JIROの独断的日記 DiaryINDEX|past|will
◆記事1:全核施設「無力化」に同意=北、100万トン重油支援条件に−6カ国協議 【北京13日時事】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議は13日夕、北京の釣魚台迎賓館で全体会合などを行い、協議の成 ◆記事2:<日朝協議>安倍首相「拉致問題で具体的進展ない」 安倍晋三首相は13日の衆院予算委員会で、12日に行われた日朝協議について ◆コメント:こういうのを「詭弁を弄する」というのですよ。 はじめに、説明します。 「北朝鮮に核を放棄させること。少なくともこれ以上核兵器を作らせない。そして当然ながら使わせないようにすること」 なのです。 つまり、日本以外の国にとって、拉致問題ははっきり言ってどうでも良いのです。 だから、拉致問題に進展は無かった、と安倍首相は平気で言っていますが(この人もどういう神経なんだ?)、 日本がもっと騒がなければ進展が無いのは当たり前なのです。 今回も、すごすごと、引き揚げてくるようです。結局北朝鮮は、 「核を捨てても良いけど、油をくれなければイヤだ。」 と駄々をこね、 日本以外の国は、あっさりと、とは言いませんが、比較的簡単にその条件を認めてしまった。 日本は、他の国が北朝鮮の言う通りになるのを見ていて、北朝鮮から「拉致」の「ら」の字も引き出せません。 これは、政治家も外交官も、まず自分の保身を考えてしまうからでしょう。 「日本が拉致にこだわりすぎるから、6カ国協議が決裂し、北朝鮮は核を廃棄しないのだ」と他の参加国から非難され、 役所も政界も責任のなすりつけ合いの世界ですから、 「同盟国、米国や他国との関係を悪化させ、北朝鮮の態度を硬化させ、核の脅威を増大させた。」 と言われるのが怖い。これが、根本にあるのでしょう。 特に、安倍政権は支持率が急降下中で、参院選前ですから、失点は避けたいということでしょうね。 しかし、そういうことをやっているから、いつまで経っても進展しないのであって、 米、中、露、韓からいくら文句を言われようとも、 「北(朝鮮)が拉致問題の解決に向けた誠意を示さない限り、日本は絶対に合意書にサインしない」 と、肚をくくらないとダメなのではないでしょうか。 但し、そういうことを政治家や外交官に要求するからには、国民もまた肚をくくらないとダメですね。 簡単にいえば、 「ミサイル撃てるものなら撃ってみやがれ!」 という覚悟を決める、というか、そういう迫力が世論に出てこないといけないのではないでしょうか? 「横田めぐみさんたちは、気の毒だ。一刻も早く日本に返すように政治家と外交官はしっかりやれ。但し、俺たちが危ない目に遭うのはイヤだ」 ということじゃ、ダメなんですよ。多分。 【読者の皆様にお願い】 駄文をお読みになり、お気に召した場合、エンピツの投票ボタンをクリックしていただけると、幸甚です。 画面の右下にボタンがあります。 よろしく御願いいたします。
2006年02月12日(日) 「二十一世紀に生きる君たちへ」「洪庵のたいまつ」全文収録しました。
JIRO
|HomePage
|