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JIROの独断的日記
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2003年02月16日(日) 「私たちと同じ悲しみをイラクの人々に味わわせてはなりません」(NYで反戦デモに参加した、911テロ被害者の遺族)

 15日(土)世界中でイラクへの武力攻撃を反対するデモが行われた。抗議行動は世界約60カ国、数百万人が参加した。これはベトナム反戦運動の最盛期を上回る史上最大規模である。

 イギリスではロンドンのハイドパークに50万人以上の人が集まった。あまりにも反戦の意見が多く、ブレア首相が率いる労働党の支持率が急低下しており、いままでアメリカと歩調を合わせてきたブレアは「ヤバい」と感じ始めている。

 アメリカ人自身も反対している。NYでは60万人以上がデモに参加したという。911テロで肉親を殺された人ですら、冒頭に書いたような、冷静な意見を述べているのをテレビで見て、感銘を受けた。

 人類史上、最も多くの人間が同時に「戦争反対」を叫んだのである。その意味では2003年2月15日は歴史に残る日となるかもしれない(今後もっと大規模な反戦運動があるかもしれない)。いずれにせよ、地球上の人間の意見がこれほど一致する、というのは物凄い事だ。

 国連安保理が武力行使を決議すれば、日本はブッシュに反対しないであろうという。そんなことでよいのか?そもそも、国連は世界平和を維持するためにある組織である。武力行使決議は国連の本質に矛盾しているのだ。

 まずは、平和を守る事が第一に考慮されなければならない。


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