JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆毎年ハイドンの誕生日特集を組みながら、肝心の交響曲が抜けてました。 毎年、今日、3月31日はハイドン特集を組みますが、 ◆交響曲第94番 ト長調 「驚愕」第二楽章を4人の指揮者で。 ハイドンを調べると、必ずかいてありますが、交響曲89番から104番までを、 【音楽】「ハフナー」と「驚愕」(ココログ) で取りあげたばかりですが、交響曲第94番「驚愕」の第二楽章を4人の指揮者で聴き比べます。 まず、マリス・ヤンソンス指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の映像で。 Haydn Symphony No. 94 Mvt. 2 これを弾いているときのベルリン・フィル、特に弦の人達の表情、ヤンソンスの表情がとてもいい、と思います。 元はDVDです。ベルリオーズ:幻想交響曲、ハイドン:驚愕、他 ヤンソンス&ベルリン・フィル、パユ 次は、カラヤン指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。カラヤンのハイドンはとても良い。 CDは、ハイドン:交響曲第94番《驚愕》/100番《軍隊》/101番《時計》 カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。 Haydn: Symphony #94 In G, H 1/95, "Surprise" - 2. Andante 「びっくり」のフォルティッシモが強烈ですが、響きは美しく保たれています。音声だけなので、確認出来ませんが、 多分、ヤンソンスよりも編成が大きいと思います(各パートの人数が多い、ということです)。後半の、オーケストラ全体の 強奏も、大音量となり、最初のピアニッシモとの対比が明確に出ています。 3人目は、意外ですが、バーンスタイン指揮:ニューヨーク・フィルハーモニックです。 CDは、Leonard Bernstein Conducts Haydnです。 ハイドン 交響曲 No.94 ト長調 「驚愕」 Hob.I:94 - 2. Andante ハイドンは、「アンダンテ」と指定しているだけなので、指揮者によってテンポが違うのは当然ですが、 ヤンソンスや、カラヤンと比べると随分とゆったりとしたテンポです。最初の主題もスタッカートなのですが、あまり短く弾かせない。 すべてバーンスタインの解釈なのですが、若い頃の、マーラーなんかを指揮するときは指揮台でジャンプしていた頃のバーンスタインなので、 やや意外です。 最後は、確かこの人が初めてだと思いますが、ハイドン交響曲全集をアナログレコードの頃に作った、 アンタル・ドラティ指揮:フィルハーモニア・フンガリカの演奏です。 当初は(私の記憶違いかもしれませんが)、10万円ぐらいしたはずですが、今や6千円台で買えます。 交響曲全集 ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(33CD限定盤)ですね。 バラでも売っていると思いますが。 Antal Dorati Haydn Sym94 G-dur 2. Andante テンポは、ヤンソンス、カラヤンに近いですが、フォルティッシモをさほど強調しないですね。 この人は、アーティキュレーション(スタッカート、とかテヌートとか音の長さ、及びその組み合わせ、切替え)の指示が細かいのではないか、 と素人のドタ勘ですが、思います。 ハイドンの「びっくりシンフォニー」と書かれてしまうと、軽んじられがちですが、お聴きのとおり、 指揮者によって、これほど違うのですね。奥が深いと思います。 こんなの104曲も書き、作風が変化しているハイドンは、岩城さんが書いているのですが、 やはり、大天才ですね。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2009年03月31日(火) 今年没後200年のハイドンのシンフォニーをベルリン・フィル(安永さんサブコン)の動画でどうぞ。
JIRO
|HomePage
|