JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆今週火曜日、NHKBSプレミアム「クラシック倶楽部」で聴き、びっくりしました。 日本のサラリーマンなんてのは、つまらんものでして、そもそも音楽なんて知る人が少ないし、 期待の新進演奏家シリーズ/朴 葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタル に録れてあったのですが、落ちついて調べたら、パク・キュヒさんは2010年にフォンテック(という荻窪の小さいレーベル。 会社は小さいけど、朝比奈隆=新日フィルでベートーヴェン交響曲全集とか出してます。)から、 とっくに 朴 葵姫(パク・キュヒ)/夢 でCDデビューしているのですね。 デビューアルバムにも、今日ご紹介するNAXOS盤にもスカルラッティのチェンバロ(鍵盤楽器)ソナタを 自分で編曲したのを録音していて、HMVの紹介欄に当時のCD評の一部が引用されていて、 スカルラッティが絶品 とあります。他にも色々聴いてからご紹介するべきですが、スカルラッティだけで私はすっかり 感心したのでご紹介します。デビューCDにスカルラッティを録れているギタリストは余りいないと思います。 勿論、スペインの作曲家による、「これぞ、ギター」のような作品もパクさんは弾いておられますが、 バッハと同い年で、殆ど一生が重なるスカルラッティでは、演奏者の知性が見事な技術によって表出しています。 ギターは門外漢ですが、何とも言えない音の優しさ、柔らかさと弱音でも曖昧にならない、確かな技術。 フレージング等の音楽性が見事で、天賦の才に恵まれ、極めて真面目に勉強したギター奏者であることが 明らかです。パク・キュヒさんんは、既に活躍しておられますが、大輪の花を咲かせることでしょう。 演奏をどうぞ。引用元は、期待の新進演奏家シリーズ/朴 葵姫(パク・キュヒ)ギター・リサイタルです。 ◆スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K178(パク・キュヒ編) スカルラッティ:ソナタ ニ長調 K178(パク・キュヒ編) ◆スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K32(パク・キュヒ編) スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K32(パク・キュヒ編) ◆スカルラッティ:ソナタ ト長調 K14(パク・キュヒ編) スカルラッティ:ソナタ ト長調 K14(パク・キュヒ編) 魂が慰められるような素晴らしい音と演奏だと思います。 お薦めいたします。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2013年04月10日(水) 【音楽】カラヤンのバッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン。普段のカラヤン。
JIRO
|HomePage
|