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2004年08月21日(土) |
「衆参175人外遊ラッシュ バカンスで相手不在でも」 イラクへは誰も行かないのだね。 |
◆記事:「衆参175人外遊ラッシュ バカンスで相手不在でも」
国会議員の夏の海外視察ラッシュがお盆明けから始まる。「公費による物見遊山」との批判がつきまとうが、すでに出発した分を含め、衆院は19班約100人、参院は15班約75人を送り出す。04年度の海外視察予算は衆院約3億3000万円、参院約2億円。計5億3000万円の大半が夏に費やされる。
衆院議員の視察は、総選挙を秋に控えていた昨年より増え、行き先は欧州に集中している。ただ、バカンスのさなかということもあり、訪問国は決まっても面会相手が決まらないケースも。
郵政事業などの調査のため独仏を訪れる総務委員会の一行は、フランスの郵政公社ラ・ポストの視察を希望したが、職員が夏休み中で所管省庁の訪問にとどまりそうだ。
国土交通委員会は7月にイタリアで高速道路事業を視察したが、「道路公団民営化法が成立してから行っても……」(同委関係者)と身内からも意義を疑問視する声も漏れている。
一方、参院は独自性をアピールしようと、政府の途上国援助(ODA)調査を目玉に据えた。(1)中国、フィリピン(2)タイ、インドネシア(3)メキシコ、ブラジルの3班に分かれて事業の効果などを調べ、参院が重視する決算審査に反映させたい考えだ。
また、自民、民主、公明3党の国対委員長らは22日から10日間、イタリア、トルコを訪れる。欧州における憲法改正の実情調査が目的だが、与野党の国対委員長の「呉越同舟」は00年以来4年ぶり。民主党の川端達夫国対委員長は「与野党なれ合い」との批判に「恒例の視察。批判されることではない」と、意に介さない。秋以降の政局をどうみるか、それぞれのハラを探り合う狙いもありそうだ。
◆コメント:国会議員は我々の血税で毎年遊んでいる。
今更云うまでもなく、国会議員どもは毎年8月に「海外視察」と称して、海外に遊びに行く。行き先は、ヨーロッパ。本当はハワイにでも行きたいのだろうが、ハワイではいくら何でも「勉強に行く」という作り話が通らないから、フランスへ行って郵政事業の民営化のついて調べてくるとか、イギリスなら、あそこは高速道路はどこまで云っても無料だから、道路公団民営化の勉強とか白々しい理由をつけるわけである。
これらは、全くのデタラメである。上の記事にもあるが、そもそも欧米人は今はバカンスの真っ最中。政治家でも役人でも、2週間、3週間の休みを取ることは珍しくない。そんなところにのこのこ出かけていって成果が上がるわけがない。
飛行機は勿論ファーストクラス。現地へ着くと、それぞれの国の日本大使館員が揉み手をして「お出迎え」をして、「随行員」としてお供をして、昼間はショッピングかゴルフか観光。高級ホテルのチェックインの世話までしてやり、夜は白人女性をあてがうのである。これが国会議員どもの恒例の夏のお遊びである。
国会議員が海外へ行っていけない理由はないし、遊んでいけない理由は無いが、遊びは私事であるから、当然ポケットマネー自分のカネで行くべきであることは云うまでもない。
ところが、名目上、これは、国会議員の「勉強」であり、なんと、毎年国家予算の一部に組み込まれている。
「海外視察予算は衆院約3億3000万円、参院約2億円。計5億3000万円の大半が夏に費やされる。」数十兆という予算全体から見れば大した金額ではない、と彼らは云うだろうが、金額の多寡が問題なのではない。
国民が汗水流して働いて、苦しい思いをしても納めている文字通り「血税」が、毎年国会議員がヨーロッパに行って、金髪のネエチャンを抱くために使われているのである。それを奴らは当然だとかんがえていて、自分たちに都合が良いように法律を定めているわけである。
そして、国民がそれを知っても一向に怒らない。怒らないから、国会議員はますます増長する。私は、既成事実化されてしまったことは、たとえそれが道義に反していても、「まあ、いいじゃないか。」ですませようとするのが、日本人の最も良くない性癖のひとつだと、考えている。
本当に海外視察をする気があるのならば(ある訳がないが)直前の国会と参院選での争点の一つは自衛隊のイラク派遣だったのだから、国会議員がイラクの状況を自分の目で確認するべきである。ところが、与野党含めて、一人もイラクを視察に行く人がいないというのもあきれる。
特に、与党議員は、自分たちが自衛隊のイラク派遣を強行採決し、その決定に従って、今も数百人の自衛官が過酷な環境にいるというのに、自分はそんな危なくて、面白いこともない場所には行きたくない、という訳か?無責任だろう。
「サマワは非戦闘地域に該当するのか。多国籍軍に参加している自衛隊が実際には何をしているのか、」等々を確認して国民に報告する。公費で出かけるのだから、民間会社で云えば出張と同じであり、本来は事前に出張(海外視察)計画を提示し、国民の認可を得、帰国後には現地で、何時、何を見て、それには費用がいくらかかったのか。視察で勉強したことを、今後どのように自らの政策に応用するのか、報告するのが筋である。
仕事とは、そういうものだ。今のような、国民をバカにした海外視察は廃止すべきだ。ナメんじゃねえよ。
2003年08月21日(木) 「北朝鮮へ風船でラジオ送る=22日にドイツ人医師らが実行」上手くいくといいのだが。