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2005年05月25日(水) |
ココログで「地震雲」が話題のキーワードになっているが・・・。←非常時に対する備えで最も簡単だが重要なことはなにか。 |
◆各地で「地震雲」を見た、との情報が寄せられているそうですが。
@niftyが運営するblogサービス、「ココログ」では、その日の話題のキーワードを集めた「ココフラッシュ」というページがあり、今日は、話題のキーワードの上位に、地震雲が挙げられている。
しかし、これは、あまり意味を為さない。
何故なら、日本では、ほぼ毎日、どこかで必ずと言っていいほど。地震が起きているからである。気象庁の関連組織で、「防災化学研究所」のHi-net 高感度地震観測網というサイトがある。
この中で、震源マップのページを見れば(プルダウンメニューで、地域、若しくは全国図を選択できる)、文字通り日本中、どこでも地震の震源に成り得ることが分かる。
とにかく地震は毎日起きている。だからそのどれかと「地震雲」を結びつけて、「やはり、地震雲は本当に地震の前兆だ」と、後付けで主張することができる。
◆「防災」は文字通りの意味では、不可能だ。
揚げ足をとるのが目的ではないのだが、「防災」という単語は、変だ。
防災の「災」は言うまでもなく地震・台風などの自然災害(最も、災害というのは、人間の都合による表現で、本来は自然現象というべきだろう)を指す訳だが、人間の力で、地震や台風を「防ぐ」ことは出来ない。
だから、「防災」という日本語は意味を為していない。
問題は、大地震が起きたとき、及びその後、何が出来るか、ということだが、これは、その瞬間、自分がどのような場所にいるかで、全く危険度が違うから、全員に共通する「生き延びる方法」は存在しない。
運を天に任せるしかない。助からないときは、何をしても助からないさ。
◆それよりも、普段から心がけておくべきことがある。
地震ではないのだが、以前から、少なくとも首都圏では、通勤電車が信号機の故障などでしばしば止まる。
今日も東海道線が4時間も止まったそうだ。
今日は、車中に閉じこめられた人がいたかどうか知らないが、過去においては、駅と駅の間で、止まってしまい。何千人という乗客が電車に乗ったまま、身動きが取れなくなることが何度もあった。
何か、ヤバいと思いませんか?
それは、トイレに行きたくなったらどうするか?ということだ。
去年か一昨年、どの路線だか忘れたが、真夏のある日、夜10時頃、東京からの下りの電車がやはり何らかの技術的な要因で、駅と駅の間で立ち往生して、満員の客が2時間も閉じこめられた。繰り返すが、このときだけではない。何度もそういうことがあった。
◆電車に乗る前には、出来れば必ず用を足しておくことだ。
こういうことをはっきり書く人が全くいないので、私が書く。
私は、この手のニュースを聞くと、いつも思うのだが、電車に閉じこめられた人の中には、尿意か便意を催して、真っ青になった人が必ずいたはずだ。
特に、真夏の夜の下りなんて、ビールなどをたらふく飲んだ後の人が多いだろう。
当然、生理現象が起きる。そのときに電車が駅と駅の間で、何時間も止まったら、本当に悲惨だ。
こうなったら、ますますはっきり書くが、満員の電車の中で、ついに耐えきれずに、糞尿を漏らしてしまった乗客がいるはずだ。
これは、事情が事情なので仕方がないのだが、自分だったら、と想像してご覧なさい。
これ以上の生き恥の晒し方はない。
男なら、もはや我慢の限界となったら、非常レバーでドアを手動でこじ開けて外に飛び出して、排泄すればよいが、若いお嬢さんなど、そうもいかないでしょう。
かと言って、人前で耐えられなくなったら・・・、死んだ方がマシでしょう?
私は、この文章を、笑い話として書いているのではない(但し、自分が閉じこめられた、という経験は無い)。
◆人間は、食えないより、出せない方が苦しいのだ。
人間は、3日間飲まず食わずでも死なないが、3日間排尿しないでいることは不可能だ。
真面目な話として読んでいただきたいのだが、普段から、「乗る前には、トイレ」の習慣を身につけておくことだ。
上の段落で書き忘れたが、超高層ビルのエレベータも同じこと。
もし、大地震が起きて、火事が起きなくても、ビルが崩壊しなくても、何時間もエレベーターが動かなくなる可能性は高い。こちらは、もっと密室状態だから、より悲惨である。
要するに、地震に備えて、常に懐中電灯を持っているとか、非常食のカロリーメイトと水を持っているとか、そんなのは、二の次だ。
乗り物に乗る前に、尿意、便意が無いか、確かめて、少しでも危なそうなら、トイレに寄っておくこと。
これこそ、災害対策の最も重要なことの一つだ。
くどいようだが、これは、冗談交じりで書いた文章ではない。
私は大まじめだ。
2004年05月25日(火) 「家族会に批判メール 「首相にねぎらいない」」 想像力、ということ。