柴田さんは落語だけでなく、他の芸能にも堪能だと感心。
終わった後はいつもの反省会。柴田さんの奥様からは厳しい指摘。さすがテレビなどで講座担当をしてみえる方の視点は厳しい。次回、講座担当となる自分の身も引き締まる。
随分前にPTA会長としてお世話になったFさんのお店、一光堂さんが明日で80年の歴史を閉じるとのこと。お尋ねしたら元気な顔をみせてもらえたが、こちらの思いは複雑。かえって心遣いをいただき恐縮。
体調はさらに下降気味。薬を飲んでネット原稿の再校正を始めたが頭は働かず。それぞれから出された原稿を見てみると、コンセプトがしっかり伝わっていない点も多く、これは、これは大変だあ〜あ〜あ〜という思いが先に立ち、原稿訂正は進まず。深夜にあきらめ横になる。
2003年01月31日(金) 穏やかな1日に
2004年01月30日(金) |
とうとう本格的な風邪 |
朝1番は一宮のI先生から電話。昨年の浜之郷小の様子を聞く。「確かな学びのシーンを見た、質の高い研究協議会をみた」とのこと。再度、機会があれば浜之郷をもう一度見てみたいという気持ちに。
心の相談員さんの給与事務処理。昨日の浜之郷のメモ整理。メールをいくつか。
11時30分。市役所出発。尾張PTA小中学校研究発表会場の津島市文化会館へ。
3つの研究発表と協議。発表内容はさすがにすばらしい。紙上発表の内容もなかなかのもの。しかし、こういう形式の情報交流は本当に効果があるものなのだろうか。ある発言者の意見「もうすぐ役目が終わる我々。来年度に伝えられる自信がない。会の持ち方に工夫がいるのでは?」同感。だが、ずっと前から同じような意見が続いているのだろうとも思う。1000人規模の人が動く会。それぞれの時間と費用と効果の問題。参加する側の意識一つと言われれば、そうなのだけど。
往復のバスの中で、岩波ブックレット「東京都の教育改革」を読破。17時15分学校に戻る。
諸帳簿整理。アンケート処理。グループマネジャーにデータ入力。部活動指導実績報告書づくり。牧中メール発信。あれやこれやで気づいたら20時。帰宅。
寒気、鼻水、とうとう本格的に風邪ひき症状。明日は「みらい塾」、あさっては「愛知県ふれ愛ねっとフェスティバル」。ああ、休めない。ネット本原稿再考は明日に。
2003年01月30日(木) 雪の朝
浜之郷小研究協議会日。佐藤学さんの話が聴ける楽しみ、学びの共同体の姿を見る楽しみなど、久々に楽しみをいっぱい持っての訪問。
月1回公開授業をしている浜之郷小。60人ほどの参観者で控え室はいっぱい。日程説明を受けて、いよいよ教室へ。
1年道徳、6年国語の2時間の研究授業。うむ。えっ、何?といった授業。残念ながら学びの共同体の実態が見えてこなかった。自分は、自分の授業観に縛られすぎているのだろうか・・・。
午後1番は佐藤学さんのミニ講演。浜之郷の歩み、大瀬校長の死にふれ、浜之郷は、再び心穏やかにして粛々として歩み始めるのだという宣言。
教師たちの学び合いがスタート。学校の責任は子どもたちの学ぶ権利を一人残らず保証することである。どんなにいい仕事をしていても、教室を開かなければ、その教師は学校を私物化していることになるなど、書籍で何度も読んだフレーズもやはり生の声で聞くと迫力が違う。「研究協議会を楽しみに」という言葉もあり、2時間の研究授業分析がどのようなものになるのかを楽しみに、全教室公開の浜之郷をあちこち見る。
3年生のある教室に入って思わず足が止まった。そのまま動けなくなった。まさに学びの共同体の実態がそこにあった。教室の机がドーナツ形に並び、教師も子どもたちと一緒の列に入り、対話を通じて学びを成立させている。子どもたちも友人の顔を見ながら学び合っている。子どもが生き生きしているとは、まさにこういうことを言うのだ!来て良かった。これまで見たことがない、子どもと教師が一体となって、心穏やかに学び合っている姿に感動。短活後、教室経営について少し話を聞く。浜之郷の子どもたちは聴き合う関係ができている、それを生かす方法を模索している内に、今のスタイルに落ち着いたとのこと。懐の深さを感じた。
期待した研究協議会。講師の佐藤さんの話はさすがである。授業分析も明確で説得力もあり、こちらが疑問に思っていたところが一気に解決した。唯一残念だったのは、浜之郷の先生方の発言である。佐藤さんによるとこれだけの参観者の中で、同僚の批判などできるものではない、それこそ同僚性に反するのだという説明があったが、教師の学び合いから始まるのであれば、もう少し核心をつく授業検討がされても良いのではないかと正直思った。他の方々はどう思われたのだろうか。自分の授業観にあまりにも縛られすぎているのだろうか。
2003年01月29日(水) 厳しさ1番?
