JIROの独断的日記
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2003年03月28日(金) |
イラクの子供に明らかな心的外傷の兆候が出ている。 |
私は、3月23日の日記で戦争とPTSDについて述べた。それは米軍兵士に関して書いたのだが、それはつまり、戦争のストレスは屈強な大人の男性の精神にすら異常をもたらす、ということである。
当然、攻撃されているイラク市民にも同じような精神的な障害がもたらされる訳で、今日、残念ながら恐れていた事が起きていることを報じた記事を読んだ。
◆記事:「ストレス、悪夢…空爆でバグダッドの子供にトラウマ 国連児童基金(ユニセフ)のジェフ・キール在ヨルダン広報官は26日、アンマンで記者会見し、米英軍による空爆で、バグダッドの子供たちにトラウマ(心的外傷)の兆候が出始めたことを明らかにした。
同広報官がバグダッドの現地スタッフからの情報として説明したところによると、トラウマに悩む子供たちには、訳もなく何時間も泣き続けたり、戸棚を閉める音にも敏感に反応して跳ね上がるなどの症状が出ている。また、ストレスや焦燥感が募り、悪夢にうなされる子供も相次いでいる。
イラク戦争開始以前には、こうした症状は見られなかったことから、同広報官は「空爆が原因であることは明らか」としている。」
◆所感:このようなトラウマがずっと後になっても様々な障害をもたらすのである。無辜の子供たちに危害を与える戦争を、それでも、ブッシュは「正義のための戦い」というのであろう。悪魔め。
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