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JIROの独断的日記
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2010年06月09日(水) 「菅内閣支持率68%、発足時歴代5位 「小沢離れ」評価 」←どの政権も発足時の支持率は高い。

◆記事:菅内閣支持率68%、発足時歴代5位 「小沢離れ」評価 (日本経済新聞 2010/6/9 23:08)

日本経済新聞社とテレビ東京は8〜9日、菅政権の発足を受け、緊急世論調査を実施した。

内閣支持率は68%で、政権発足時としては歴代5位。5月末の前回調査の鳩山内閣支持率の22%から、46ポイントも上昇した。

不支持率は22%だった。菅内閣や民主党執行部の新しい顔ぶれを「評価する」との回答は63%で、

理由は「小沢一郎前幹事長と距離を置いた」が47%でトップだった。


民主党内で、次期衆院選後に消費税率引き上げを含む税制の抜本改革を検討していることについては

「賛成」が59%となり「反対」の27%を大きく上回った。

民主党の支持率は47%で、前回調査から22ポイント跳ね上がった一方、自民党支持率は3ポイント低下し、

20%にとどまった。みんなの党も2ポイント低下して7%になった。

参院選の投票先は民主が23ポイント上昇し41%。自民党は17%と2ポイント低下した。

前回調査では政権交代後初めて、自民が19%、民主が18%で逆転したが、新政権発足の結果、

民主が自民の2倍以上になった。みんなは前回の15%から、7%に低下した。

菅直人首相と小沢氏との関係については「小沢氏の影響力を排除すべきだ」が44%で最も多く、

「距離を置くべきだ」は34%。「協力すべきだ」は13%にとどまった。

 内閣を支持する理由(複数回答)は

「人柄が信頼できる」の47%、

「清潔である」28%、

「民主党中心の内閣だから」26%の順。


支持しない理由(同)では

「民主党中心の内閣だから」の43%が最も多く

「政府や党の運営の仕方が悪い」の35%、

「安定感がない」の29%が続いた。


◆コメント:歴代政権いずれも、発足時の世論調査では、支持率が高いのだが・・・。

菅政権が発足して、このたぐいの世論調査をマスコミ各社は競って実施していて、

どれを見ても、鳩山政権末期に比べて支持率が跳ね上がっている。一時は「民主党も自民党もアテにならん」と

いうことであろう。「みんなの党」が異様なほど高い支持率(又は参院選投票先)を誇っていたが、

菅政権の発足と共に、「あら、残念でした」の印象であるが、もともと消去法で支持率が上がっていたのだから仕方ない。


鳩山政権発足時の支持率は70パーセントを超えていたし、いちいち列挙しないが、過去の世論調査を溯って調べると、

新政権発足時の支持率は常に相対的に高く、時間の経過と共に下がって行く。これは殆ど「法則」と呼びたいぐらい、

お定まりのコースを辿るのである。


菅直人内閣総理大臣は所信表明演説を11日に行いたいという意向で、まだ、正式に決まっていないようだが(違ったらごめんなさい)、

本当は、新しい首相の「所信表明演説」(「国会の会期途中で内閣総理大臣が交代した場合」の所信表明演説は非常に珍しい)で、

菅直人内閣総理大臣が日本をどのような方向に導きたいのか、という思想と、それを実現するために如何なる手段(政策)を講ずる方針なのか、

を聞いてからでなければ、支持でも不支持でもない。「分からない」と答えるのが正しいと思うが、世論調査の調査票には、

「支持」「不支持」以外の選択が無いのかも知れない(あるかもしれないが、私は大新聞の世論調査の対象にされたことがないから分からない)。


だから、普通は新政権誕生直後の世論調査は「何となく、雰囲気で」回答しているので、アテにならないが、

今回は、内閣支持理由のうち、

「小沢一郎前幹事長と距離を置いた」が47%でトップだった。

ことが大きな特徴である。これは所信表明演説を聞くまでもなく明らかな事実で、単なる「雰囲気支持」ではないこと、

を意味している。


やはり、それだけ小沢一郎前幹事長は胡散臭いと思われているのであり、事実胡散臭く、

先日弊日記でも指摘したように、また、陰で国民が分からないようなやり方で、権力を保持しようとせずに、

「潮時」と考えるべきである。


◆所信表明演説で注意すべき所。

国政の最高責任者の就任演説であるから、本来全て重要だが、目下最も問題なのは、日本経済の回復を

如何にして実現すべきか、ということである。数日前、

2010年06月05日(土) 菅政権に関する考察、その2。経済政策「増税で財政健全化と景気回復は両立可能」か。ココログ

を書いた。この点を汲んで、日経の世論調査では新政権が消費税をあげることに賛成か反対か、という設問があり、

59%が「賛成」だそうだが、本当にその論理で景気が回復し、財政が健全化するのか。

経済学の専門家でも意見が分かれる問題だから、素人には難しいが、非常に重要なポイントである。

難しいのは私とて同じであり、そこで思考を停止したら、終わりである。

にわか勉強でも、しないよりは、マシだ。

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