1時間目1年数学。平面図形の第1時間目。「一点を通る線を好きなだけかこう」という課題から入り、徐々に拡張しながら角の表示まで進行。「一点を通る直線の数には限りがあるはず」という子どもの意見から、「線には幅がない」「点には位置だけあって大きさはない」などといったところまで触れられた。やはり子どものつぶやきは貴重。
平面図形のワークシートづくり。垂直、垂線を学習する場面で良い課題ができた。満足。
企画委員会で、卒業式や入学式での合唱曲について検討。教育活動の一つ一つの意味づけができている小牧中。幹がしっかりしてきているから、ちょっとやそっとで揺らがない自信あり。
NHKGOGOボランティアの原稿訂正の指示。さっそく修正し、写真も貼付して送付。
兵庫県から視察依頼の電話。2年前に本校を視察された方からの依頼。視察で聞いた小牧中の様々な取組を取り入れ、自校の改革をしたとのこと。その成果を見てもらいたいという依頼。そして、あれから進化した小牧中の取組を聞きたいという依頼。責任の重さをひしひし感じる。それにしても元気が出る電話。うれしい限り。
明日の浜之郷小研究授業参観のために名古屋から東京へ。
品川のホテルで、東京都A区で来年度から民間校長としてデビューされる方と懇談。いろいろな夢を語られた。聞いている間にこの夢は実現するぞという予感がした。念ずれば叶う。これだけの熱意と現状分析があれば、人は必ずついてくるはず。同席されたA区の社会教育係長さんは小牧中の発表会や大阪融合研フォーラムで私の話を聞いていただいたとのこと。実にありがたいこと。
品川から藤沢へ向かい、泊。ひさびさにPHSでつないで日記書き。
2003年01月28日(火) 研究助成書類作成
2月1日愛知県ふれ愛ねっとフェスティバル参加生徒のための費用準備。また当日の進行打ち合わせ。ブース形式で本校の注文ボランティアの実践報告。担当の伊本さんから良い台本が出来上がってきた。最小限の手間で最大限の効果をあげたい。
28日、29日の出張の書類作成。PTA教養講座の本「いま、子供たちが変だ 親子の会話を取り戻すために」が届く。参加者へ案内状づくり。
PTAリサイクル販売リストをネットにアップするための準備、あとは山口さんにお願いをする。
今日から新たな取り出し指導開始。今日の参加は1名。どこから数学が躓いているのかを明らかにするためにいくつかの問題に取り組ませる。気持ちよく取り組む姿がうれしい。
NHKgogoボランティアの原稿を書き上げる。メールにて送付。夕刻、返信あり。与えられたテーマと若干違うと指摘メール。依頼文の再読。自分の過ちに気づく。指示を仰ぐメール。再度返信待ち。
スクールネット55の堀田さんのコラム更新。今回は小牧中学校のことが話題の中心。3月のフォーラムへの意欲も高まる。
私が上甲晃さんの「志のみ持参」を読んだことをこの日記で知った方から、ラジオ深夜便の録音「松下幸之助に学ぶ」を送っていただいた。感謝、感謝。
落語から学ぶエコライフの様子がアップ。雰囲気のよさがよく伝わる内容に満足。環境政策課の鍛治屋さんに感謝。
2003年01月27日(月) 雨の月曜日
2004年01月26日(月) |
力がついてきた3年生 |
朝1番は教育委員会からの連絡から。調べてみると、ちょっとした言葉遣いや言葉足らずから発生した問題と判明。対応そのものは問題ないのだが、コミュニケーションの難しさを感じる。
校内ネット本原稿のとりまとめ。杉浦さんからスクール55の提出原稿をもらう。今回も一気読みできる、とても軽快な文章。修正箇所もない。アップのために原稿送付。
1年数学。比例・反比例のまとめ。紙の枚数を比例を使って求める問題を中心に話し合う。他の方法も出されておもしろい展開になった。くぎの本数を重さで求める方法をノートに書かせたが、式で上手に表現する子どもも何人かいて感心。まずまず。
生徒指導部会。卒業期の指導体制を中心に。昨年同時期に比べると実におだやかな現状報告。
校内推薦委員会・進路委員会開催15:30〜19:00。保護者会を前にして、主に公立高校の志願検討会議。3年生最後の定期テスト結果から見ると、かなり頑張ってきていることを互いに評価。良い結果につながることを祈る。
「落語から学ぶエコライフ」の感想メールをとりまとめて出演者や世話人に送付。続いて、NHKGOGOボランティアの原稿書き始めるが、寒気がして、そのままダウン。
2003年01月26日(日) のんびりと読書
2004年01月25日(日) |
校内ネット本の原稿執筆 |
堀田龍也さんや中川斉史さんから声をかけていただき、小牧中職員も数人書かせていただく校内ネットワーク活用本の担当分を書き上げた。今日の目標達成。数日あたためて再考しても締め切りに間に合う。
昨日の「落語から学ぶエコライフ」の感想メールが数通届く。「対談」ではなく「漫談」と訂正が入ったエコライフ対談も、とても好評で一安心。またいい仕事をさせてもらった。「井戸の茶碗」の裏付けHPも教えてもらう。
小牧落語を聴く会の会場のことでネットでいろいろと下調べ。昨日の勤労センターの諸条件がかなりいいことに気づく。これも昨日の収穫の一つ。
世話人が見た落語会情報更新。23日の吉朝独演会の報告も。アップ完了。
溜まっていた資料をスキャンスナップでせっせとデジタル化。こんな重宝するものはない。学校の机上に置いても良いと思う代物。いつも持参しているノートコンピュータにかなりの情報をため込むことができた。
2003年01月25日(土) ちょっとワクワクする日
2004年01月24日(土) |
落語から学ぶエコライフ |
ここのところ夜更かしが続いているので朝がつらい。起きる時になって、ああ早く寝ればよかったと毎日反省。
朝1番は「落語から学ぶエコライフ」の対談原稿チェック。柴田智子さんが流れを決めていただいているので、自分は進行+つっこみ役。対談キーワードを紙に二度ほど書き出して覚える作業。見ているだけでは、やはり頭に入らない。手を動かしてみると徐々に頭に入ってくる。それにしても最近覚えが鈍くなった。若い頃はさあっと覚えることが出来たのに。
学校に行き、PTAフラワーアレンジメントのために部屋の開錠。牧中メールで「スクールカウンセラー福島先生と学ぶ会」のPR。送られてきたたくみの会議事録アップ準備。高座、座布団が車に積めるように整理。環境政策課鍛治屋さんと車に積み込み。そして、自分は入船亭扇遊師匠をお迎えに岩倉へ。
会場の勤労センター大広間は140人ほどのお客様で満員。お膝送りが2回。我が小牧落語を聴く会でもこれほど入ってもらえれば、どんなに家計が楽か(笑)
扇遊師匠の「ちりとてちん」「井戸の茶碗」、エコライフ対談、ともに大受け。とても良いお客様。師匠の端正な芸に魅了された方も多いと確信。柴田さんと私の対談も合格点はもらえるのでは!「エゴライフからエコライフ、そして江戸ライフ」というキャッチフレーズができたことも満足。また、どこかでやってみたい企画の一つとなった。
夜、東京で仕事を抱える師匠を岩倉まで必死に送って1日終了。終わってみると身体が極端に疲れていることを自覚。栄養ドリンクを飲んで、今日は早めに寝る。
2003年01月24日(金) 今週視察三つ目
うっすらと積もった雪。道路は凍結状態。ひやりとしたシーンもあって、やっと学校に到着。何人かの職員から遅れるとの連絡。いつもより1時間も前に出たという職員は、到着したときにはヘトヘトといった感じ。ちょっとした雪でも影響力は大きい。
