JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:「集団的自衛権」「ダメよ〜ダメダメ」が大賞(NHK 12月1日 17時36分) ことし話題になったことばに贈られる「新語・流行語大賞」が1日、発表され、年間大賞には、従来の憲法解釈を変更し、 ◆コメント:「集団的自衛権」を理解していない人が如何に多いかを痛感した年でした。 流行語大賞。一つの、日本エレキテル連合の「ダメよ〜ダメダメ」は別にいいですよ。 自国が直接攻撃・侵略を受けていなくても、自国と同盟関係にある、など密接な関係にある国家に対する攻撃を自国への攻撃と同一と見なして、自衛する権利。 です。 最近なるほど、と思いましたが、AKBの内山奈月さんと、 南野森(みなみの しげる)教授 (本書発行当時は「准教授」でしたが、今、Wikipediaでプロフィールを拝見したら、今年の8月に教授になられたようです)の 憲法主義:条文には書かれていない本質 で南野教授がおっしゃっているとおり、なまじ「(集団的)自衛権」というよりも「他衛権」と呼んだ方が適当です。 日本国自体が攻撃・侵略されたときには、国民の生命を守るのは国家の最も基本的な権能ですから、 そうするのが当然ですが、それは個別的自衛権の行使です。アメリカが有事の際日本人を助けるとは思いませんが (彼らが心配しているのは、在日米軍だけでしょう)、仮定上の話として、 日本がよその国の攻撃を受けた。アメリカが一緒になって戦ってくれたとしても「集団」で「自衛」したから 「集団的自衛権」では、ありません。そう思って入る人がとても多いのはTwitterなどを見ているとわかります。 自分がある概念を正確に理解出来ているかどうかは、それを他人に説明してみる。人がいなければ、文字にしてみる。 何も見ずにすぐに説明できなければ、自分の理解は不十分だ、と認識して、調べればいいのです。 たったそれだけのことが出来ていないひとが大変多い。 それはさておき、集団的自衛権の行使を可能にするといってもそれは、日本にとっての「主観」でしかありません。 日本が集団的自衛権を行使できるようになったら、世界一の人殺し国家、アメリカが同盟国なのですから、 彼らの使いっ走りにさせられ、あるいは手伝いをさせられ、中東やペルシアに赴き、他国人に発砲するかもしれません。 日本にとっては集団的自衛権の行使であっても、撃たれる身としては、そんなことは関係ない。 日本人が悪魔のアメリカ人と同じになりやがったといわれるでしょう。資源、特にエネルギーは全部輸入している。 また、食料自給率の大変低いこの国が、他国の人々に武力を行使してやっていけるかどうか。やっていけなくなっても、 アメリカは「しったこっちゃない」というでしょう。 だから、集団的自衛権の行使など認めてはいけない。つまり、次の選挙では安倍を勝たせては、 いけません。選挙に関しては明日公示ですから、その後詳しく書きます。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2012年12月01日(土) 【衆議院選挙】安倍総裁、すっかり「気分は内閣総理大臣」ですが。
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