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JIROの独断的日記
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2010年11月07日(日) 【追加】【号外】7日14時現在、NHKで1969年のアポロ11号月面着陸を「アーカイブズ」で放送中。

◆NHKアーカイブズから1969年アポロ11号月面着陸を放送中。14時45分まで。急げ。

NHKアーカイブス「わたしが選ぶあの番組(1)〜立花隆〜」で、放送中。

日本時間1969年7月21日 の月面着陸を放送中。日本時間午前11時56分

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である(That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.)」

と発言した。その瞬間、もう放送してしまったが、多分NHKオンデマンドでも放送するでしょう。

同時通訳は西山千氏と國弘正雄氏である。西山千氏の美しいエピソード
「アポロ通訳『こちらヒューストン』西山千さん死去95歳」←日本人に初めて「同時通訳(者)」を知らしめた方です。」

國弘正雄先生が同時通訳で西山千氏と並んでいる。何故同時通訳者がテレビ画面に映っているのか。

も上のリンクにかいてある。國弘正雄先生に付いては何度も書いた

感無量。


◆【追加】先日書いたばかりだが、こういう映像はいつでも見られるように出来ないだろうか。

日曜の昼間、気が付いた時には放送が始まっていたが、番組中、立花隆氏が指摘していたように、当時の映像を

何らかの方法で処理したのか(私はそういう技術的なことには、からっきし、弱い)。


アポロ11号の月面着陸は、あれはヤラセなのではないか?という噂を仰々しく取りあげる民放番組が一時期流行ったが、

1969年、あの瞬間にテレビをみていた人ならば、あれほど精巧の「ヤラセ」はあり得ないことが理屈抜きで分かる。

今考えると、誠に信じがたいが、今から40年前に、既に人類は月に人間を送り込んだのである。

このような、資料ではなく「史料」と呼ぶに相応しい映像は、いつでも誰でも、アーカイブにアクセスして

見ることが出来るようにして頂きたい。先日書いた通りである。


◆「宇宙からの帰還」

立花隆氏は、後年、アポロ計画に参加した宇宙飛行士達に直に会い、宇宙からの帰還に、インタビューを載せている。

これは、骨の髄から「文科系」人間である私が読んですら極めて興味深い本で、読んだことの無い方は、「読むべき」である。


この本を読んで、誰もが非常に驚くのは、月に行ったNASAの宇宙飛行士は、

元来、私とは真逆、バリバリの「理科系人間」、というか一人一人が「科学者」であるにも関わらず、

宇宙で「神の存在を確信し」て、後にNASAを辞めて「宣教師」になっている、という事実である。

本を読めば分かるけれども、決して精神に変調をきたしたのではなく、大真面目に、哲学的に彼等は

「神の存在を想定しなければ、地球というあまりにも美しい星の存在を説明できない」と述べているのである。

宇宙を体験すること、宇宙から地球を観察することが、人間の精神に劇的な影響を与えることが分かる。


◆2度目になるが、同時通訳者、西山千氏が経験した美しいエピソードを記す。

前述した、リンク先を読んで頂けばいいのだが、リンク先を読むのは、

面倒臭い、という方の為に再録する。アポロ11号月面着陸のテレビ放送で日本人の多くは

初めて、「同時通訳」という技術、「同時通訳者」という専門職の存在を知ったのである。

西山千氏、國弘正雄氏ら「同時通訳の神様」の「神業」に、心底驚嘆したのだ。

翌年、日本人のなりたい職業1位が「同時通訳者」になったほどである(それまでは「医師」や「弁護士」だった)。


私事ながら、当時西山千氏のご自宅は東京某所の私の自宅のすぐ近所だったので、余計に懐かしい。

西山千氏が自著「通訳術と私」に書いたエピソード。原本が手許にないが、殆ど暗記しているので、

再び載せる。「通訳術と私」に書いてあったことの趣旨を私が要約する形になる。

アポロ11号騒ぎも一段落した頃、西山氏が外出の折、バスに乗った。

すると反対側の座席に座っていた、見知らぬ老婦人が自分の事を妙に真剣な顔で見つめていた。

西山氏は服にシミでもついているのかと落ち着かない気分になった。

暫くして、やおらその婦人が立ち上がり、西山氏の前に来て深々と頭を下げて、云った。

「あの、アポロで通訳をした方でしょうか?」

「はい、NHKでやりましたが・・・」

「ありがとうございました。私が生きている間に人間が月に行くなどとは夢にも思っていませんでした。

でも、貴方が通訳してくださったおかげで、全ての様子が良く分かりました。

何とお礼をいって良いか分からないほどです。本当にありがとうございました」

西山氏は感激した。

暑いスタジオで汗まみれになって毎日何時間も通訳してへとへとになった苦労を一瞬にして忘れることができた。

この時の事を思い出すと、今(注:「通訳術と私」執筆当時)でも目頭が熱くなる、と書いておられる。

美しい話だ。西山千氏のその時の喜びは、如何ばかりだったことであろう。

そして、この時の老婦人の勇気と誠意が立派であり、美しい。こちらが顔を知っているだけの西山千氏に声をかけるのは

勇気が要る。しかし、どうしてもご婦人はお礼を言いたかったのであろう。昔のきちんとした日本人の礼節である。

このエピソードも含め、「アポロ11号」は私にも鮮明な記憶となって残っている。

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2008年11月07日(金) 「10月の米雇用、24万人減 失業率6.5%に悪化」←もう、1929年に近い状態じゃないかな。
2007年11月07日(水) <小沢代表>記者会見での発言要旨←今は大騒ぎしているが1ヶ月も経てば忘れるのが日本人だ。/ディキシーランドとバッハ
2006年11月07日(火) 森麻季さんのCDレビューがようやくAmazonに載ったですよ。/お薦めしたウィーンフィル77年公演DVD喜んで頂いてます。
2005年11月07日(月) 「<フジモリ氏>チリ当局に拘束 ペルー政府が引き渡し要求」←そもそも、どうして日本に5年もいたのか。その背景。
2004年11月07日(日) 「国際社会の安定に積極貢献=自衛隊観閲式で小泉首相訓示」衆議院選挙からちょうど1年ですね。
2003年11月07日(金) 自民党の「道路公団民営化」と「郵政事業民営化」には問題があります。
2002年11月07日(木) メル友連続殺人事件被告人に無期懲役・・・被害者も、はっきり言って、悪い。

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