JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事:首相の郵政見直し発言、小泉氏「笑っちゃう」(2月12日21時41分配信 読売新聞) 自民党の小泉元首相は12日夕、党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」であいさつし、 ◆コメント:小泉君ね。あんたのやったことは笑うどころか呆れてものが言えないほどなのだよ。 小泉批判を一から始めると、私ですら、一冊の本が書けそうな気がする。 「(衆院再可決を規定した憲法の)3分の2(条項)を使ってでも成立させなきゃならないとは思わない。もっと参院の意見と調整し、妥当な結論を出してほしい」 日本国憲法では、第五十九条に法律案の可決に関する条文がある。 第五十九条 法律案は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、両議院で可決したとき法律となる。 小泉内閣の「郵政民営化法案」は、2005年7月5日、衆議院本会議で、僅か5票差ではあるが、賛成が反対を上回り、可決されたが、 同年8月8日、参議院本会議においては否決された。 憲法の規定に従うならば、同法案に関して、通常は両院協議会を開催し、意見の調整を行い、それでも意見の一致に達しなければ、 再度、「衆議院で出席議員の三分の二以上の多数で再び可決する」べきだったが、当時の小泉首相はこの手続きを踏まず、 参議院本会議で法案が否決されたら、いきなり衆議院を解散したのである。この時、故・後藤田正晴氏が痛烈に批判した。 「代議制民主主義だよ、日本は。立法府で通らなかった法律案を、(衆院解散によって)実質的に国民投票に掛けるのと同じような手続きになりつつあるのは、 全くその通りである。民主主義政治においては、憲法に定められた手続きを無視してはいけない。しかし、小泉は無視した。 その張本人が、 「(衆院再可決を規定した憲法の)3分の2(条項)を使ってでも成立させなきゃならないとは思わない。もっと参院の意見と調整し、妥当な結論を出してほしい」 と、いけしゃあしゃあと発言したのである。 「笑っちゃう」のはこちらのセリフだ。 色々、あげつらうと本当にキリが無い。もう一点、読売の記事の中から。 「首相の発言に信頼がなければ、選挙が戦えない」 そういうこと、言う資格があるの?小泉さん。 8月8日に衆議院を解散してから、9月11日の投票日まで、小泉(当時)首相は、 「この選挙は、郵政民営化の是非だけを問う選挙だ」 と言い続けた。先日、指摘したばかりだが、実は、この選挙期間中から今に至るまで、自民党のサイトには、 自民党 政権公約2005というページがあり、120の約束が掲げられていて、「郵政民営化だけ」どころか、ありとあらゆる事が書いてある。 例えば、2007年、自民党は、所得税を引き下げ、住民税を引き上げ、定率減税が廃止され、実質増税を断行したが、 それは、この、120の約束の、009. 歳出・歳入一体の財政構造改革を実現7に、 税制の抜本的改革 「税体系の抜本的改革」っていったら、増税に決まってますよ。減税なら、皆喜ぶからはっきり減税と書くでしょ? だから、選挙前私は、2005年09月07日(水) 【衆院選】自民党が勝利すると、こういうことが起きる。(ココログ) で、 ◆「小泉首相の任期中は、消費税を上げない」2007年から上がる と書いた。その通りになったでしょ?小泉はこういう狡い奴なのだ。 その他にも、120の約束には、 012.医療制度改革の断行(安心で質の高い医療提供体制、持続可能な医療保険制度の確立) の記述があり、明らかにこの時点で、「後期高齢者医療制度」の構想を練っていたことが分かる。 また、小泉は選挙前テレビCM(キャンペーン)で 郵便局員は警察官よりも自衛官よりも多い。公務員を減らさなくて良いのですか? と繰り返した。郵便局員の数については嘘はついていないが、日本郵政公社は独立採算で、郵便局員の給料は税金から出ているのではなく、 ハガキ・切手の売り上げなどから、自分で稼いでいる事を言わなかった。実に狡猾である。 そういう、ペテンのような事ばかりしてきて、日本を弱者イジメの格差社会にした張本人である。 郵政民営化とて、何故、あれほどムキになったかといったら、アメリカの年次改革要望書という大「内政干渉」文書に書かれていたからである。 アメリカの要望に忠実であれば、自らが首相として安泰でいられる。残念ながらそう言う構造になっている。これは憶測ではなく、 2005年7月22日付毎日新聞で、平沼赳夫元経産相がインタビューに答えてはっきり証言しているのである。私も記事にした。 それは、2005年08月28日(日) 小泉首相が、郵政民営化にあれほどムキになる理由。(ココログ)をご覧頂けば、分かる。 小泉首相は、日本の郵政事業を株式会社化して、ゆくゆくはアメリカにプレゼントするつもりだったのだろう。 こういう人物が麻生首相に 「首相の発言に信頼がなければ、選挙が戦えない」 と言う。 こちらは笑えない。呆れてものが言えない。 【読者の皆様にお願い】 是非、エンピツの投票ボタンをクリックして下さい。皆さまの投票の多さが、次の執筆の原動力になります。画面の右下にボタンがあります。よろしく御願いいたします。
2008年02月12日(火) 「地域医療の混乱は必至 宇和島徳洲会の指定取り消し」また、厚労省のバカか。
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