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2015年08月21日(金) |
【体験記】眼科、白内障手術は痛くも痒くも怖くもありません。 |
◆眼科の「白内障」ですからね?
冒頭から、しつこくてすみません。
これまでの経験から、人間は他人のことには大して興味がないことがわかっているので。
眼科・白内障とわざわざ書いたのは、白内障とだけかくと、きっと「白血病」と
いう、「風説が流布」されると思ったからです。
眼科の似たような名前の「緑内障」という病気は視野が狭くなり、失った視野は
回復しないが、症状の進行を防ぐことは出来る。
また網膜の病気も色々難しいらしいのです。これは私は専門家ではないから、
知ったかぶりはやめて、敢えて「らしいのです」にします。
◆白内障手術を一昨日(8月19日)に受けました。本当に簡単です。順調に回復してます。
白内障というのは、目のレンズに相当する水晶体が白濁するもので、
「白濁」自体は加齢と共に大抵の人に、程度の差こそあれ、起きるそうです。
それでも視力・視野に問題がなければ、別に何もしなくて良い。
私の場合は、見えにくいから手術して下さいと、頼んだのです。
私は、若い頃は両眼、裸眼1.5でしたが、40代後半から老眼(遠視)になりました。
そのままでは、近くが見えにくくて不便なので、さっさと諦めて老眼鏡を作って貰いました。
老眼は年を取ると度が進みますから
何年か毎に作り直す(レンズをオーダーメイドする)のが普通です。
昨年、その老眼鏡を作りなおそうと、いつものメガネ屋さんに行って視力を測定したら、
左右差がありすぎると言われました。左眼の方が見えにくく乱視もある。その程度も強い。
万が一、網膜の病気だったりすると最悪失明しますから、という親切心でしょう。
メガネ屋さんに眼科受診を勧められました。それは勤め先の近く(即ちそのメガネ屋さんの近所)
にある神田の眼科です。
白内障は最もありふれた眼科疾患のひとつなのでしょう。どこの開業医のサイトを見ても
説明が載っているし、検査もすぐにできます。
それはさておき、私の結果は
「白内障の気(け)はあるが、まだオペ(手術)適応ではない」
というものでした。そして、普通は白内障はオペ適応にまで症状が進むまで何年もかかるから
数ヶ月に1度眼科に見て貰えばよいでしょう、とのアドヴァイスを頂きました。
◆一応オペ適応基準の視力があるのですが・・・。
普通第一種運転免許更新時に矯正視力が0.7未満になると、更新出来ないので
それはオペ適応なのですが、実際には、さほど単純でも、
杓子定規に手術適応か否かを決めるのではありません。
私の場合、左眼だけ、後で検査して分かったのですが、水晶体の奥(後)側の真ん中辺りが白濁したので、
白濁の程度は大した事がないけれども左眼の視力だけが矯正しても極端に落ちていたのです。
パソコンのディスプレーを、勿論、今も見ながら、キーボードを叩いていますが、
50センチぐらい離れたところで、右眼だけならメガネをかければ全部読めましたが
今年の春ぐらいからでしょうか。左眼だけでは、全ての文字がぼやけるのです。
つまり全体として、生活等に不自由はないのですが、実際は右眼で殆どを見ていたということになります。
これで、右眼にゴミが入ったら、何も見えなくなるはずで、運転なんか危ないですから、
近所の眼科の先生に頼んで、手術をして頂きました。
◆手術の日程など決まれば、面倒はありません。
一応、採血して、全身状態に異常が無いか、みたりしますが、
それ以外は、特に。今週の水曜日19日が手術でしたが、
その4日前、8月15日(土)から、1日4回、朝・昼・晩・寝る前に抗生物質を含む目薬をさします。
これは術野を出来るだけ滅菌するためです。手術そのものよりも、傷口からの細菌感染の方が恐いぐらい
だそうです。
抗生剤含有点眼薬は手術前日まで。
当日は手術の3時間半前から2種類の散瞳点眼剤(瞳孔を拡げるくすり)を30分毎にさします。