市P連役員会の案内文書作成。郵送依頼。いよいよ市P連もまとめの時期に。
1年数学。反比例2時間目。比例定数を変えて、グラフを予想させてみる。これがけっこう分かれておもしろい。話し合った後、greapsでさあっと確認。授業の密度を高めるのにgreapsは欠かせない。一緒に授業をやっているT先生に、子どもの発言に対して物わかりが良すぎることを指摘。子どもが「曲線」と発言しても、必ずしも自分が思っている曲線であるという保証はないと助言。
エドウェルさんに、グループマネジャーの機能追加のお願い。導入から3年以上経ち、さらに機能を増やしても使いこなせる自信が学校全体に生まれている。今回の機能追加も一職員のアイデア。一度入れた情報をとことん使い込むアイデアは、情報活用のよさを実感した証拠。
授業観察。1年数学、2年音楽観察。数学では、なかなか良い発言やつぶやきがあって、見入ってしまった。復唱法できちんと子どもの発言をとらえてはいるが、それを生かすつなぎ言葉に一工夫あるといい。音楽の授業は自分で決めた課題のレポートづくりの時間。だれも声を出さず、必死に取り組んでいる姿に正直びっくり。
以前、毎朝迎えに行っていた子ども。ここのところ、ずっと登校していたが昨日は欠席。夕刻、家に電話を入れた効果があったのか、今日は登校できて安心。帰りにわざわざ職員室に顔を見せに来た。格別うれしい出来事。
「習熟度別授業のどこが問題か」を読み終える。この本が世に広がり始めたら、習熟度別授業を取り入れている学校はどのように反論するのかと興味が湧く。データで習熟度別授業のよさを示すことができるのだろうか。
夜は名古屋で吉朝落語をたっぷり楽しむ。ますます磨きがかかった話芸にうっとり。笑いと感心の連続。明日の「落語から学ぶエコライフ」もお客様に大満足して帰っていただきたい。
2003年01月23日(木) 今週視察二つ目
講師さんの書類を整えて市教委へ。その後、指示があって一部書類差し替え再び市教委へ。ひとまず完了。
先日行った@発見島「船の速さを求めよう」の授業記録がメールで届く。実によくとらえられていて感心。了解を得てHPにアップ。子どもを育てていない部分がはっきりした授業。記録にも明確に示されていた。精進あるのみ
「新しい学校づくり事業」の報告書づくりを開始。締め切りまでに、まだまだ余裕あり。しかし、これはいつもの悪いパターン。あとちょっと、という段階でいつも気を緩めてしまう。気づくと締め切り直前で大慌てということがしばしば。
3年生保護者宛の集金調整の文書作成、印刷、配布。
1年生数学授業読みをする。2月末までの授業計画を決めた。1時間とも無駄にはできない詰まった日程。ワークシートを作り時間短縮を図ることを決める。
帰宅。校内LANの原稿が気になりつつ、昨日から読み始めた「志のみ持参」(上甲晃著)に手が伸びる。読了。松下政経塾13年の実践記録。「率先垂範」「一心不乱」「素志貫徹」「流汗悟道」「心力経営」「凡事徹底」など四文字熟語がやたら多い本。やり通す力のすごさを感じる。
岩波ブックレット「習熟度別指導の何が問題か」(佐藤学著)が届く。これも気になり読み始める。読めば読むほど「来年度の教育構想」の内容に自信が高まった。
「ネットワークを活用した職員会議」について原稿を書き始めるが、進まず。明日の雪が気になって外をみると真っ白。早めに起きることも考えて就寝。
2003年01月22日(水) 今週視察一つ目
3学期から学習が遅れている子どもの特別授業を実施。今日の1時間目は自分の担当。残念だが、子どもは欠席。次回に会えることを祈る。学校においでよ。よ〜く分かる授業をするから。
昨年初めて実施したPTA家庭教育学級「心の学習会」。今年も開催決定でチラシ作成、配布。1回が午後7時から午後8時30分までの3回連続講座。スクールカウンセラーの福島先生を講師に、「今、子どもが変だ 親子の対話を取り戻すために」という本の輪読会。昨年のように若い教師にも参加を呼びかけ、お母さん方と一緒に勉強したい。定員20名。さてどれほど集まっていただけるか、楽しみ。楽しみ。
講師さんの任用の書類作成。手慣れた仕事のはずだけど・・・、あれやこれやでかなりの時間。
4時間目は授業観察。英語と数学の授業。英語は黒板に残す情報について考えさせられた授業。そして、数学は子どもの思考と教師の展開にずれを感じ、授業者と廊下でちょっと論議。
午後は教頭研修会。勤務時間、旅費を中心とした講義。非常に明快な解説に目からうろこ状態。レッツノートでしっかり記録をとった。
帰宅。いつになくメールが多い日。先月20日のGC研究会に参加、実践記録を参考に、ご自身で取り組まれた先生からの報告メールあり。本当に元気が出てくる。お役に立てたという充実感。
2003年01月21日(火) 今日も上天気
1時間目1年数学。テスト返却後、昨日のコンピュータを使った授業の続き。船の速さと流される距離の関係から反比例を導入。昨日の子どもの発言の中に、すでに特徴を捉えている発言があったので、それを取り上げながら授業進行。今日は満足。
企画委員会で次年度の年間計画検討開始。授業日数が今年度より少なくなり、授業時間の確保する点、宿泊学習の実施日などが検討課題。
藤枝市学校経営委員会の皆さんが視察。1時から3時30分まで。今日は一人で対応。さすがにしゃべり疲れた。本校職員室で活用しているエディコムマネージャーに絶大の評価を受けた。そして単にIT活用だけでなく学校全体の取組について評価を受けたことがうれしい。
PTA広報委員会開催。編集方針の理解を得た。細かな修正で新聞も完成の目途が立つ。
教務・校務合同研修会での教育長の助言を聞き、教員研修のあり方について考える。教師力アップセミナーのほか、教材研究講座などの取組も始めてみようかという気持ちも起こった。
2003年01月20日(月) 職員会議の要項づくりで
学校に着くなり、さっそく「平成16年度小牧中学校の教育検討資料」の印刷開始。21ページの資料。これと1月7日に出した構想をもとに次年度の検討が始まる。
コンピュータ室にこもって4時間目の授業の教材研究。今日の授業のポイントをシャープに表現しようと考えているうちに「予想を確信にかえる展開での教師のかかわり」というフレーズが浮かぶ。「予想→見て分かる」から「予想→見て分からない→データを元に物申す」という展開も無理がない。気持ちがようやく高まる。
ビデオ撮りのためのマイクをつけ授業開始。前半15分は実に良い雰囲気。子どもの反応もよく、一番の山場も子どもたちの話し合いで進むと読む。ところが、第2場面に入ると、子どもたちの反応が重くなる。何が原因なのだろうかと考えながら、子どもたちの間を回る。よく見ると、データをメモして、そこから見つけ出そうという姿勢が見られない。コンピュータに働きかけているが、働きかけて得たデータをメモしないことには、確信を得ることはできない。「画面に表示されないのだから分からない」とあきらめてしまっている子どもに唖然とする。データをきちんとメモしていた子どもに板書を頼む。それを元に話し合いを進めると、一人の子どもがどのデータにも言えることを発見。これで課題は無事解決・・・。
大西さんをはじめ、授業を見ていただいた方々と授業検討。「子どもに十分に力をつけてやれていません」という自分の反省に、今日の授業展開を左右したポイントを明確に指摘していただいた。確かにその通りと頷くことばかりだった。分かったことをメモし、それらを組み合わせて新しい情報を作りだしていく力が欠乏している。なんとかつけていかねば!
