白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2009年05月21日(木) 静か過ぎる町。

インフルエンザ騒動で町がひっそりと静まりかえっている。

一昨日まではマスクをつけて家の前でブラブラしている小学生の姿が見られたのだけど、教師の見回りが厳しくなり「家の前に出てもダメ。お友達の家に行ってもダメ」と言うお達しがあったらしく、外に出ても子供の声を聞かなくなった。公園にも見回りが来るらしくて、遊んでいる子は誰もいない。

いっそ、そうなってくると娘を外に連れ出しても大丈夫かな…と思うのだけど、娘とて誰もいない公園で遊んでも詰まらないらしい。連れて行ったものの5分もしないうちに「帰る」と抱っこをせがんで来た。帰宅する途中、母親の監視をすりぬけて外に飛び出した近所の子と遭遇。娘は「キャーッ」と黄色い声をあげで猛ダッシュ。しかし、出てきた子は母親に見つかり速攻で家に撤収。顔なじみの子供を見て猛ダッシュしてしまうほど、娘は「人恋しい病」にかかっている。

しかしながら、こればかりはどうしてやる訳にもいかない。仕方がないので今日は娘を実家に連れて行って遊ばせてきた。娘にとっては見慣れたお婆ちゃんでも、母親とずっと2人きりでいるよりはいいらしく、少し機嫌を直してくれた。娘は歩けない頃からせっせと外に連れ出していたせいか、やたら人好きの子供に育ってしまった。どこに連れて行っても可愛がられるので良いのだけれど、今回はその性質がマイナスに働いていて「誰も相手をしてくれない」という状況が辛くてたまらないらしい。

そんなこんなで現在、娘はストレスの塊になっている。娘のグズグズが酷いので私もぐったり。一刻も早く早く騒動が治まるのを祈るばかりだ。そんな中でのささやかなお楽しみは先日、Fの家で戴いてきた花。百合と芍薬の蕾を戴いたのだけど、少しずつ花が開いてきている。花の存在って、慰めになるものだなぁ……としみじみ。

家にいることを余儀なくされているご家庭では、どこもストレスを溜めまくっているのだろう。クサクサしてやりきれないが愚痴っても仕方がないぞ……と自分に言い聞かせつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。

百合と芍薬。窓辺に置いているのだけれど娘も気に入ったらしく、しょっちゅう指さして「抱っこして近くで見せて」と要求する。1歳児にも花の美しさは分かるらしい。








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【同月同日の過去日記】
2008年05月21日(水) 当たり前のいとなみ
2007年05月21日(月) 強くあらねば!
2006年05月21日(日) 晴天の日曜日
2005年05月21日(土) 宝塚歌劇の魅力。
2003年05月21日(水) 同志Fの近況。
2002年05月21日(火) 贈り物を買う。

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