白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2013年03月15日(金) 大切にされていない子。

今日は非常に腹立たしい事があった。……と言っても私が一人勝手に腹を立てていたに過ぎないのだけど。

娘は幼稚園の卒業式に贈る側で出席したので午前中で帰ってきた。娘を耳鼻科に連行して、昼食をとった後は当然のように公園へ出掛けた。今日は小学校も卒業式だったので、小学生達の姿がちらほら。そして3歳の女の子と1歳の男の子を連れた年配の女性。お孫さんを預かっているとのこと。

3歳の女の子は娘と遊びたがったのだけど、今日の娘は自分なりにテーマがあったらしく、鉄棒と縄跳びに夢中。「一緒にしよう」と縄跳びを渡したり、鉄棒にぶら下がる方法を教えたりしていたけれど、女の子は運動に興味が無いらしく遊びは成立しなかった。すると彼女は私に構って欲しそうな素振りを見せたのだけど、私は娘の相手をしなければならないので彼女には構っていられない。年配の女性は下の子を抱っこしてベンチに座っているだけど、女の子は放置されていた。

すると女の子は小学生の女の子グループのところに寄って行った。小学生の女の子達は最初は相手をしていたけれど、追いかけっこ等をはじめる頃になると、流石に相手はしていられなくなって、またしても女の子は一人に。

すると次に彼女は砂場で何やら基地のような物を作っている小学生の男の子に近づいて行った。自分のお砂場セットについているトラックの玩具を持って。それをあげるから遊んでくれ……と言うことらしい。

なんだかもう腹が立って仕方がなかった。

あの女の子は日頃から誰にも構ってもらっていない子なのだ。そうでなければ3歳の子があんな機転を利かせて異性に遊んでもらおうとはしないもの。彼女は相手の顔色を読むのにも長けていて「この人は無理」と思ったら、次々と相手を変えて構ってもらおうと挑んでいく。彼女はいつもそうやって他人に遊んでもらっているのだろう。初めて会った子ではあるけれど、娘と一緒にしょっちゅう公園にいるせいか「親から大切にされている子」と「そうでない子」の違いは、ちょっと接してみれば分かるものだ。今日会った女の子は身なりも行動も明らかに「そうでない子」だった。たった3歳の子が玩具を持って年上の男の子に媚を売らなければならないなんて。

あの女の子の親はどうしてあの子を産んだのだろう? 1人目はともかく、そしてどうして下の子まで産んだのだろう? 子どもの世話をしたくないなら産まなければいいのに。

ネグレクトとまではいかなくても、放置されている子どもは少なくない。近所の公園だけでなく、どこに行ってもよく見かける。愛情に飢えている子どもを見ると居たたまれない気持ちになるし、親に対して腹が立つ。だけど極端な虐待やネグレクトでなければ他人はどうにも出来ないのだなぁ。

日本では今少子化が問題になっているけれど、本当に子どもを望んでいるまっとうな親が複数の子どもを持てる世の中になって欲しいと強く思う。言いたくないが「よりによって」な人が子沢山だったりするのものなぁ。こんなところで愚痴ったところでどうしようもないのだけれど、書かずにはいられなかったのだ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2011年03月15日(火) 気付いただけも良しとしよう。
2010年03月15日(月) 大阪城公園の梅
2007年03月15日(木) マンションの風景
2006年03月15日(水) 花の季節に
2005年03月15日(火) パーツも小さめ。
2004年03月15日(月) 頭痛。
2003年03月15日(土) 餌と食事。
2002年03月15日(金) 髪は長く。スカートは短く。まっ。春ってことで。

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