「授業がシャープになっているから、問題点がはっきりするんだよ。いい授業でした」というコメント。悔しいのは確か。弁解がましいが、流れは完璧・・・とつぶやいても、子どもが重くてはね。とはいえ、授業はやっぱりおもしろい。
大阪から来校していただいたTさんと、作図ツールの活用について相談。ぜひ広げてくださいという思いを伝える。
職員会議。来年度の構想について、いろいろと出された意見を元に、この意見はどの部で取り上げ、今後検討していくかを整理。A判2枚にわたって意見をいただいたA先生には、正直、抽象的な意見が多いこともあって、じっくりと話を聞く。それに対して提案者として意見を述べ、今後の展開を確認。年度末反省の方法として本校の手法は実に良いと実感。自信あり。
2月1日の「ふれ愛ねっとフェスティバル」について担当者と相談。生徒指導の及川先生から各校の状況を聞く。驚く事実あり。
帰宅。中日新聞夕刊「からむニスト」に「落語から学ぶエコライフ」のことが紹介されていた。評論家のMさんに感謝。これでさらに人が増えるはず。こちらの内容にも自信あり。いい仕事をさせてもらっている。
2003年01月19日(日) ちょっと仕事日
2004年01月18日(日) |
構想に対する意見整理で思う |
昨日の教師力アップセミナーの深谷先生の講演をHPにまとめる。あの勢いのある講演の雰囲気が伝わるように心がけた。アップの依頼メールを送って2時間ほどで終了。
篠岡児童館の1月行事に落語出演。子どもばっかりだと思って出かけたが、半数は大人の合計60名ほど。こういうときほどやりにくいことはない。子どもにも大人にも受けようとして、失敗したことが何度かあるので、子ども対象の演出。それにしても一番小さい子どもは小学校1年、いや保育園?集中力がとぎれないように、とぎれないように必死。
さすがに寿限無は合唱ができるほど。でも噺は知らないので、まず、デフォルメ版寿限無。よく受けるが、時折、俺って、これでも47歳なんだよねって、我に返りそうな気持ちを抑えて、無事オチまで。
約束の30分までにまだ10分間あり。「ちょっと舞台に上がるかい?」と声をかけたのが失敗。譲り合って集中力が切れた子ども出現。さっそく「動物園」に入る。動物園にいきなり行ってしまうところから噺を始めたが、これがけっこうすっきりしていていいことを発見。新演出ができた。よく受けた。満足、満足。
学校に行き、明日の職員会議で提案する「教育構想」についての意見のまとめと協議事項の整理を始める。構想に対していれられた意見は150ほど。中にはかなりの数の反対がある項目もある。意見に対して、提案者として考えを示し、どの部で検討してもらうかを明記。特に現職教育は14年度の提案から振り返り、自分たちはどのように力をつけてきたかを振り返ってもらう資料を添付することにした。A4判で20ページほどの資料ができあがる。午後8時過ぎに帰宅。
明日はビデオ撮影の授業。東京ベネッセから2名来校の報も届く。構想への返答に神経を使いすぎ、気力低下。授業イメージを描きながら、気力を高めようとするが・・・。もう今日は考えない方がいいという結論。
2003年01月18日(土) 平成15年度の教育構想
雪がちらほら。今日は教師力アップセミナー。自分が外から多くの方を招く会を開くと雪が降り出す。雪男と陰で呼んでいる人もいるとか。
セミナー講師は東海市教育長の深谷孟延先生。38年間の授業実践などをまとめた「授業に魅入る」という書籍も発刊されている方だ。「鬼の孟延」という異名も持ってみえる教育長で、講演でもその鬼ぶりが十二分に伺えた。「自分の授業を録音して行き帰りの車の中で聴け。己の姿を鏡に映せ。」「子どもをとらえろ。授業中、自分は名刺大の紙をいつも持って、気づいたことはそれにさあっと書いた。」など、授業力を高めるために努力されたことや、行政職としての夢や苦しみなども語っていただけた。また、すばらしい教育長に出会えた。本市の副島教育長といい、一宮の馬場教育長といい、今、教育長がおもしろい。実にエネルギッシュ。
午後は「こまきみらい塾 落語の世界」の講師。30人定員のところ、応募が多く、35人の受講生まで認めたとのこと。定員オーバーの教養講座。うれしさいっぱい。幸せいっぱい。
講師の自己紹介から大受け。落語の基礎基本について、片岡さんが誠実な語り口で説明。桂文珍の「心中恋電脳」という新作落語鑑賞。橘右太治師匠宅訪問ビデオで「寄席文字」紹介という2時間の講義。第1回、満足して帰っていただけたはず。
終了後、喫茶店で反省会。次回の簡単な打ち合わせ。
帰宅。共著の「数学大好き2」が第3版になったというお知らせが届く。自分が関わった本が版を重ねる喜びも格別。
2003年01月17日(金) 中間テスト3日目
2004年01月16日(金) |
来年度の構想に対して |
朝、A先生から「来年度の構想について、用意されたネットの掲示板には量が多すぎて書けないので、こちらにまとめました」と意見をいただいた。行事をどうとらえていくのか、時間をどう使っていくのかなど、教育活動の根幹になる話し合いができる提案に心躍った。3学期の職員会議は、とりわけおもしろくなる!
