JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:たばこ、1箱67円超値上がり 復興増税で民主税調案 (日経 2011/9/26 23:51) 民主党税制調査会(藤井裕久会長)が26日、 ◆コメント:あまりにも不公平である。 世の中、理不尽で不公平に出来ていることぐらい、 どうぞ、ここで思う存分煙草を吸って下さい。 と頭を下げろと言いたい(書き忘れたが、読めば分かるだろうが、私は喫煙者である。 ただの喫煙者ではない。タバコが美味くて、好きで吸っている。惰性で吸っているのではない)。 そして、タバコだけに税金が重くのしかかるのは明らかに不公平である。 タバコと並ぶ嗜好品は、誰もが思い浮かべるとおりアルコールである。 アルコールは適量を飲む限りはむしろ健康に良い、などといって、 医者までが、害よりメリットを強調するが、アホかと言いたい。 昔から、「酒で身を滅ぼす」という言葉がある。 それは、アルコールが強烈なドラッグ、広義の「向精神薬」だからである。 広義の向精神薬とは人間の精神に影響を及ぼす薬物のことである。 このうち、「狭義の向精神薬」は、精神科医が処方する薬である (統合失調症の治療薬、「抗精神病薬」と混同しやすい)。 繰り返すが、アルコールは歴としたドラッグ、「広義の向精神薬」である。 その薬理作用が如何に強烈かは、酔っ払った状態の人間を観察すれば明らかだ。 私は、うつ病治療の為に、大学病院の精神科病棟に3ヶ月入院したことがある。 その間、様々な精神疾患の患者さんをみた。統合失調症の患者さんもいた。 しかし、どのような精神科患者も、あの歌舞伎町でヘベレケとなっている酔っ払いほど 劇的な人格の変容を見せる人はいなかった。 統合失調症の患者さんが、嬌声を発して暴れていると想像している人が多いが、 勝手な想像で決めつけるな、と言いたい。そこまで重症の陽性症状を伴う患者は、殆どいない。 私が精神科の患者だからではなく、客観的に比較して、精神科病棟と夜の歌舞伎町や渋谷と どちらが恐ろしいか、と、問われたら、躊躇無く、新宿や渋谷の方が恐いと断言する。 一体、人類史上、何億人がアルコールで迷惑な経験をしたか。 酒を飲んで人にカラんだり、さらにひどいのは他人を殴ったり 酔った挙げ句、刃物で人を刺したり、酔っ払い運転のトラックが乗用車に追突して、 乗用車が炎上し、子供が焼け死んだり、枚挙に暇(いとま)がない。 私の知る限り、タバコをすって目が据わり、他人にカラむ奴はいない。 それなのに、喫煙者は、罪人のようにさげすまれ、道ばたに平気で反吐を吐く 飲酒者に対しては税負担が増えない。逆だろう、と言いたくなる。 煙が嫌いな人にとっては、確かに所構わず煙いのは嫌であろう。 それは分かる。また、タバコが身体に悪くないというつもりは毛頭無いが、 要するに、「あまりにも不公平である」ことを強調したい。 タバコ税を増税し、復興税源に宛てるのなら、同時に酒税も引き上げるべきである。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2010年09月26日(日) 【翻訳】中国の日本との揉め事---動きはあったが、終わってはいない。(The Economist)
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