白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2014年09月02日(火) 飯食わぬ女房。

新学期が始まったとたん小学校関係の事が忙しくなってきた。

明日は工作展。明後日は教育講演会のPTA動員。来週は運動会で着るダンスの衣装作り。私は今のとろ、内職のみの専業主婦だから参加出来るけれど「来週の水曜日に集まってください」と言うよなう事を唐突に言われても、働くお母さんには無理過ぎると思う。

アベノミクスの成長戦略の中には「女性の労働力を活用する」という項目があり、保育所の整備を進める……と言うけれど、小学校のPTAもどうにかして欲しいと思う。

PTAは法律的には任意で加入する団体だけど、現実問題としては強制加入の学校がほとんどだと思う。少子化のため役員は強制。通学路の見守りのだ、学校行事の手伝いだの、その負担は半端ない。役員や仕事を拒否すれば吊し上げ。子どもは人質。PTAって、どんだけ人非人団体なんだと思う。

学校と親が協力して地域ぐるみで子どもを育てる言う方針に異論はない。だけど、それをした上で「女性も働け」というのは無理過ぎる。手厚い子育てと、女性の社会進出は両立しない。「働け。しかし子育てもちゃんとしろ」では、昔話に出てくる「飯食わぬ女房」を望む男と何ら変わりない。

正社員で働くとなると、突然「子どもの学校行事だから休みます」と言うのは通用しない。だからこそ子育て主婦達は「お給料安いけど時間とか休みの融通がきくから」という理由でパートやアルバイトで働いているのだ。

本当に女性に労働させたいなら、そのような体制を作ればいいし、地域ぐるみで子育てさせたいなら、そのような体制を作ればいい。あるいはその間を取って「我が家はこっちで行きます」と言うような選択制があってもいい。でも、今のように宙ぶらりんの状態だったら、子どもの数は増えないと思う。

……と私がここで吠えてみたところで、どうにもならない事は分かっている。本当に嫌なら自分で何か働きかけるべきなのだろうけれど、滅私奉公してまで体制を変えたいとは思っていないあたりは私のズルいところ。正直、自分と家族の身の回りのことで精一杯だ。

本気で少子化をどうにかしたいなら、本気で女性の労働力をアテにしたいなら、もう少し本気で考えていかないと大変な事になるだろうなぁ……などと思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
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2012年09月02日(日) 行く夏。来る秋。
2011年09月02日(金) 台風襲来。
2009年09月02日(水) 虫取り網…ではなく。
2008年09月02日(火) ツクツクボウシの声
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2004年09月02日(木) 王子様レベル0。
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