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JIROの独断的日記
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2009年11月06日(金) 【音楽】英雄の生涯 2005年ベルリン・フィル来日公演 於:サントリー・ホール。安永さんのソロが随所に現れます。

◆昨日だけでは気が済まないのです。

R・シュトラウスと言えば、交響詩。「英雄の生涯」は代表作です。

昨日ご紹介した、私の過去の記事、「安永さんベルリン・フィルと別れ コンサートマスター25年」←、せ、先週終わってたの?/安永さんがコンマスになった頃の対談。ココログ)の中に、

石井真木さんとの対談があります。あれは、私が本からキーボードで一文字ずつ入力したのですが、

安永さんが、コンマスの試用期間を終えて最終判断を下される前に、カラヤンの部屋に呼ばれ、

同じくR・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」のソロを弾かされた、という話が出ます。

R・シュトラウスの交響詩には、コンサート・マスターの長く難しいソロが含まれている場合が多いのですが、

「英雄の生涯」のコンサートマスター・ソロは、ベルリンフィルに限らず、どのオーケストラでも、

コンサート・マスターのオーディションでは、殆ど必ず弾かされるようです。

これほど、安永さんの見事なソロを全曲にわたって、見て、聴ける映像はありません。

数ヶ月前、全く同じ映像を載せましたが、敢えてもう一度掲載します。

優れた演奏は何度聴いても飽きないものです。

演奏終了後、指揮者のサイモン・ラトルは何よりもまず、安永さん一人だけを立たせ、労をねぎらっています。

他のベルリン・フィルのメンバーの表情からも、如何に安永さんが信頼されていたコンサート・マスターだったか、

よく分かると思います。


◆リヒャルト・シュトラウス、交響詩「英雄の生涯」サイモンラトル=ベルリンフィル。サントリー・ホールにて。

Ein Heldenleben - Rattle, Berlin (I)







Ein Heldenleben - Rattle, Berlin (II)(コンサート・マスターの難しいソロが続きます)






Ein Heldenleben - Rattle, Berlin (III)(金管が大活躍です)







Ein Heldenleben - Rattle, Berlin (IV)







Ein Heldenleben - Rattle, Berlin (V)(最後に再び、安永さんの美しいソロがあります)







私は最初、この曲が全然好きではありませんでしたが、安永さんのソロを聴きたいあまりに、

繰り返し聴いているうちに好きになりました。クラシックの名曲では、しばしば、そういうことがあります。

それでは、皆様良い週末をお過ごし下さい。

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