恋愛小説(映画)の趣向にツボとかパターンがあるのって、ラーメン趣向に趣向とパターンがるあのと、よく似ている。
近頃、ラーメンブームなのか、どこのお店へ入っても「不味い」と感じるような店には行き当たらない。どこへ行っても「まずまず・そこそこ」のお味。何度かに1度「こりゃぁ美味しい!」ってお店へ行き当たったらラッキーだろう。私はあっさり系のラーメンが好きで、お気に入りのお店は、あっさりラーメンがほとんどだけど、こってりラーメンもたまには食べたくなる訳で、あっさりラーメン好きだからって、豚骨が駄目とか、味噌が駄目って訳ではない。
だけどもやっぱり基本的な好みはあるらしい。
「美味しいラーメン屋さん情報」をゲットして、張り切って出掛けても案外、外すことが多いのだ。「うーん。確かに美味しいかも知れないけど、私にはちょっと濃いかな」とか「スープは美味しいけど、麺がちょっぴり好みではないんだな」とか、ちょっとずつツボを外していたりするのだ。しかし、これがまた微妙で、私のツボでない部分が、別の人にとってはツボだったりするのだろう。だからこそラーメン屋さんが乱立しても、それなりに共栄しているのだろうなぁ。
先日「『ノッティングヒルの恋人』って面白かった?」と問われて「私のツボとは違ったけど、悪い映画じゃないから、ツボにハマったら面白いと思う」と答えた。実際、恋愛物の場合はそう答えるより仕方が無いのだ。親しい友人などで相手の趣向がたいたい把握できてる場合は「いやぁ。あの映画ってさぁ」と気楽に話ができるのだけど。
ふと思うのだけど「万人が大好き」な物ってのは、案外ツボのポイントが細かく設定されているような気がする。「好き・嫌い」「面白い・面白くない」が、比較的分類しやすい物もあるのになぁ。たとえばアクション映画なんかは、割と分類しやすいような……ま。私がそんな風に感じているだけの話なのだが。
どうでもいいけどラーメンの話を書いていたら、ラーメンが食べたくなってきた。神座とか彩華とかの「あっさりスープ&白菜どっさり」なラーメンが食べたいなぁ。行くとしたら週末だが、それまで情熱が続いているかどうかは神のみぞ知るってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。