JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆去年の6月末に浅田真央選手のフリーの曲が決まってから、毎日・・・・。 私のサイトに検索でアクセスなさる方のキーワードは大体決まってまして、 「ラフマニノフ 鐘」 で検索してアクセスなさる方が大勢いらっしゃいました。 今、試しに「鐘 ラフマニノフ」でGoogleを検索してみたのですが、私の記事は かなり後にしか表示されないのですが。不思議です。 ◆奇しくも今日がラフマニノフの命日です。 過去にも何度か取りあげていますが、フィギュアスケートに関係して、ラフマニノフへの ◆前奏曲 嬰ハ短調 作品3の2《鐘》(アシュケナージ) 色々お好みがあるでしょうが、ラフマニノフのピアノ曲ときたら私は、アシュケナージを連想します。 ◆ラフマニノフのピアノなら、コンチェルトから聴いた方がとっつき易いのですよ。 勿論、私の「独断的」な意見です。こういうのは、好みの問題になります。 ズシーン・・・・ ばかりではありませんが、大体、聴くだけだとややこしい。ピアニストになろうという人は避けて通れませんけど。 楽譜、見るだけで発狂しそうになりますわ。書く方もよくぞ書いたり。弾く方もよくぞ弾いたり。という感じ。 もっと、普通に聴いて深く心を動かされるのは、ピアノ協奏曲です。中でも2番が有名です。 3番も良いけど、2番が何と言っても取っつきやすい。 ピアノ・ソロで始まりますが、オーケストラが加わると主旋律はオーケストラに移り、ソロ・ピアノはむしろ「伴奏」に 回るのですが、独奏曲とは別の意味で「ズシン」と心に響きます。第一楽章と終楽章を聴いて頂きます。 これも、アシュケナージ。 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 第1楽章 Moderato Rachmaninoff Piano Concerto No. 2 in C minor, Op. 18 Moderato いいでしょ? 終楽章はピアニストの腕の見せ所です。ものすごく上手いピアニストじゃないと聴いて面白くありません。 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18 第3楽章 Allegro scherzando Rachmaninoff Piano Concerto No. 2 in C minor, Op. 18 Allegro scherzando このCDは、ちょっと変わっていて、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をマゼール指揮=ロンドン交響楽団と、 ラフマニノフの協奏曲第2番をキリル=コンドラシン指揮=モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と録音しています。 これですね。チャイコフスキー&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 。 アシュケナージは勿論天才的に上手いのですが、日本人も捨てたものではありません。 ここ数年で私が聴いた最も上手いラフマニノフの2番の協奏曲は、2007年の毎コンピアノ部門で2位だったのですが、 米津真浩(よねづ ただひろ)君という人が、本選で弾いたラフマニノフで、これは特にフィナーレは鬼気迫る すさまじい名演でした。毎コン(日本音楽コンクール)は最近、1次時予選からの点数の積み上げで優勝者が決まるため、 優勝者は佐藤彦大(さとう ひろお)君でした。 勿論、佐藤君もものすごく上手い人で、毎コン本選では同じラフマニノフの2番を弾いて、彼も見事でしたが、 この年の毎コンピアノ部門本選の演奏に限って言えば、米津君がほとんど「奇跡的名演」でした。 冗談ではなく、アシュケナージよりも上手いのではないか、と思うぐらい。 録音が残っておらずお聴かせできないのが残念です。 ◆ラフマニノフとは関係ないですが、おまけ。ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」より「ワルツ」 最後に、浅田選手が、昨年のフリー、今年のショート・プログラムで使ってすっかり有名になった、
2009年03月28日(土) 年に一度の自慢話(その3)。何卒ご容赦のほど。
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