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JIROの独断的日記
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2013年02月16日(土) 【私事】母の四十九日法要が終わりました。自分の為の法要に関する覚書。

◆ひとまずホッとします。

去年の12月初旬に、肝転移していて、オペ不能の胃の幽門部(胃の食道側の穴が噴門、小腸側が幽門)ガンが見つかり、

それでも半年ぐらいは、生きられるだろうという予想だったのですが、

容態が年末から急激に悪化して、今年の1月3日午前7時に死亡し、1月8日に骨になった母の四十九日法要を

本日済ませました(正確には49日目は2月21日(木)ですが、平日に行うと来て下さる方に迷惑なので繰り上げました)。

これで、ひとまずホッとします。最も納骨はまだ先なんですが。これは私と兄貴の家族だけですから、

まあ、気を使わずに済みます。


四十九日までは近い親戚は来ますが、高齢者が多く、たまたま寒い季節の弔事となってしまったのです

(更に、今日の東京は風が強くて、体感温度が低かったのです)、こちらも気を使います。

寒い時期に年寄りが死んで、その葬式に参列した別のお年寄りが、風邪をひき、高齢ですからそのまま

肺炎で亡くなる、ということが、実際珍しいことではありませんので、気を使う訳です。


◆年忌法要。宗派によって違う。真言宗の場合。(自分のための覚書です。ご参考になれば。)

うちは真言宗で、近くの荻窪の光明院(こうみょういん)という、何とかつてずっと東京シティフィルが

練習場に使えるほどの広い本堂をもっているお寺なのですが、

そこが菩提寺(一家が代々帰依して葬式・追善供養などを営む寺「広辞苑」)です。

お寺に墓があれば、同じ日に納骨しますが、うちの墓は府中の多磨霊園にあるので、

荻窪のお寺で法要を行い、それから移動するのは、前述のとおり高齢者も多くとてもむりなので、

納骨は3月にやります。


それは、さておき。

真言宗では、仏さんの供養は全部で13回です。それは、十三仏信仰に基づいています。

その13回のうち、7回までは四十九日までに終わってしまう。本当は7日ごとに7回法要を営まなければならないのです。

現代は途中を省略して、告別式に初七日法要も一緒にやって、途中は割愛して四十九日をやってるわけです。

仏教の考え方だと、9日間は、死んだ本人も、仏になったと言う意識があまりない。

生きているこちら側の人間も「いつもの席に座っている気がする」とか「声が聞こえるような」とかいうことがある。

この状態を「中有」(ちゅうう)というそうです。


だから、昔の人は、7日ごとに「初七日」(しょなのか)、二七日(になのか)、三七日(みなのか)、

四七日(よなぬか)、五七日(ごしちにち)、六七日(ろくしちにち)の供養を行い、そして七七日が四十九日なのですね。

33回忌までの13の供養のうち半分以上は四十九日に終わることになります。

あとは、十三仏信仰によると、初七日から三十三回忌それぞれを「担当する」仏様がいるのだそうです。


四十九日の後は、


  • 百か日(これは省略しますよね)、

  • 一周忌(亡くなってから満一年)、

  • 三回忌(亡くなってから満二年)

  • 七回忌(六年後)、

  • 十三回忌(十二年後)、

  • 三十三回忌(三十二年後)

仏教にも色々宗派ばありますし、また生きている人間の都合もあって、十七回忌とか二十三回忌とか、やりますね。

十三回忌から三十三回忌まで何も無いと、その間に親戚で死んじゃう人がいますから、途中に法事のタイミングを増やそう

ということで、十七回忌とか二十三回忌、二十七回忌などが出来たのではないでしょうか。


しかし、繰り返しになりますが、本来は初七日から三十三回忌まで、

13回の法要、ということに(真言宗では)なっているそうです。


◆今は、だいぶ寛容な世の中で都会の寺では正座しません。

地方でも、同じかもしれませんが、東京では今どきのお寺は、

もうずっと前からそうですが、正座をしません。椅子がおいてあります。

正座は、昔の日本人は皆、出来たのですが、結構苦しいです。

若い人が慣れていなくて、足が痺れてしまう、というだけでなく、お年寄りで関節が痛い人など

本当に我慢できないぐらい、痛くなってしまう。皆がお経の最中に足のことばかり気にしてもぞもぞするぐらいなら、

椅子でもいいだろう、ということです。



私が子供の頃は絶対、正座で、お坊さんがお経を詠んで、途中から

お焼香をどうぞ。

というのですが、香炉まで近づくために立ち上がろうとして、

しかし、その頃には完全に足が痺れているので、ドテっと倒れる人が、結構いました。

すると笑ってはいけないシチュエーションで、笑ってはいけないとおもうと余計可笑しくて、

皆、真っ赤になって笑いを堪えるとか、なんだか、却って不自然で滑稽な光景になってしまうことが

よくありました。今の方が「修業」としたは甘いですけど「実務的」には合理的だと思います。


◆一心に唱えると、すべてのわざわいを取り除くことができる「光明真言」をどうぞ。

いきなり「どうぞ」と言われても困りますか(笑)?


真言宗のお経、もちろん幾つもありますが、お経を聴いていると、最初と最後に

短いお経を唱える。「光明真言」(こうみょうしんごん)というのだそうですが、

これを一心に唱えると、すべてのわざわいが取り除かれるそうですので、

よろしければどうぞ、ものは考えようで、これを唱えているから自分に不運は起きないと信じていると

本当に起きない、ということはあり得る気が、なんとなく(あくまでも「なんとなく」ですが)するのです。


詳細は「光明真言」をネットで検索して下さい。Googleで、約154万件ヒットします。


23の梵字(サンスクリット語の文字)で出来ている短い、お経です。

読み方は、

おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん

です。YouTubeで音声も見つけてきました。


光明真言 - 唱えてみよう!






実際の法要ですと、三回繰り返しますね。一回終わるごとにお坊さんが、鐘をチンと叩きます。


般若心経も真言宗の重要なお経ですがこれは、いくらでも他に詳しい説明があるでしょうから省略します。

こういうことでもないと、お経のことなど調べないので、自分用の覚え書きとして書きました。

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