JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆明日から会社勤めをする若い人達へ。仕事なんてつまらないから期待しないこと。 今は、超就職難で、何処かに入社出来ただけでも幸せである。 ◆無理にプラス思考になるな、といいたいのである。 前段の文章だけだと、なにやら、明日から人生の墓場に突入するように読めてしまうが、 「会社が諸君に何かをしてくれるとおもうな。諸君が会社の為に何を出来るか、考えろ」 とか、ベートーヴェンの「第九」のテーマの如く、 苦悩を克服した後の歓喜! とか、ゴタクを並べるが、要するに資本主義経済に於ける企業の目的はただ一つ。 収益を極大化することである。 無理に、前向きに考える必要はない。ただ、あまりにもつまらなそうな顔をしていると 多分、配属された職場でイジメられるから、挨拶や返事だけでもはきはきとして、1年ぐらいは やる気があるフリをしなさい。 とにかく、世界中の勤め人は、食うために仕方がないから働いているのだ。 つまらないのはアナタだけではない。 ◆石の上にも3年。 若い人を見ていると、特に優秀な人が1年目でやめる。 おめえ、大学まで出て、コピーもまともに取れねえのかよ! とか、 バカ。お前どうしてそんなにバカなんだよ。もう止めろよ。死ねよ。(これは極端) などと言われることも無かろう、言われてもただひたすら済みませんと言って、但し、 「失敗記録」というのはつけておくと、いい。同じ失敗は2度が限度だ。 話を戻すと1年目で辞めてしまう優秀な人をみると勿体ない、と思う。 見ていると、「ああ、この子は、一旦現場を見せておいて次は本店だな」と いうのが明らかで、そうなってからが、少しは面白くなるのに、 その手前でやめてしまう。他の会社に入ってもまた、新人になるわけだから、 芸術家になるほどの才能や、全く別の仕事でやりたいことがあるのでなければ、 諺にあるように「石の上にも3年」である。 日本人論の代表的著作の一つに中根千枝氏著、 「タテ社会の人間関係」がある。 この本の書名は、講談社が考えたのかも知れないが、ミス・リーディング(誤解を招き易い)だ。 中根先生が強調したかったのは、日本人の社会は「場」を共有する人の結び付きがつよく、 同じ「場」を共有した時間は、その人物の「社会的資本」になる、ということである。 転職や、非正規労働者の立場を選択する日本人が以前よりは増えているとしても、 根源的には、昔も今も同じである。同じ場所に長くいるほど、「エラい」のである。 (それが制度的に形になったのが年功序列である)。 これには、異論もあるだろうが、サラリーマンになるぐらいしか、選択肢がなかった人。 自嘲的になる必要は無い。大抵の人間には、際だった才能などないのである。 だからこそ、そういう人々がもてはやされる。99.・・・・パーセントは凡人だ。 成り行きということが人生にはつきもので、今の会社も何となく決まってしまったというのは、 普通のことだ。ただ、3年は我慢してご覧なさい。 私のように気が弱く、頭が悪く、本質的に怠惰で、なんの取り柄が無い人間でも、 3年我慢したら、少し楽になった。そして、「あと1年、我慢しよう」の反復で28年たった。 あなたにも、きっと、出来る。人生、その程度のものである。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2011年04月01日(金) 地震から3週間経ちます。恥ずかしながら、精神不安定で、物凄く疲れやすいです。
JIRO
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