年度末を控えて、会計面での整理を始める。「新しい学校づくり」関係の予算執行に目途がつき、今年の大きな仕事の一つが終了できそう。中間報告書、次期企画書もほぼ完成。2月のプレゼンに向けての資料づくりを残すのみ。特別非常勤講師の活動報告書も完了。いやあ、こうして「完了」と書くだけで気持ちは軽くなる。本当は先にやらないといけないことがあるのだけれど。
尾張小中学校PTA研究大会参加集約や駐車場の件で、各校へ連絡メールと文書配布。市P連事務局の仕事もあと3ヶ月ほど。無駄な仕事は省き、必要な仕事は極力短時間で済むようにしてきた。引き継ぎのときにかなりの仕事が増えると驚かされたが、これも段取り力しだいで、なんとかなると実感。
名古屋の八王子中から通知表についての視察。来年度はぜひ小牧中の形式で行いたいという強い希望を持っての来校。プレゼンにも力が入る。
夕刻から大西さんと諸々の相談。少人数授業のあり方についてのビデオ収録や教材論を中心とした研修を組んでみたいと提言。実現に向けて動くことを決意。
急遽、19日の授業でビデオ撮影することに決定。@発見島を使った授業。久しぶりにプレッシャーを感じる。ここのところ、どうしても力が入りすぎてしまうので、気楽に、気楽にと思っているが、せっかくの撮影だと思うとね、どうしても。
図書文化社「指導と評価」で2回分のコラム執筆依頼を受ける。こうして自分はチャンスをいただける、考える機会をいただける。実にありがたいこと。感謝。
明日の教師力アップセミナーの折りに、自分の授業ビデオをお渡しする約束を思い出す。「授業を見てみたい」という声をいただけるのも、本当に励みになる。皆さんに育てていただいている自分をしみじみ感じる。
2003年01月16日(木) 中間テスト2日目
2004年01月15日(木) |
ようやくPTA新聞構成終わり |
7日に提案した来年度の構想についての意見が少ない。 それだけ固まってきているとは思っているが、まだ目を通していない先生もあるのではと思い、朝の打ち合わせで「提案した現職教育案が実施できれば、これも日本で初の学校になります。何も意見がなければ実施します」と一言、確認をする。
ここのところ、ずっと取り組んでいたPTA新聞の構成が終わった。 他の委員会に比べると、広報委員会はかなり負担があるのでは?という意見から、会議の回数を減らすこと、簡易的な構成にすること、業者さんにお願いせず、校内で構成・印刷まですることなどを決めた。 このすべてクリアができたわけだが、それだけ自分にかなりの負担がきてしまった(泣) 改革1号目と違い、今回はだれもができるPTA新聞に変身させた。来週の広報委員会での意見が楽しみ。
ベネッセ総研から取材を受ける。 9日の我が職員の@発見島を使った授業を元にした「授業づくり」について。ライターから授業者にあれこれと質問が飛ぶ。授業者にとっては、とても良い研修。
NHK教育テレビ「GOGOボランティア]HPの原稿依頼を受ける。「注文ボランティア」をさらに広げる良い機会。
金沢市の鳴和中学校が我が校と同様の通知ファイル形式だと知った。我が校を視察して、さっそく取り入れられたようだ。ものすごく多くの視察があるが、感心して帰られた後の学校の変化をぜひとも聞いてみたい。 こうした動きがある学校を知ると本当にうれしい。
2003年01月15日(水) 中間テスト1日目
2004年01月14日(水) |
1億円の経費が浮いた? |
PTA新聞の構成に必死の1日。とはいえ、電話応対をはじめ、諸々の対応があって思うように進まず。
市役所主催の「落語から学ぶエコライフ」のいよいよツメ。市役所のお仕事ということもあって、勤務時間中に段取りをさせてもらう。東京から来演の扇遊師匠と電話打ち合わせ。10時からは対談者の柴田智子さんと打ち合わせ。柴田さんから対談の進行表の提示を受ける。さあっと流れを見ただけでも、間違いなく、皆さんに興味深い話題が提供できると確信。24日が実に楽しみになってきた。師匠の「ちりとてちん」「井戸の茶碗」も聞き応え十分。これが無料というのだからすごい!出演者の一人として自信を持ってお勧めできるイベントとなった。たくさんの方に来てほしい。
応時中で研究授業を見てきた神戸先生からその様子を聞く。指導案も見せてもらう。授業者はこれが自分の授業です!という気持ちを持って臨めたのかと勝手に想像する。
生徒指導問題発生。該当学年に動いてもらう。自分も生徒に話をさせてもらう。親の気持ちを精いっぱい伝える。
夜はエコネット運営委員会に出席。自分が中心となるイベントが二つもあっては欠席するわけにはいかない。「落語から学ぶエコライフ」「子どもと大人の環境会議」について協議をしてもらう。
会議の中で、分別収集によってゴミが減量となり、処理するための費用が1億円浮いたという話を聞く。焼却炉も稼働率が1億円分減ったわけで、炉の傷みもそれだけ防げたというわけだ。
エコネットの昨年度のテーマが「分別」。では今年は?という投げかけに「分別のある大人を育てましょう」と返す。これは受けた!満足。
帰宅してPTA新聞編集。校内LANの原稿について考える。
2003年01月14日(火) 今日もいい天気
明日は大冷えとの予報。徐々に冷え込みが激しくなってきた感じ。
1時限目1年数学。テスト前のため比例のグラフの復習。中心に進めてもらったT先生に、発問の曖昧だった点をメモして渡す。子どもに考えさせようという姿勢はいい。ところが考えさせる指示がどうも不明確。もう少しシャープになると良いと助言。これはだれにでもあることで、すべての発問が完璧というのはなかなか。やや曖昧でもその場の流れで十二分に理解できることも、もちろんある。日常会話がその最たるもの。そういえば、森光子さんが千七百回も上演している「放浪記」でせりふ回しが完璧にできたのは1回しかないと言っていた。授業での発問も同じ。臨機応変ということが加わるから、授業の方がもっと難しいか・・・。
市の環境政策課と「落語から学ぶエコライフ」の打ち合わせ。扇遊師匠への確認事項をまとめて連絡。これでほぼ準備完了。あとは明日の対談の打ち合わせだけ。
全クラスの授業をさあっと見る。テスト前のため、ほとんどはテスト勉強やポイント指導。テスト勉強が集中してできる雰囲気のクラスを見て回る。
1年数学で変化の割合を指導している場面を見る。「xがこっちにくると、どうなる?」と聞く教師。聞いている意図は分かるが、それにしても答えにくい発問。「xがこっちにくるって、どういうこと?」とつっこむ子どもがいてもいいよなあ。
帰宅して、昨日できなかったDVDのダビングに再挑戦。マニュアルを再度読み直してみて、一つ見落としていた点を発見。ようやくできた。これで昨日撮った貴重な寄席文字訪問記のデータ保管もOK。
ずっと気になっていたPTA新聞の入力開始。委員長さんの原案を元になんとか・・・と思ったが、とてもできない。何度も何度も挑戦したが、やはりこれは無理。断念。自校編集、印刷に切り替えるときに確認した時点に戻り、凝らない、簡易的な構成にして、最初から入力を始める。これならできそうだ!ここまでで集中力がとぎれ、明日の仕事に回す。
桂千朝師匠から手紙が届く。暮れに大阪に行けなかったお詫びと、友人が聞いた千朝落語の感想を送った返信。千朝落語を完成させたいという意欲的な手紙。思わず、こっちも力が入った!いいものを見て横になる。
2003年01月13日(月) 読書
2004年01月12日(月) |
寄席文字の右太治師匠と会う |
ふっと目を覚ます。あれもこれもやっていないと焦り始める。
起きて、すぐに「こまきみらい塾」のテキストづくり。内容は確定しているので項目だけ並べて一気に仕上げ。まなび創造館へメールで提出。一つでも仕上がると気持ちは軽くなる。
小牧落語世話人の柴田さん、片岡さんとで、蒲郡在住の橘右太治師匠宅へ。来週から始まる「こまきみらい塾 落語の世界」での講義ネタ取材のためだ。DVDビデオレコーダーを先輩から借りての自宅訪問。
「では、仕事場へ」と案内をされて一歩踏み込んだ途端、そこはまさに寄席の世界。目に入ってくるものは、あの寄席文字ばかり。「では、一つ書いてみましょうか」とさあっと寿の文字。これがたまらなくいい。プロの仕事の手際と仕上げのよさ。大師匠、右近を語られた時には、師匠への深い深い尊敬の念ががひしひしと伝わってきた。「師匠がなくなったときの涙は、父親が亡くなったときの涙と比べられないほど。おかしいと思うかもしれないが、弟子の師匠への思いはそういうものです。」と。こういった話など、実にいい話をたくさん聞いた。本物はやはりすごい!
