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JIROの独断的日記
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2006年02月24日(金) 荒川さんお見事。村主、安藤も讃えたい。 /「誰も寝てはならぬ」のお薦め

◆記事:荒川が逆転で金メダルに輝く〔五輪フィギュア〕

 フィギュアスケートは23日、女子自由を行い、ショートプログラム(SP)3位の荒川静香(プリンスホテル)が125.32点の高得点をマーク、

SPとの合計191.34点で逆転優勝、金メダルに輝いた。

日本勢にとっては今大会初のメダル。また、日本人のフィギュアスケートでのメダルは、1992年アルベールビル大会で伊藤みどりが銀メダルを獲得して以来2人目となった。

SPトップのサーシャ・コーエン(米国)が銀メダル、同2位のイリーナ・スルツカヤ(ロシア)が銅メダルだった。

村主章枝(avex)はSPに続いて自由も4位で総合4位。メダルに一歩及ばなかった。SP8位の安藤美姫(愛知・中京大中京高)はミスが響いて15位に終わった。

荒川は21番目で登場。ほぼ完ぺきに近い演技を見せ、2度の転倒で得点を伸ばせなかったコーエンを抜いてトップに立った。

最終滑走のスルツカヤもジャンプで転倒するなどミスが目立ち、荒川に届かなかった。 (時事通信) - 2月24日8時45分更新


◆コメント:荒川さんお見事。だが、村主、安藤も讃えたい。

 音楽にもコンクールというのがあり、それが全てではないが、出場すると大変勉強になるという。

いくら練習していても、「今日、この時、この場で」上手く演技・演奏をすることが出来るかどうかだけが問われる、

という面においてあらゆるパフォーマンスは過酷である。


そのプレッシャーに耐えて、なお、3位から逆転し優勝した荒川選手には文句の付けようが無い。

ただただ、立派である。

村主は惜しくも4位(私はコーエンよりも村主のほうが上手いと思ったが)、安藤美姫は15位だった。

この他の競技でも、日本勢はメダルが取れていないという。

しかし、考えてみるがよい。

そういっている人々は、スポーツに限らず何でも良いが、

「貴方は、世界で15位になれる特技がありますか?」

言うまでもなく、世の中の殆どは、何をやっても世界ランキング100位にも入れまい。

オリンピックに出場し、大勢の観客と、テレビを通して見ているであろう何百万人もの日本人の期待を受けて演技するというだけでも偉業である。

だから、今日のフィギュアスケートに関して言えば、村主も安藤も、その健闘を讃えたい。


◆プッチーニ、歌劇「トゥーランドット」より、アリア「誰も寝てはならぬ」のお薦めCD


 何でも、荒川選手の金メダルが決まった途端に、着メロで「誰も寝てはならぬ」のダウンロード件数が急増したそうな。

しかしねー。

これは、着メロは止めて欲しいなあ。
こういう音楽はじっと一曲(といってもこのアリアだけなら3分ぐらい)、集中して聴かないとつまらないよ。

それに、いくら携帯の音質が良くなったといっても、あんなペラペラした音じゃ、プッチーニが気の毒だ。

荒川選手の演技で使われていたのは、人の声(歌)ではなく、管弦楽にアレンジしたものだったけれども、「アリア」ですから、

人の声で一度聴いていただきたい。

あまりにも有名なアリアなので、無数に選択肢はあるが、多くは「ベストクラシック100」の類、オムニバスといって、いろいろな
オペラ歌手の録音の寄せ集めです。

それじゃつまらないから、「これぞテノール」というので聴きたい。

私の個人的な好みからは少し外れるが、抜群に声が出ているのはやはり、「三大テノール」の一人、
パバロッティのこれでしょうね。

但し、これは2枚組で、イタリア民謡とか色々録れてあるので、少々高いです。

もう一つ、これは女声(こういう場合、「女声」と書きます。「女性」ではない)で、本当のオペラ歌手ではないが、
もうじき亡くなってから4か月になる本田美奈子さんの「時」というアルバムにも

収められています。

私は、本田さんのソプラノとしての歌唱に関して、発病前、2004年12月に、本田美奈子が基礎から声楽を勉強し直して歌った、フォーレやサンサーンスが美しいのに、失礼ながら驚いた。と、

昨年11月に亡くなった直後、 【音楽評論】 本田美奈子演奏、ヘンデル作曲歌劇「リナルド」よりアリア「私を泣かせて」に書きましたが、
大変な努力の人だったことが分かります。惜しい。クラシックのCDを出す度に上手くなっているのです。

あのか細い身体なのに、驚くほど長いブレスをしている。訓練の賜です。ものすごく練習したはず。そうでなければ絶対にああいう声は出せなかった。

そして、音楽的なのです。芸術的と言って良い。オペラのアリアに限らないが、フォルティッシモが通ることも大事ですが、ピアニッシモはもっと難しい。

非常に単純化して述べるなら、有る音楽家の音楽的センス、音楽性、はピアニッシモでわかります。

本田さんはffもppも美しい。「歌心」があるのです。

勿論、そりゃ、パバロッティと単純に比較したら、気の毒。しかし、私はやはり「時」

推します。他の歌も美しい。是非どうぞ。


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