白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2012年05月21日(月) 金環日食。

今日は朝から家族で金環日食を堪能した。

お天気がイマイチとの予報だったため昨日から半ば諦め気味で、娘にも「明日は曇りで見られないかも知れないよ」と言い聞かせてあったのだけど、大阪は薄曇り程度の雲だったので、クッキリと金環日食のリングを観ることが出来た。

昨日は娘の幼稚園行事だったため、娘は代休。出勤前の夫と娘と3人で川沿いのベンチに座って金環日食を堪能した。娘も4歳児なりに感動したらしく「凄いねぇ。綺麗ねぇ」と熱心に観察していた。ご近所でも日食を観るために外に出ている人が多くて、コンサートとかお芝居を見に行った時に味わう「皆で同じ物を見ている」一体感のようなものを感じた。そこここで「あっ、日食グラス持ってはれへんの? 私持ってるから、ちょっと観てみる?」と日食グラスを貸し借りする光景が見られた。

それにしても綺麗だったなぁ。そして太陽が消えてしまった時の周囲の暗さと、陽射しが無くなったせいでの寒さが印象的だった。太陽の恵みって素晴らしい。古代の人が「世の終わり」だと大騒ぎした理由が分かるような気がした。実は私。天体にはあまり興味が無くて、ちゃんと意識して日食を観たのは初めてのような気がする。2009年にも日食があったそうだけど、まったく記憶に残っていない。40歳を前にして、初めて(?)の日食。とても感動した。

娘と一緒に日食を観ることが出来て良かったと思う。娘の記憶に残ると良いのだけれど。今後の勉強に役立てる云々というよりも、世界にはこんなに不思議だったり楽しいことがあるって事を娘には知っていて欲しいのだ。娘も成長すれば色々と困難なことに直面していくだろうと思う。その時に、ちゃんと立ち向かっていく力を蓄えておいて欲しいのだ。楽しいこと、嬉しいこと、素晴らしことの経験は、生きる力になると思う。

まぁ、それはそれとして。準備しておいた日食グラスがちゃんと役に立って良かった。昨日は観られないだろうと諦めていただけに喜びも倍。良い体験をさせてもらったなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2009年05月21日(木) 静か過ぎる町。
2008年05月21日(水) 当たり前のいとなみ
2007年05月21日(月) 強くあらねば!
2006年05月21日(日) 晴天の日曜日
2005年05月21日(土) 宝塚歌劇の魅力。
2003年05月21日(水) 同志Fの近況。
2002年05月21日(火) 贈り物を買う。

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