JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:<年金記録漏れ>全件照合、断念へ…厚労省検討(毎日新聞 5月26日(木)2時34分配信) 厚生労働省は25日、年金記録漏れ問題をめぐり、 ◆コメント:安倍晋三が2007年5月30日、「1年で全件照合する」と言ったのです。 この話は地震があろうがなかろうが、いずれ言い出すだろうと思ってました。 宙に浮いた年金記録5000万件(JIRO注:これが、名義不明の全てではないのだが)を1年で照合する。 といいました。その年の9月安倍首相は辞任し、福田首相となり、翌2008年5月、 「照合が困難で、まだ、終了していない。」と言い、福田首相も1年で首相を辞め、 麻生首相となったのが、ちょうどリーマン・ショックが起きた頃、2008年9月でした。 2009年5月になってもやはり、「まだ、終わっていない」といいました。 この年、2009年8月30日の衆議院選挙で民主党が政権を獲ったのです。 今までは与党で、文句を言っていれば良かったけれども、与党になってしまったので 年金照合作業は民主党政権の仕事になりました。 だから、元来は自民党時代の監督不行届で、旧社会保険庁がデタラメな事務処理を何十年も続けて、 何が何だか訳が分からない状態になってしまったのですが、それは、原発問題と同じく、 問題の「本質」ではない。 問題は、日本国政府が(どの政党であろうが国民にとっては知ったこっちゃないのです)、 国民から、税金を徴収するのは絶対に漏らさない癖に、預かる方の年金はドンブリ勘定だったということです。 問題発覚後、民間の感覚ならば、社会保険庁は年中無休、不眠不休で照合作業を続けるべきですが、 どうせ、チンタラ、45分働いては15分休憩をとり、大量のパートを雇い、毎日夕方5時には帰っていたのでしょう。 そして、ずるずると照合に時間をかけ、やがて国民が、 もう、いいや。どうせ、駄目だろうと思っていた。 というのを厚労省も政府も期待していたことでしょう。 私は、きっとこの「断念」を言い出すだろうと危惧していましたが、地震騒ぎで国民は年金騒ぎを 全くではないでしょうが、「過去のこと」としてわすれつつあります。それが日本人の悪い癖です。 そして、「どうせ・・・」という妙に大人しい所も日本人の悪いところです。 今年は電力が足りないから、エアコンを使わずに扇風機にしてくれ、というと、 素直に従い、今年の扇風機の売上げは、例年の何倍だとかいっているでしょ? 国家権力からみれば、これほど御しやすい国民はないのです。 だから、年金照合断念に対しては、全国民が首相官邸でも厚労省でも民主党本部でもいいですから、 「絶対に断念するな」と猛烈に抗議しなければいけません。暴力は無論いけませんが、 言論で冷静に抗議するのは、納税者として、また年金受給権者として当然の権利です。 今一度繰り返します。 絶対に、「どうせ、こうなるだろうと思っていた」と言ってはいけません。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします
2010年05月25日(火) 「ユーロ急落、8年半ぶり安値=世界株安連鎖、ダウ1万ドル割れ」←よく考えると意味不明ですね。
JIRO
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