今日、向かいのご主人から「奥さん! 奥さんの写真がグーグルに載ってますよ!」と呼び止められた。
聞くと、ストリートビューに私と娘が写りこんでいると言うというのだ。自分の家を検索して発見したのだとか。我が家の近辺をグーグルカーが走っていたのは、たぶん3年くらい前のこと。顔はぼやけているけれど、見る人が見れば私だと分かると向かいのご主人。
帰宅して早速調べてみたところ確かにガッツリ写っていた。娘が1歳の夏頃の写真だった。近所の男の子達と路上で遊んでいた時の写真らしく、近所の男子達も写り込んでいた。当時は近所の男子達もまだまだ幼くて、夏休みは午後から大変な騒ぎだった。娘は紅一点だったけれど、お兄ちゃん達に混じって毎日汗だくで遊んでいたものだ。自転車にキックボードに虫取り網を持った子供たちがグーグルカーを避けて道の端に佇んでいた。まだ2歳にならない娘は私の足元にピッタリと張り付いている。
あまりの懐かしさに泣きそうになってしまった。
当時の写真は沢山残っているし、映像だってある。だけど、それらは「娘の記録」として撮ったもので、私自身の姿は滅多に写っていないし、写っていたとしてもそれは撮影されている自覚があってのものだ。ストリートビューの写真は、その瞬間の私と娘の姿がありのままに切り取られていた。
「娘も大きくなったもんだなぁ」とか「あの頃から毎日、外で遊んでたんだなぁ」とか、色々な感情が込み上げてきてしまった。
当時、犬っころのようにじゃれ合って遊んでいた近所の男子達はもうすっかり少年になって、そんな遊びをしなくなってしまった。オムツを履いていた娘は幼稚園児に。たった数年前のことなのに子供達は成長して、大人達はその分老いた。実に幸せなことだと思う。
そんなこんで今日は昔の事を思い出したりして暖かい気持ちになった。平穏無事な毎日に感謝しなくちゃいけないなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。