夕刻から始まった今年二十歳の卒業生の会へ出席。中座して、通夜に参列。
帰宅して、撮影してきたDVD編集。小牧落語を聴く会HP更新。いくつかのメール処理など。
2003年01月12日(日) 今日は教師力アップの整理
2004年01月11日(日) |
あなたの話はなぜ通じないのか |
朝、スケジュール表を見たら、丸善とメモあり。そうそう、今日は「権太楼落語会」が名古屋丸善である日と思い出す。
朝の仕事は「子どもと大人の環境会議」の詳細案作り。一応完成。話し合いの進行は自分。300人を対象に環境の授業をやる気分。腹は決まった!
丸善落語会へ。満員御礼の大盛況。権太楼落語をたっぷり楽しみ、買い物もして帰宅。
行き帰りの電車の中+αで、「あなたの話はなぜ通じないのか」(山田ズーニー著)を読了。実に分かりやすく納得できた1冊。話し方スキル本として、かなり質の高い本だと思った。読んで良かった1冊。
スクール55ネット掲載の和田さんの次のコラム原稿が届く。感想&意見を添えて返送。更新を楽しみに待っている人も多いはず。
夕刻から、昨日読んだ本を生かして、さあ、あれもこれもすぐにやろう!と思うのだが、それがなかなか。権太楼落語の感想をまとめるのが精神的には精いっぱい。お尻に火がついている仕事もあるんだけど・・・。
ちょっと気を取り直して、明日、こまきみらい塾での講義ネタ取材活動のために借りたDVDビデオカメラの操作方法の確認。ここまで機材は進んでいるのかとあらためて感心。しかし、最近はマニュアルを読むのもおっくうになった。これって新しいものに向かっていくエネルギーの衰え?
2003年01月11日(土) 堀田先生に学ぶ
2004年01月10日(土) |
大瀬校長いのちの授業 |
連休初日。昨日の疲れがとれていない。年だねえ。
『「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく』(金児昭著)を読み終える。そのとおり、すぐにやればいいはずとはよく分かっているけど・・・、これがなかなか。
中日新聞朝刊に。「小牧市、中学校に非常勤講師を配置」という記事が掲載される。その記事から私のHPにたどり着いたという名古屋の方からメールが届く。私の実践に感激したとのこと。ネットのすごさをひしひしと感じる。
一宮のI先生から佐藤学さんの資料を送っていただく。授業を変えるための実に具体的な助言集。一気読み。昨日の若い教師にもぜひ読ませたい資料。
1月3日にご逝去された浜之郷小の大瀬校長のCD「いのちの授業」を見る。どの子どもの名前もちゃんと覚えていて、子どもを包み込むようなやさしいまなざしで、しっかりと子どもの話を聞く姿勢。大瀬校長が本で書かれていた授業づくりとオーバーラップ。
3月14日の「子どもと大人の環境会議」の詳細案を作り始める。小中の発表と会場の大人とのコミュニケーションをどう生み出すか悩む。
3月13日東京で開くフォーラムの打ち合わせメールで、当日のイメージを自分なりに固める。これまでにないプレゼンになりそう。
NHKスペシャルで「自治体破綻を回避せよ!」を見る。教育界でも必要な視点がいっぱいあった。
いつの間にか寝入ってしまって、今日も撃沈。
2003年01月10日(金) 目がおかしいぞ
月1回のPTA・職員合同登校指導日。3カ所を回る。山北橋に行ったら、7−9規制で通れない道路に入ってきた車に注意した人が運転手と口論の最中。巻き込まれそうな予感がしたら、ズバリ的中。「先生、標識の意味をこの人にきちんと説明してやって!」とふられてしまった。いやあ、教師は辛い。
今日は1時限目2年数学研究授業、2時間目研究協議、3時間目1年数学研究授業、4時間目1年理科研究授業、そして午後は3,4時限目の研究協議後、視察のみなさん(南安曇郡情報研究会15名+ベネッセ)へ職員室グループウエアの活用を話す。朝の打ち合わせ以後、4時過ぎまで職員室はもどらずという状態だった。
3つの研究授業を通して一番強く感じたことは、教室内でのコミュニケーションについて。「子どもが話せば授業になる」わけだが、その話す状態にもっていく教師の姿勢やかかわり方がいかに大切であるかと言うこと。二人の数学教師については、自分とTT形式で授業もしているわけで、先輩として見本となり得ているのか、正直いささか自信を失った。
参観者からいろいろな意見をもらい授業者も大いに参考になったことと思う。その中で「子どもを本気で学びたいという気持ちにさせるべきなのに、授業の冒頭の教師の言葉はいかがなものだろうか?」という指摘があった。けっしていい加減に授業に臨んだわけではないが、教師の身体全体から放つ「さあ、みんなで学ぶぞ」というエネルギーが感じられなかったということだ。肝に銘じておきたい。
ある授業者が思い通りに授業が進まず、授業を延長したこともあって、わざわざ子どもたちに謝りにいったとのこと。こういう子どもを大切にする気持ちはだれもが持ち続けたい。今回学んだことを整理し、次に生かすことが、なりより子どものためになることも忘れないで欲しい。いずれにしても若い教師の授業だからこそ、管理職として教えられることも多く、良い学びをさせてもらった。ありがたい。
午後のコンピュータ活用の説明は、いつものように神戸さんとの共同プレゼン。初めにリクエストを聞き、できるだけそれに応えることができるように努めた。今回は2時間弱。一緒に聞いていただいた大西さんから、二人の説明にさらに無駄がなくなり、シャープになったとお褒めの言葉をもらった。
夕刻から授業者と神戸さんと食事会。今日は散々授業について話したので、もうけっこうとも思ったが、出てくる話題はやはり今日の授業の話題。授業者はここ数日は今日の授業シーンをふっと思い出すに違いない。自分も何度も何度も経験してきたこと。
再度学校に戻り、まったく日常的な仕事ができていなかったので、その処理。帰宅。身体がめちゃくちゃ疲れていることを自覚。本に目を通していても頭に入ってこない。いつの間にか撃沈。
2003年01月09日(木) カウンセリングを学ぶ会の反応
2004年01月08日(木) |
早いもので、もう卒業式の検討 |
企画委員会の議題は、卒業式と第3回学校公開について。 卒業式は昨年度の形式を踏襲した合唱を主体に。すでに歌の練習は始まっている。学校公開は新メニュー導入。各主任が平成15年度の教育を語る(子どもの姿を中心として)。一人5分という制限がついた超ミニ講演集。3学期末までの学校運営を確認して、40分ほどで企画終了。
明日の研究授業と同じ場面に取り組んでいる冨田先生の授業を5分ほど参観。あらかじめ用意されたワークシートを見て、「えっ、昨日、そんな話し合いをしたっけ?」という気持ち。授業後、ちょっとコメントをして、もう少し、自分の教材イメージを伝えるべきだと感じて、自分の思いを一気に手書き。やはり書いてみるとより見えてくる授業。
数学科で来年度から取り組む「小牧中版家庭学習」の検討会。自ら創りだしていこうという気持ちが大切。自分たちの思いを大切にしようと話す。これまでの概念にとらわれず、子どものために、よりよいものを作り出すのだという気力を持ち続けたい。
再度、明日の授業検討。授業について考えている時間がやはり一番楽しい。まさに明日、自分が研究授業をやる気分。コンピュータ室では明日の授業者3人が準備に余念がない。準備しすぎるな、子どもの力を信じなよ!
