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2009年11月05日(木) |
松井選手のMVPは誠に立派だが、ベルリン・フィルのコンサート・マスターを25年務めた人の偉大さも分かって欲しい。 |
◆といっても、仕方がないのですけどね。
仕方がない、とは、日本では野球が好きで野球の事を理解出来る人は、オーケストラのコンサートマスターとは何か、
を理解出来る人より遙かに多いから、という意味である。
松井選手の偉業に異を唱える気は毛頭無いけれども、世界一のオーケストラのひとつ、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第一コンサートマスターを25年務めて、今年の3月末に退団した、
安永徹さんや、日本人として初めてベルリン・フィルのメンバーとなり、30年ヴィオラ奏者として活躍した
土屋邦雄さんのことも、もう少し評価されて然るべきだと思う。
そうは言っても、オーケストラなんて、見たことも聞いたこともない人の方が多いのだから、無理な注文なのだ。
日本では。そう思い、少し寂しい。
安永さんのことは、何度書いたか分からない。
検索しやすいエンピツで「安永徹」を検索した結果がこれである。
中でも、お分かり頂きやすいのは、
「安永さんベルリン・フィルと別れ コンサートマスター25年」←、せ、先週終わってたの?/安永さんがコンマスになった頃の対談。(ココログ)
「ベルリン・フィルの安永徹さん、独政府が勲章授与」←安永さんは勲章が欲しくて音楽家になったのではない。しかし、私は嬉しい。(ココログ)
「最大級の賛辞」とは、正にこのこと。安永徹さんにベルリン・フィルとサイモン・ラトルから贈られたメッセージ。(ココログ)
などであろう。ご覧になっていない方はもとより、一度お読み頂いた方も、宜しければ、もう一度読んで頂けると有難い。
◆ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、第一コンサートマスター、安永徹さんの晴れ姿。
上でリンクを貼った日記と重複するものもあるが、リンク先を読むのは面倒くさい、
という方もおられるだろうから、ここに載せる。
1999年のジルベスター(大晦日)コンサートより、クラウディオ・アバド指揮で、ベートーヴェン交響曲第7番、第4楽章。
Beethoven Symphony No.7, Op.92, movement IV - Claudio Abbado, Berliner Philharmoniker
もう一つ。
2008年1月。カラヤン生誕100年記念コンサート。小澤征爾指揮、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」、第3楽章。
SEIJI OZAWA /Berlin Philharmonic Orchestra Tchaikovsky Symphony No.6 Part4
私は、安永徹さんの偉業を尊敬し、日本人として誇りに思うことにかけては、人後に落ちないつもりだ。
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