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2006年12月01日(金) |
「衆院議長:またもや注意 ベルが鳴ったら着席しましょう 携帯禁止、新聞も読まないで」←小学生か。 |
◆記事:衆院議長:またもや注意 ベルが鳴ったら着席しましょう 携帯禁止、新聞も読まないで
逢沢一郎衆院議院運営委員長は30日の同委員会理事会で、河野洋平議長から議場内のマナーを守るよう注意があったことを各党理事に伝えた。
河野議長は10月にも「出席状況が悪い」と注意したばかり。
議運事務局によると、河野議長は29日に逢沢氏を議長公邸に呼び
「議長席から見ていると、新聞を読む人、携帯電話を使用する人が目につく。若い議員はルールを知らない人もいるのではないか。徹底してほしい」
などと指示したという。
逢沢氏は理事会で
「ベルが鳴ったらすぐ着席し、新聞や本を読まないようにお願いしたい」と注意を促した。
ただ、30日の衆院本会議場でも雑誌などを読む議員の姿が見られ、議長の憂うつは続きそうだ。
(毎日新聞 2006年12月1日 東京朝刊)
◆コメント:出勤簿を作って公表しろ
国会議員には、給料にあたる歳費だけで、1人あたり年間約2400万円が支払われている。
毎月の歳費以外にも文書通信交通滞在費、立法事務費、特別交通費などの手当が支給される。
さらに公設秘書の給料を含めると、国会議員全体の年間経費総額は500億円にも及ぶ。
国会の日数が150日として、1日あたり、一人の国会議員にかかるコストは40万円という大金になるのである。
色々な議員のWebサイトを見ると、それでもカネは足りないという。
また。会期中は週末は地元に帰り月曜日の朝、東京に戻ってくる。ハタで見るほど楽ではないという。
だからといって、国会の議場で(つまり仕事中に)雑誌を読んだり携帯を使ったり、居眠りをして良いかどうか云うまでも無い。
「ベルが鳴ったら着席しましょう」に至っては、「お前ら、小学生か?」と云うのも情けないほどだ。
何が「お願いしたい」だ。仕事だろう。働け。
先日、片山さつき、佐藤ゆかり両氏が委員会採決を無断欠席したと言って問題になったが、「何を今更」である。
普段、国会議員は本会議に欠席しても誰にも分からない。今まで問題にしなかったことこそ問題である。
国会議員には「勤務評定」が無いのがいけないのだ。
ずる休みしても、仕事中に居眠りをしたり、新聞を読んでいても、それによって評価が下がり、歳費が削られる事はない。
出欠や勤務状況を「監視」する部署(ミドル・オフィスといいますね。裏方・事務方はバックオフィスといいます)が必要だ。
今まで何故、監視役がいなかったかというと、国会は国権の最高機関であり、
そこに加わるのは、正当な選挙手続きにのっとって選ばれた国民の代表であるから、
そう言う人々が、まさか、仕事中に新聞を読むことは無かろう、という信頼があった、
と、きれい事で済ませればそう言うことである。
実際は、そのためには新たな監視役を創設することとなり、国会法や衆(参)議院規則の改正が必要であり、
それをやるのは、当の国会議員たち自身だから、自分たちが都合の悪い法律を作るわけがなく、実際に何もしなかったのである。
国民もいつも国会議員が居眠りをしていないか、国会中継を見ているほどヒマではない。選挙で落選させる事しかできない。
逆の言い方をすれば、こういう奴らを当選させてしまった有権者にも責任があるということだ。
せめて、出勤簿を作って管理し、ネットで公表しては如何でしょう。両議院議長。
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