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2009年07月18日(土) |
【音楽】カラヤン(続):バッハ(ブランデンブルク)、ウェーバー(序曲)、チャイコフスキー(バレエ曲) |
◆バッハ:ブランデンブルク協奏曲。2番、3番、4番のそれぞれ第3楽章。
ウンチクは、最小限に留めます。これは1960年代の録音です。
最近のブランデンブルクの多くは、もっとテンポが速かったり、古楽器を使ったりとか、
色々面倒ですけど、カラヤンは現代の楽器で現代の奏法で普通にやっています。
CDは、ブランデンブルク協奏曲全曲、管弦楽組曲第2、3番 カラヤン&ベルリン・フィルです。
2番、3番、4番のそれぞれ第3楽章です。
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第2番 第3楽章
Brandenburg Concerto No. 2 3rd mov
トランペットが非常に難しいのですが、アドルフ・シェアバウムという人で、
20世紀になって、初めてバッハ・トランペットを現代の楽器でキチンと演奏した人です。
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 第3楽章。
こういう同じ音型を時間差で追いかけるのをフーガといいますね。
Brandenburg Concerto No. 3 3rd mov
私は、この楽章がとても爽やかで、好きです。
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第4番 第3楽章
4番ってあまりお聴きになったことがないのではないでしょうか。
独奏楽器としては、ヴァイオリンと2本のフルート。リコーダーでも完全に吹けます。
ホントはリコーダーだとちょっと面白いのですが、カラヤンは現代の普通のフルートで演奏してます。
Brandenburg Concerto No. 4 3rd mov
お聴きのとおり、3楽章はヴァイオリンソロの早いパッセージが長く続くところがあります。
このソロを弾いているのは、安永徹さんの先生で、長いことベルリン・フィルのコンサート・マスターを
務めていた、ミッシェル・シュバルベ、という方です。
◆ウェーバー序曲集
ウェーバーの序曲は、名曲揃いです。独特の世界です。
CDは、ヴェーバー序曲集 カラヤン&ベルリン・フィルです。
本当は、全部お聴かせしたいぐらいですが、まず、ウェーバーの序曲の中で演奏時間が一番短い、
しかし、打楽器を多用していたり、賑やかですが、コンパクトにまとまっている、
「アブ・ハッサン」序曲をお聴き下さい。
Abu Hassan Overture
次は全然、雰囲気が変わります。
「魔弾の射手」序曲。最初、ものすごくテンポが遅くて重いですが、間もなく、
讃美歌にもなっている(元はウェーバなんですよ)有名なホルンの四重奏が美しいです。
10分ぐらいかかりますが、名曲ですから、一度は聴いて下さい。
「魔弾の射手」序曲
Der Freischutz
良いでしょ?
◆チャイコフスキー三大バレエ組曲のサワリ。
チャイコフスキーの三大バレエ。「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」ですね。
元来バレエの音楽ですが、音楽自体があまりに見事なので、管弦楽用の組曲として、しばしば、
コンサートでも演奏されます。三大バレエそれぞれの有名な曲を選びました。
CDは、三大バレエ組曲 カラヤン&ベルリン・フィルです。
まず、「白鳥の湖」。
あまりにも有名な、「情景」です。
チャイコフスキー:バレエ組曲「白鳥の湖」より「情景」
Tchaikovsky: Swan Lake Suite Scene
もう一曲、「4羽の白鳥の踊り」として知られています。
「白鳥の踊り」
Tchaikovsky: Swan Lake Suite Danse Des Cygnes
次は、「くるみ割り人形」です。これは楽しいですよね。
嫌いな人、あまりいないのではないでしょうか。
「くるみ割り人形」より「小序曲」
Tchaikovsky: The Nutcracker Ouverture Miniature
御存知でしょ?次も多分、よく御存知だと思います。
「くるみ割り人形」より「行進曲」
Tchaikovsky: The Nutcracker Marche
恥ずかしながら、私は3歳ぐらいの時から、この「行進曲」がひじょうに好きでして、
親の証言によると、これが聞こえると、当時の私は「指揮」など知らない筈なのに、立ち上がって、
何か棒きれを振って、「指揮」の真似をしていたそうです。不思議です。
さて、「くるみ割り人形」で、演奏時間は短いけれども、お好きな方多いのではないでしょうか。
「トレパーク」です。タンバリンが上手くないと、サマになりません。
「くるみ割り人形」より「トレパーク」
The Nutcracker Danse Russe (Trepak)
三大バレエ、最後は「眠りの森の美女」から、ワルツ。
「眠りの森の美女」より「ワルツ」
Tchaikovsky:The Sleeping Beauty Valz
「優雅」とか「典雅」という言葉はこういう時の為に存在するのですね。
ずいぶん色々と、脈絡もなく載せてしまいました。まだまだカラヤンでお聴かせしたい曲は
沢山ありますが、今日は流石にこの辺で。
それでは。
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