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| 2012年08月04日(土) |
【音楽】1年ぶりの「怒濤のカッチーニ」 |
◆ときどき、エンドレスで聞きたくなる曲。
カッチーニのアヴェマリアという曲。
あまりにも旋律が美しいので色々な声楽科や、様々な楽器の奏者が、
録音を残しています。探し始めると殆どキリがないです。
以前から何度も「カッチーニ」特集を組みましたが、最近、以前の記事を
見つけて、コメントを書いて下さる方が続きました。
約1年前、昨年の8月10日、私の誕生日に、
【音楽】怒濤のカッチーニ。
をやりまして、そろそろ、また、聞きたくなってきました。
内容は実は、殆ど変わりませんが、これだけ集めているブログは
少ないと思います。
◆順不同です。
特に良いものから、というわけではありません。全く気の赴くままに、
載せました。
順番にお聴き頂いたり、必ずしも全部をお聴き頂く
「必要」はありません(勿論、聴いて頂ければ嬉しいですが)。
お好きなように、お聴き下さい。
最初のこの曲で「おっ!」と思ったのはロシアのカウンターテナー、
スラバ(SLAVA)が、色々な作曲家の「アヴェマリア」だけを集めたCDを
聞いた時だと思います。ave mariaですね。
◆スラバ(カウンター・テナー):カッチーニ: アヴェ・マリア
Caccini Ave Maria(Slava Counter Tenor)
伴奏がシンセサイザーなのが、うーん。ちょっと残念です(あくまでも私の好みです)。
次は、元・オーボエ奏者(現在は指揮者)宮本文昭さんのお嬢さん、
宮本笑里(えみり)さんのデビューアルバム、smile [Hybrid SACD]に、
当時はまだ、オーボエ奏者を引退していなかった、お父さんが加わった親子共演ですが、それは
本質ではなく、実に美しい演奏です。
◆宮本文昭(オーボエ)・笑里(ヴァイオリン):カッチーニ アヴェ・マリア
Ave Maria 宮本笑里・宮本文昭。
綺麗ですね。
この曲は技術的には、難しくありませんので、演奏家の「歌心」がモロに出ます。
こういう誰でも演奏できる曲を歌ったり弾いたりして、なおかつ聴衆を感動させるのは至難の業です。
ただ、「カッチーニのアヴェマリア」の場合、曲そのものが、圧倒的に美しいので、よほど「棒読み」ふうに演奏しない限り
ある程度は必ず綺麗に聞こえる。
後は、その音楽家の好み・センスの問題です。最高音へ向けて盛り上がるところで、
思い切りクレッシェンドして、なおかつヴィヴラート全開にする、という弾き方。
逆にそこで敢えてやや控え目にする演奏というのもあります。それはそれでとても品がある
と思います(クレシェンドが「下品」という意味では、ありません。)
その控え目のほう。英国王立音楽院留学中、175年の歴史の中で二人目の
スペシャル・アーティスト・ステータスという称号を授与された
ヴァイオリンの川畠成道氏。アルバム、美しき夕暮れから。
◆川畠成道:カッチーニ アヴェ・マリア
Caccini Ave Maria(Narimichi Kawabata)
非常に上品な、控え目でありながら丁寧に旋律を歌っていると思います。
管楽器で、先ほどのオーボエよりと同族ですがコーラングレ(コール・アングレ)という
オーボエよりも完全五度、音域が低い楽器を敢えて選んだ、N響オーボエ奏者、
池田昭子さんの、アヴェ・マリア~オーボエ作品集から。
◆池田昭子(コール・アングレ):カッチーニ: アヴェ・マリア
Ave Maria Shoko Ikeda(English Horn)
文句の付けようが、ありません。オーボエ(族)特有の切ない、メランコリックな音色がこの曲にぴったりですね。
やはり控え目でありながら美しく歌う。非常にデリカシーのある名演です。
弦楽器に戻ります。同じ区N響の首席チェロ奏者、藤森亮一氏の「ラルゴ:チェロ小品集�供�から。
◆藤森亮一(チェロ):カッチーニ:アヴェ・マリア
Caccini Ave Maria(Ryoichi Fujimori)
低音楽器が弱音で演奏したときの独特の美しさ。
さらに低音。元N響コントラバス奏者、池松宏氏の5つのアヴェマリアから。
◆池松宏 (コントラバス):カッチーニ アヴェ・マリア
Caccini Ave Maria(Hiroshi Ikematsu Double Base)
いいですね。低音は気持ちがぐっと落ちつきます。テンポをやや遅めに設定して演奏しているので、一層安定感が出ています。
次は、金管楽器です。アメリカ、ミルウォーキー交響楽団 首席トロンボーン奏者、神田めぐみさん。グロリアから。
◆神田めぐみ(トロンボーン):カッチーニ アヴェ・マリア
Caccini Ave Maria(Megumi Kanda Trombone)
美しいです。トロンボーンには、他の楽器と同様に、色々な表現の可能性がありますが、柔らかく、朗々と吹くと、
これほど、優しい音がする、ということです。
同じく金管でトランペットです。ガボール・ボルドツキ(Gabor Boldoczki)という、ハンガリーのトランペット奏者です。
グローリア〜オルガンとトランペットから。
◆ガボール・ボルドツキ(トランペット):カッチーニ アヴェ・マリア
Caccini Ave Maria(Gabor Boldoczk Trumpet)
トランペットは金管セクションで最高音域を担当します。とくにその高音域では、音色が金属的、刺激的になりがちです。
緊張感を持たせないで、柔らかい高音を吹けるか?というのはトランペット奏者共通の課題です。この人は上手いです。
最後は、声楽。以前から何度も何度もご紹介している、日本音楽史上、バスからソプラノまで含めて、最も上手い声楽科だと
私は思っています。ソプラノの森麻季さんのアヴェ・マリアから。
◆森麻季(ソプラノ):カッチーニ アヴェマリア
Caccini Ave Maria (Maki Mori Soprano)
どう聴いても完璧な演奏ですね。これ以上美しい歌い方が人間に可能であろうか?と思います。
沢山並べました。週末です。ごゆっくり、お楽しみください。
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