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2004年02月12日(木) |
「<小泉首相>議員年金、見直しに賛同」←自分の給料は引き上げようとしているの、知ってます? |
◆記事1:<小泉首相>議員年金、見直しに賛同 与野党協議を注視
小泉首相は12日午前の衆院予算委員会で、議員年金(国会議員互助年金)の見直し問題について「改正する必要があると思う」と述べ、現行方式の見直しに積極的な姿勢を示した。首相はさらに「よく議論していただきたい。与野党で協議しているので方向性を見守りたい」などと与野党の協議を注視する考えを示した。(毎日新聞)[2月12日12時22分更新]
◆記事2:首相の給与引き上げ検討(2月5日の記事)
福田康夫官房長官は5日午前の参院予算委員会で、官房長官の私的懇談会「幹部公務員の給与に関する有識者懇談会」の検討状況について、「首相の現行の給与水準は低過ぎるという意見があった」と述べ、現在月額222万7000円の首相給与の引き上げが検討されていることを明らかにした。民主党の辻泰弘氏への答弁。(時事通信)[2月5日13時2分更新]
◆コメント:議員年金を下げるのは、結構だ。小泉首相の給料も下げてくれ。
国会議員は10年間務めると、議員を辞めた後、一生、最低でも月34万円の議員年金を受け取る事ができる。詳しくは、昨年1月に書いたので、お読み頂けると有難い。
とにかく、けしからんのは、国会議員というのは、いったん当選してしまうと、勤務評定が為されない、という点だ。居眠りをしていようが、欠席しようが、議員の資格があるだけで、かなりの所得が保証されていて、それが、議員を辞めた後も続く仕組みになっている。議員の給料の仕組みを決めるのが議員自身なのだから、自分達に都合が良いように、決めてしまうのは当たり前で、こういうことこそさっさと改革すべきだ。
今日、小泉首相が、議員年金の見直しに言及したのは、参院選に向けてのポーズだろう。あれほど、バカの一つ覚えのように「聖域なき構造改革」を標榜していたのだから、当然なのだが、そのうち、うやむやにしてしまう可能性が高いから、国民はウォッチしなければいけない。議員年金の財源の大部分は税金なのだから。
それにしても、記事2は何事だ?自衛隊員をイラクへ送り込んで生命の危険にさらして、道路改革も郵政事業改革もなにがどうなっているのか分からない、つまり何一つ、めぼしい改革を実現していない。銀行の不良債権を無理やり減らさせたために、バタバタと企業は倒産し、完全失業者数は2003年12月で300万人もいる。そんなときに、議員年金でいいところをアピールして、自分の給料はあげようというのか?
改革をすると言うのならば、国のリーダーが率先して、気概を見せてもらいたいものだ。伊藤忠商事の丹羽社長は、業績建て直しのために社長になったとき、1年半、無給で働き、電車で通勤したのは有名な話である。電車通勤は今でも続いている。一私企業のトップですら、そういうことをするのである。まして、国政の最高責任者について、何をかいわんや、である。
本来、一国の宰相は、公を優先すべきであり、私欲が優先してはいけないのである。しかし、小泉首相の頭脳にうずまくのは私欲ばかりである。だから、何も、良くならないのだ。
2003年02月12日(水) 何故ブッシュは平気で戦争、戦争と騒ぐのか?=自分は行かなくて良いからだ。