最近、深夜枠で放送されているアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』を録画して、夫と観るのを楽しみにしている。
『ジョジョの奇妙な冒険』は私が小学校の高学年の頃に連載が始まったように記憶している。当時は『北斗の拳』とか『キャプテン翼』とか『キン肉マン』とか『シティハンター』なんかも連載されていた。私の場合『ジョジョの奇妙な冒険』は大ファンと言うほどでも無かったけれど、それでも初期の頃は欠かさず読んでいて、懐かしさも手伝ってアニメを観ているのだけれど、これがけっこう面白い。
作品の中で主人公のジョジョが波紋(気功のようなもの)を自由に操って敵と戦うと言う設定がある。連載当時は何も思わなかったけれど、今になって観てみると、とんでもない設定。「でも、小学生くらいの男子だったら面白がって真似するだろうねぇ」と夫に言ったら「えっ? そんなの中学生でも余裕で真似するって。実際、俺はやってたし」と言われてしまった。
夫の主張はこうだった。「男子なら絶対真似する。ドラゴンボールのかめはめ波を打ってみたり、北斗の拳のように秘孔を付いてみたり、李小龍のようにヌンチャクを振り回してこその男子だ」と。
男子にはダンディズム…ならぬダンシズムが備わっているように思う。ダンシズムが顕著に観察されるのは小学生の頃だと思うのだけど、中には年を重ねて大人になってもダンシズムにのっとって生活している元男子……永遠の男子なんかもいて、夫などは確実にそのタイプだ。ヒーローをこよなく愛し、長い棒を手に持ったらつい振り回し、「家まで足をつかずに漕いで帰らなきゃ爆死する」とか自分ルールを作って自転車に乗り、オナラをしたら妻に握りっ屁してみたりする。
男の子や男性が全員「男子」であるとは思わない。近所の小学生の男の子を観察していても「男子」と「そうでない男の子」がいる。そして成長と共に男子を卒業した人だっていると思うのだけど、男子のまま大人になってしまった人も、案外多いのではないかなぁ。もちろん、いい年した大人に「貴方って、もしかして今も男子ですか?」なんて聞けやしないので、それを確かめる術は無いのだけれど。
それはそれとして。『ジョジョの奇妙な冒険』は面白い。私は初期の頃の話しか知らないのだけれど、アニメを観ていると漫画をちゃんと読みたくなってしまった。また機会を作って最初から通読したいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。