紫陽花というと花をつけているあいだ、刻々と色を変えていくものだと思っていたのだけれど、ご近所さんのお庭には白い紫陽花が咲いている。咲き始めはうっすらとした緑色で白くなったかと思ったら、ずっと白いままでいる。アナベルという品種の紫陽花でアメリカが原産とのことだけど、私の中にあるアメリカという国のイメージとは随分と掛け離れていて、清楚で愛らしい姿を見せてくれている。
白い紫陽花があるなんて、この年になるまで知らなかった。もしかしたらずっとあったのに気付かなかっただけかも知れないけれど。娘と散歩するようになって、草花だの鳥だのがやたら身近に感じられるようになった。たぶん、歩くペースが変わったからだと思う。大阪人は歩くのが早いと言うけれど、私も娘を産む前はいつもせかせかと歩いていた。
今日は朝から娘はグズグズとご機嫌斜め気味。雨こそ降っていないけれど湿度が高くて大人でも気分が悪いお天気なのだから、小さい身体には堪えるのだろう。お座り、つかまり立ち、つたい歩き…と、娘はここのところ急速な成長を見せてくれている。1人で勝手に大きくなっていく娘を日々傍観。赤ん坊って面白い。
娘がグズグズする日は、抱っこ&おんぶの回数が増えるので私もけっこうしんどかったりする。肩凝りも腰痛も辛いのなんのって。そんな時に、ご近所に咲く白い紫陽花を眺めるとホッっとするのだ。安上がりな気分転換ってところ。今の私にとって気分転換と言うと真っ先に思いつくのが「甘い物を食べる」なのだけど「ご近所の花を眺める」と言うのも案外ポイントが高い。
梅雨はまだまだはじまったばかり。上手に気分転換してジメジメを乗り切りたいものだ。明日も雨は降らないようだけど予報はずっと曇りマーク。散歩に出られるだけ良しとしましょうかね……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。