文芸誌「駒来」のエッセイに我々の「小牧落語を聴く会」を取り上げていただいているのを発見。見慣れた文字は、ぺらぺらとめくっているだけで飛び込んでくるのが不思議。
帰宅。一宮のI先生から浜之郷小の資料が届いていた。このI先生には、折に触れて、こうして良い資料をいただいている。自分がちょっと話題にしたことを心にとめていただき、数日後にこのような資料がありましたと、手元に送っていただける。見習わねばと思いながら、自分にはなかなかできないこと。送ることならできるが、その前に勉強量が違う。
2003年01月08日(水) どこにあっても等しい証明
第3学期始業式。式辞や生徒指導講話が体育館に染み渡る。いつものように落ち着いたスタート。
いつものように文書受理、処理、メール・電話応対、諸連絡などが始まった。テスト問題検討。「授業のめあて」との連動を図ると、どうしても問題数が多くなる傾向あり。再調整の必要ありと助言。
打ち合わせで来年度の構想を書いた思いを語る。思わず力が入る。教育活動の中での無理、無駄の指摘もほしい。新たな提案もほしい。マンネリ化はさけたい。保護者の立場で読んでみるとどうか。自ら変わろうと思わないと変わらないなど、一気に話す。
神戸先生の「患者だけを見て、その家族に心及ばない医師&ケアマネジャー」の話は実に参考になった。我々教師も同じこと。肝に銘じたい。
愛知ふれ愛ねっとフェスティバルの具体的な相談。伊本さんからの提案を受けて、その具現化について話し合う。2月1日は校長以下、職員5名。生徒は7名ほどで出かけることを決定。
午後6時ごろから、9日の授業検討会開始。長丁場になる予感。
予想通り。3時間ほどの検討会。もっとも3つの授業検討なので、それくらいはしかたがない。授業の核の部分を中心に、子どものどんな姿を思い描いて授業をするのか、これだけは実現したいというものは何かを中心に検討。「一番理解させたいことを教師が言うのが講義。それを子どもに気づかせ発表させるのが授業」など自分の授業観もいっぱい話せて、本当におもしろい時間になった。検討に区切りをつけたとき、思わず「これだけで学校に来た甲斐があった」と口から出てしまった。やっぱり授業はおもしろい!
帰宅したら、年末にネットで注文した本が7冊届いていた。DVD第2期米朝全集10巻も!『「すぐやる人」になれば仕事はぜんぶうまくいく』(金児昭著)を読み始める。
2003年01月07日(火) 第3学期始業式
2004年01月06日(火) |
平成16年度の教育構想 |
校長先生から昨日渡した「教育構想」について指導を受ける。訂正、加筆後、再構成に入る。最終的には、学校の教育目標をはじめとして、52項目について保護者に語りかける文章=教育構想となった。
特に「新しい学校づくり事業」として、小牧市に提案する「小牧中版家庭学習システム」と来年度の「現職教育構想」については資料を加えて、印刷、綴じ。A5判で52ページとなる構想案となった。もっとも昨年度のものがベースになっているので、新しい項目がそれほど増えたわけではない。この時期に職員が読むと、むしろ今年度中にやっておかなくては!と思うこともいくつかあると思う。動きが出てくるとありがたい。
浜之郷小の授業研究日を調べると、1月29日にいけそうな目途がたった。さっそく了解を得て、参加申し込みをファックスで送付。若い教師とともに終日学んでくることにする。
例年、教育構想についての意見は、簡易ネット掲示板に書き込んでもらっていたが、今年は職員室グループウエアに入力してもらうことにする。その設定に小1時間かかる。
1月9日に数学、理科の若い教師3人が@発見島を使っての研究授業。その相談をちょっと。9日は南安曇郡から15名、制作のベネッセから8名ほどの参観があり、にぎやかな研究授業となる。景気づけに浜之郷小の新任教師の授業記録を渡す。景気づけにならないか・・・。プレッシャーだよね、という声。
今年初の牧中メール発信。各担任の学級経営案2学期の反省を読む。どの教師も前向きに取り組み、学級のあゆみ、個々の成長をきちんととらえている。本当に良い職員集団。明日から新学期、心新たにさせてもらえた。
2003年01月06日(月) 初日は雪
2004年01月05日(月) |
あいちふれあいネットフェスティバル? |
正式には今日から仕事始め。昨夜できた「平成16年度小牧中学校の教育」の原稿を印刷して、校長、教務、校務に渡す。これで明日再度訂正し、7日に職員に提示できる。
愛知県勤労会館への出張。2月1日の「愛知県ふれ愛ネットフェスティバル」の打合会。県内15のボランティア団体が一同に会して活動紹介などをする初のイベント。ぜひ注文ボランティアの実践紹介をと依頼を受けて、我が校が参加することになった。中学校は1校だけ。名誉なことである。
代理出席の身であったが、説明を聞いているうち、様々な疑問が出てきて、ついつい発言してしまった。「会の名称と内容が一致していないように思う。今回のイベントの目的が推測しにくい」「主催者として、この会にどのような方が参加してもらいたいと考えているのかお聞かせいただきたい。発表は相手があってのこと。どんな人がみえるのか分からない状態で内容は決めにくい」など。想定は20〜30代のボランティア精神あふれる若者、350人とのこと。本当に集まるんやろうか???小牧落語などで人集めに苦労しているので、ついつい心配になってしまう。
昨夜インターネットで注文した「学校を変える」(浜之郷小校長 大瀬敏昭著者代表)がもう届いた。さっそく読み始める。浜之郷小5年間の授業改革の生々しい記録、一気読みができた。大瀬校長の話も聞いてみたいと思った時に、メールで「大瀬校長逝去」の知らせが届く。なんとも言えない気持ちに。ご冥福を祈る。
「平成16年度小牧中学校の教育」をあらためて読んでみる。あちこちで文章の練り直しが必要なことに気づく。荒削りのまま渡してしまったことを後悔。再度手を入れる。
2003年01月05日(日) 授業力アップ志水塾2日目
明日には校長先生に「来年度の教育構想」を見てもらわないと、7日に職員に提案できないことに気づき、今日は構想書きに専念する。
