娘が作っていた「父の日のプレゼント」がようやく完成した。
「母の日」「父の日」「敬老の日」って小さい子どもを持つ母親にとって、面倒な事この上ない。母の日はともかく、父の日と敬老の日の日は「何かさせなくちゃ」って気になってしまう。祝ってもらう当人は「何もいらないよ」と口にするけど、本当に何もなかったらさみしいだろうし、少なくとも何かしてもらって嫌な気になる人はいない。
今回、娘が作ったのは小物入れ。父の日のプレゼントをしようにも、おこづかいが少ないので「手作りする」と娘。家の中から材料を探し、空いていない箱を無理やり空き箱にして、空き箱に折り紙だの、リボンだの色々貼って作り上げた。デザイン等は指示しなかったけれど「セロテープで貼ってしまったら汚くなるから、ノリで貼ってみたら?」とか「ここはノリやセロテープだと外れるからボンドにしようか?」とか、ちょいちょいアドバイスしたのは言うまでもない。
3日がかりで娘は1年生なりに素敵な小物いれを作り上げた。
なんだか手持ちのポケモンでバトルするポケモンマスターになった気分だ。実際のバトル(製作)は娘(ポケモン)だけど、ちゃんとしたバトル(製作)にするためには、それ相応の支持を出さなければならない。そもそもポケモンがまともにバトル出来るようになるまで育てなきゃいけない……とか、そういう感じ。
たぶん夫は娘からのプレゼントを受け取って喜んでくれると思う。しかし私は夫……だけでなく、世の中のお父さん達に声を大にして言いたい。子ども達が作る可愛らしいプレゼントの影には母という名のプロデューサーがいるってことを。褒めて欲しいとか、そう言うのじゃないんだけど、ちょっと心に留めておいて欲しいと。
まぁ。それはそれとして。父の日の夕食は何を作ろうかな。夫は私の夫であって、父ではないのだけれど、やっぱり何かせねばなるまい。ささやかながら父の日パーティーをしなくてはなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。