白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2011年06月15日(水) イサキを戴く。

昨夜、イサキを戴いた。

午後8時を過ぎてから娘のお友達のお母さんから「釣りたてのイサキいりませんか?」とメール。娘が寝てしまったので取りに行けない旨を返信したら、わざわざ家まで届けてくれた。立派なイサキが2匹。魚を捌くのは苦手だけれど、新鮮なお刺身が食べたい一心でイサキと格闘した。

「なんとかなるだろう」と思って取り組んではみたものの、イサキはとても捌き難くて、アジやイワシのような具合にはいかなかった。なんとか捌いてみたものもの、身がボロボロになってしまったのでお刺身は諦めて細かく刻んで生姜と和えて「なめろう風」に仕立ててみた。イサキは雌雄1匹ずつで、それぞれ白子と卵を抱えていた。白子はサッっと茹ででポン酢で。卵は甘く煮つけた。帰宅した夫とイサキで一杯。新鮮なだけあって、私の下手くそな捌き方でも、とても美味しかった。

お刺身(なめろう風)は食べきれなかったので、醤油と味醂と生姜でヅケにして一晩寝かせ、今朝、朝食時にお茶漬けにして食べた。娘はお茶漬けも卵を甘く煮付けた物も喜んで食べていた。魚卵って、火を通すとパサパサしていてちょっと飲み込み難いのに、よほど美味しかったと見える。

我が家ではお財布の都合上、お刺身なんてめったに買わないので、棚からぼた餅としか言いようのない出来ごとだった。

それにしても子どもって、本当に美味しい物なら食べるのだなぁ……。卵の煮付けもお茶漬けも見た目的にパッっとしないので、娘は食べないかも知れないと思っていたのだけど。子どもの味覚の正直さに驚かされた。日々の生活の中でも、もっと食べ物にこだわってあげられれば良いのだけれど、本気で理想的な食べ物を追求していたら家計が立ち行かなくなってしまう。それだけに、昨夜のイサキは我が家にとってはありがたい贈り物だった。

最近、食卓に乗る物がマンネリ化してきていたのだけれど、もっと貪欲に色々な物を並べていこうと改めて決意した。料理に対する努力を惜しまないようにしなきゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。かたつむりおにぎり、野菜入り卵焼き、唐揚げ、ブロッコリー、切り干し大根煮、絹さや、人参甘煮、カップゼリー。かたつむりの目の大きさが違い過ぎてガッカリ。同じ大きさに握ったのだけど、詰める作業の時に右目が押し込まれてしまった……無念。







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【同月同日の過去日記】
2009年06月15日(月) かわいい・かわいい
2007年06月15日(金) 梅酒作り
2006年06月15日(木) 家庭料理の限界。
2003年06月15日(日) 不善な日々。
2002年06月15日(土) 高いのはテンションだけ…みたいで。

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