そして手術時間の30分前ぐらいに眼科に到着します。
◆白内障オペの動画をYouTubeでみるとグロテスクですが、患者本人は何ともありません。
眼科医院に到着すると、十分に瞳孔が拡大しているかを見られて、それから手術までの間に何度か、
点眼薬をさされます。
YouTubeを「白内障手術」で検索すると約3,700件もヒットします。一見ちょっと気持ちが悪いのは、
術野を確保するために鉗子かなんかで、目を大きく拡げて固定しているからでしょうが、あれは、
患者は何ともありません。
水晶体の入っている水晶体嚢(のう)という薄い袋を3ミリぐらい切るので、その前に、
白目に注射を打って局部麻酔をかけます。強いてちょこっと痛みを感じるとしたらそのときでしょうが、
全然大した痛みではありません。怖がって頭部を動かしたりする方が危険です。
また、15分ぐらいの手術の間、目を開きっぱなしですが、
耐えず、生理食塩水かなんかしりませんが、水が流れているから、
まばたきしたくなることもありません。
動画サイトで「白内障手術の様子」を見ると、
「目の中に管を入れられたりして怖くないのか」
と、それが恐ろしげですが、手術をされている最中は、患者は近すぎて何をしてるか分からない。
どこをどのように処理されているか分からないから、恐怖心はありません。
気を付けるとすれば、繰り返しますが、何しろ細かい手術ですから、
身体は勿論、目も動かさないこと。術中に例えば咳き込みそうになったりくしゃみがでそうになったら、
普通に口は利けるから、早めにドクターかナースにその旨を知らせることです。そうすれば、一時オペを中断できます。
動画や、眼科医院のサイトで手順を説明しているWEBは無数にあります。どれも同じですから詳しくはそちらを。
とにかく濁った水晶体を細い管で吸い出して、その後に、人工レンズを入れます。
入れた瞬間、私は手術室で自分を真上から照らしていた照明器具の細部まではっきりと見えたので、
感動しました。先生に
「今、レンズを入れたのですか?」
と伺ったら、先生が「はい」と。そこで、私が、
「急に照明器具がはっきりと見えるようになったんです」
と言ったら、先生も、おおそれは良かった、と嬉しそうでした。
尤も、全員が私と同じではなく、人工レンズが馴染んで焦点が合うようになるまでに何日かを要する
ということもあるそうです。それは手術の上手・下手ではなく、各患者目の状態の違いとか個体差だと思います。
その日は目にぶ厚い眼帯を貼り付けて、15分ぐらい休んだら歩いて帰ることができます。
◆手術の翌日には眼帯を取れます。
勿論、術後の経過次第ですけど、大抵はそんなに大問題は白内障手術の間に発生しないのです。
私は、前述の通り、一昨日19日の午後3時にオペを受けて、帰宅し、
翌日、朝9時に眼帯を取り、感染などしていないかどうかドクターが診ますから、その後視力を
測定したら、いきなり左眼の矯正視力が1.2まで回復しました。両眼1.2でバランスがよくなったため、でしょう。
視力1.2という検査の数字以上に物が見えやすくなりました。
自分が、とにかく見えにくいと思ったら、さほど白濁が進行していなくても
眼科のドクターに相談して見ることをおすすめします。
その他詳しい事、一般的なことはネットで検索できますが、
専らドクター側からの説明で、手術を受けた患者の手記はネット上で発見し難いので、
専門的見地からは、不正確な記述があるかもしれませんが、それは大目に見て頂きたいのです。
要するに私は、
白内障の手術は痛くも、痒くも、怖くもありません。視力が回復すると気分が良いです。
と、申し上げたいのです。目の手術。目に麻酔注射をして目にメスを入れるというだけで
素人は怖がってしまうと思うのです。しかし、そんなの怖がって見えにくいのを我慢していると、
損ですよ。と、それが、結論です。
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