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2011年02月24日(木) |
クライストチャーチ大地震「対策本部 徹夜の救出活動確認」←昨日あっさり「生存者の見込みがない」といったNZ警察。 |
◆記事1:対策本部 徹夜の救出活動確認(NHK 2月24日 22時50分)
ニュージーランドの地震で、多くの被害が出ていることを受け、
政府は24日、対策本部の初会合を開き、現地に派遣した緊急援助隊が
徹夜で被災者の救出活動に当たることなどを確認しました。
地震の被害が拡大していることを受けて、政府は、菅総理大臣を本部長とする対策本部を設置し、
初会合を開きました。
この中で、菅総理大臣は「本当に、これから何時間が貴重で、全力を挙げて、
一人でも多くの皆さんを救出できるよう、祈りにも近い気持ちで努力を期待したい。
ご家族への情報提供、現地渡航、それぞれの立場で全力でサポートしてほしい」と述べ、
被災者の救出などに全力を挙げるよう指示し、現地に派遣した緊急援助隊が24日は徹夜で
救出活動に当たることを確認しました。このほか、外務省から現地の状況について、
マグニチュード4以上の余震が依然として続いていることや、
水道などのインフラの復旧作業が進んでいないことなどが報告され、
ニュージーランド政府から新たな支援の要請があった場合には、
直ちに対応できるよう準備をすることも確認しました。
◆記事2:NZ首相が夜間外出禁止令 倒壊ビルになお100人以上(朝日新聞)(2011年2月23日21時36分)
ニュージーランドのキー首相は23日、地震被害の激しい地域に夜間外出禁止令を出した。
地元警察は同日午後1時半ごろ、富山市や京都市の外国語専門学校生らが研修や留学で訪れていた
語学学校の入った倒壊ビルの捜索を中断した。
警察幹部は「ここが生存可能な現場だと100%思わない」と語り、
救助隊の一時引き揚げを表明した。
◆記事3:まだ約1日ある 日本救助隊「最後まで希望は捨てない」(共同通信)(2011年2月24日 11:11)
「最後まで希望は捨てない」―。ニュージーランド地震で24日午前、
日本人生徒ら多数が閉じ込められた可能性があるクライストチャーチ中心部のCTVビル倒壊現場で、
日本の国際緊急援助隊が救助活動を開始。
土ぼこりが舞う中、数メートルに積み上がったがれきとの格闘が始まった。
未明に地元入りした緊急援助隊は空港から現場に直行。ニュージーランドの捜索隊から報告を受けた吉井幸夫団長は
「現在のところ生存反応がない。大変厳しい現場になる」と硬い表情。
早朝の捜索では、地元消防隊が胸に十字を切るようなしぐさをした後、
青いシートでくるんだ遺体とみられるものを運び出していた。
日本の援助隊の一人は「まだ何も言えない」と言葉を濁し
「生存者が見つかるという希望は捨てない。レスキュー活動とはそういうものだ」と話した。
一般的に生存率が著しく下がる「災害発生から72時間」までまだ約1日ある。
◆コメント:ニュージーランドのレスキューがベストを尽くしたと思えない。
全く、今回崩壊したビルにいた人々は、何と運が悪かったのだろう。
気の毒でならない。あまりにも記事の引用が多くなると読みづらいので載せなかったが、
クライストチャーチ大地震が発生したビルには、日本の建築専門家もいて、
その人は生き埋めにならず、外に出ることができたのだが、建築の専門家として、
「あそこまで、全壊するのは設計に問題があるとしか思えない」と語っている。
そうだろう。現場付近の映像を見ると、周囲の建物はひどく損傷はしているものの、
語学学校のビルのように、ぺしゃんこにはなっていない。
クライストチャーチ(文字通り訳せば、「キリスト教会」という地名だ)では昨年9月4日にも
マグニチュード7クラスの大地震があり、ニュージーランドとしては80年ぶりの大地震だったが、
犠牲者が出なかったので、報道されたに違い無いが、私は記憶にない。
つまり、ニュージーランドの人たちは「地震」を知らないので、
地震発生直後からパニック状態になり、何をしたら良いか分からない、という状態だったのだろう。
日本の救助隊が到着するまで、崩壊したビルの映像は何度も映ったが、
「懸命の救出活動」をしている様子が全くなかった。阪神・淡路大震災とはことなり、
建物の周囲には、広い空間があり、火災が現場付近で大規模に発生した様子も無い。
しかし、ニュージーランドのレスキューが地震直後から本気で瓦礫の撤去作業をしている様子がなく、
何度テレビで崩壊したビルを映しても、同じ映像であった。
日本人の感覚では、何もしていなかったも同然である。
そして記事2で書かれているニュージーランド警察当局
の話を見て驚く。ロクに救出を試みないで、(NZの)警察幹部は
ここが生存可能な現場だと100%思わない
と言った。私はロンドン駐在員だったことがある、ニュージーランドは英連邦王国の一国で、国民のメンタリティ(精神性、国民性)が、
英国人と似ている。こういう時に、彼らは日本人ほどの「執念」や「根性」を見せない。
よく言えば「運命を受け入れる」という面がある。悪く言えば「根性無し」で「怠惰」なのだ。
この白人どもは「見てくれ」(容姿)は良いが、日本人ほど瞬時に反応できない。
テレビで映ったニュージーランド人を見ると、でかい図体してメエメエ泣き、
「ショックだった」「悲しみから立ち直れない」などと言っているばかりである。
警察署長がテレビのインタビューに答えている様子も見たが、アホな白人の典型で、
ブクブク太ったオヤジが、ケロッとした表情で、「もう生存者はいないだろう」と
あまりにも簡単にいうので、私は心情的には、ニュージーランドまで瞬間移動できるなら、
あの署長をぶん殴ってやりたい気分であった。
それにたいして、日本人はどうだ。援助隊員の言葉を見ろ。
「生存者が見つかるという希望は捨てない。レスキュー活動とはそういうものだ」
これぞ、日本人である。使命感、責任感。勤勉さ、勇気。
昨今の新聞を読むと、日本には良いところが無いかのようだが、それは
政治家はそうかも知れないが、無名の国民の大多数は、これほど政治家がだらしなくても
自分の仕事は放棄しない。これが世界に冠たる日本を築いた原動力である。
被災した方々は勿論お気の毒で、こんな事は無いに越したことはないが、
日本人とニュージーランドの白人のあまりの対照的な態度に改めて日本人の優秀さを
心強く感じた。
◆日本は「国際救助隊」になれないか。
日本には、憲法を改悪し、日本の交戦権を認め、
かつ集団的自衛権の行使を認めて、アメリカの走狗となることが
すなわち「国際貢献」だと思っている人が多いが、それは間違っている。
「人殺しのお手伝い」をさせられるだけだ。
アメリカほど人殺しの好きな国民はいない。
そんな愚連隊のコバンザメになっても、日本は、世界から尊敬されない。
クライストチャーチのように日本人が被災している場合だけではなく、
四川省大地震の時にも日本のレスキューは大活躍した。
人助けに遠慮することはなかろう。世界のどこで地震などの災害が起きても、
いつも、真っ先に日本の優秀な救助隊が、飛んでくる、ということがもし実現できたら、
それこそが本当の「貢献」ではないか。
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