昨年度のものに単語だけを並べておいた箇所を文章化する。特に重点をおいて書いたのは、学習指導と教員の力量向上について。自分たちの力量向上の方法までを保護者に知らせる必要があるのか、という意見が出てくることを十分想定しながら書き込んでみた。とりあえず完成。ただ、冊子にするまでに数回の職員会議で検討。どこまで原型をとどめるか。楽しむことにする。
エコネットのサイトに「落語から学ぶエコライフ」のPRページがアップされた。今年最初の学校外の企画。対談者の一人として出演。ああ楽しみ、楽しみ。ぜひ成功させたい。
雑誌から浜之郷の流れを汲む「茅ヶ崎市立緑が浜小学校」の実践を知る。ここの校長先生の改革へのバイタリティもすごい。志水廣先生から今日届いたメールマガジンとオーバーラップ。ちょっとその部分をコピーしておく。
*** 私(志水先生)が,「校長先生方に話すこともあります。どうして,校長先生って保守的なんでしょうね」と話したら,小林校長は「その通りです。多くの校長は,前と同じことをすることに努めるのです。進歩がないね」と言っていた。私は,「子どもだって成長するのです。どうして校長も学校も成長しないのですかね」と言った。小林校長は「全く,同じことばがりしていていいの?」と回りの校長先生に話すそうだ。万物は成長する。成長しない人,組織は滅びるは社会の根本的な原理である。成長する人はわくわくして前向きに生きる。成長しない人は不平不満,心配,妬みなどの感情に縛られる。だから愚痴っぽい。どちらを選んでも同じ人生である。 ***
そういえば、GC研究会の懇親会で「出る杭は打たれるでしょ」と心配してくれた方があった。打たれるたびに強くなれることを助言したことを思い出した。
2003年01月04日(土) 授業力アップ志水塾1日目
2004年01月03日(土) |
東京での公立校の評価 |
正月に戻ってきた東京在住の弟から、東京での公立校の一般的な評価について話を聞く。弟の得ている情報もごくわずかであろうから、それがすべてだとは思わないが、あまりにも信頼度が低いことにあらためて驚いた。地域は違うが公立校に勤めている自分。弟は自分の仕事をどのように見ているのか・・・。
私立小学校入学をめざして、小さい頃から受験準備が始まるという。会社でも家の周りでも公立よりは私立という雰囲気があるとのこと。どんな塾に入っているかも一つのステータスになるという。また、受験のために、例えば、春や秋の七草がすらすらと言えるように訓練しておくことも必要とのこと。子どもがどれだけ季節感をもっているか試すための設問に、実際に七草を問うものがあったりするそうだ。見たことも手で触れたことがないような草花の名を、7歳にならない子どもがすらすら言えることがどれだけ大切なことか。
来年度の教育構想書きの続き。弟との会話のせいか、どうも文章が、昨年度より、過激に、過激になってしまう。エンジンのかかりが悪く、午前2時ごろにようやく絶好調になったが、生活のリズムが崩れるのが心配になって就寝。
2004年01月02日(金) |
いよいよ構想執筆開始 |
新年二日目午前中は掃除。落ち着いたところで、佐藤学著「授業を創る 学びが変わる 教師たちの挑戦」を読み始める。
記憶しておきたいフレーズがいくつかあった。 ■「いい授業」を求める教師は「いい発言」をつないで授業を組織しようとするが、その途端、子どもの思考は「いいもの」と「よくないもの」にふり分けられてしまう。教師の責任は「いい授業」をすることにあるのではない。すべての子どもの学ぶ権利を実現し、その学びを最大限に高めることにある。 どの子どもの思考やつまずきも素晴らしいと受け止めること、そして、一人ひとりのつぶやきや沈黙に耳を傾けることこそが、授業の立脚点である。だから、創造的な教師の身体はいつも子どもの多様性と教材の発展性に開かれている。 ■「同僚性」の構築において重要なことは、それぞれの教師の教育観や授業の方式の多様性を尊重し合うことである。 ■授業を創造する教師の力量において、専門的な知識や授業の経験はその3割にすぎない。残りの7割は、子ども一人ひとりの思考や感情をどれだけ尊重し、一人ひとりの子どもの隠れた可能性をどれだけ引き出せるかにある。
佐藤学さんのホームグランド「浜之郷小学校」の学校改革を再度追ってみようという気持ちになった。
平成16年度小牧中学校の教育構想を書き始める。すでに今年度版でかなり詳しく書いているので、来年度の重点を短いフレーズにして、書き加えていく作業から始めた。5日には提案できる形までにもっていきたい。7日には職員に印刷配布し、構想審議を始める。
2004年01月01日(木) |
福笑師匠の落語論に酔う |
正月早々から、福笑、吉朝、雀松、染二(いずれも小牧落語で来演)落語を聞けるのならと、大阪一心寺亭へ出かける。さすがに満員。元旦から上方落語にたっぷり浸れるこの幸せ。この気持ちはなかなかワカランだろうなあ(帰宅後、落語鑑賞メモを書きアップ)
終了後、楽屋にあいさつに行ったら、福笑師匠の楽屋独演会の最中。雀松師匠や評論家M夫婦、お弟子さんたちと、1時間の福笑落語論を味わう。福笑落語の根幹はその噺で描かれるべき人間の業をしっかりとらえて表現することにあり!と学ぶ。だから噺の中で人物が生き生きしているのだと再認。そうそう、師匠の落語論を一番真剣なまなざしで聴いていた笑福亭たまさん、印象的でした。
大阪への行き帰り+αの時間で「解剖学個人授業」(養老孟司、南伸坊著)「開かれた学びへの出発」(市川伸一著)を読む。今年1番の読書は・・・と迷いながら手にした2冊。
解剖学に無限や落語の話が出てくるとは思わなかった。カール・ポーパーの世界1=外界,世界2=意識,世界3=表現に分ける考え方には、なるほどと思った。
市川さんの本では「学びの文脈の明確化」「教育とは個々の子どもの『なりたい自己』と『なれる自己』を広げる営み」「自己学習力と市民生活を営む力を育てること」が印象に残った。注文ボランティアは立派な市民活動で、市川さんの言う提言に合致している活動だと思った。
年賀状の整理。いくつかのメール処理。あったかい元日が過ぎた。
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