白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年06月15日(日) 不善な日々。

あと2週間もしたら今年が半分終わってしまう……ってことに気が付いた。

この半年は30年間生きてきて、いっとう暇な半年だった。
新年7日から新しい職場で働くようになった……てこともあるし
半年の間に愚弟の手術も1回だけだった……てこともある。
シャカリキに働くでもなく、勉強に励むでもなく
かといって趣味に熱くなるでもなく、恋をするでもなく
じつに自堕落な時間を過ごしてしまった。

自堕落……といっても私は小者に過ぎないので
アルコールにまみれて、ついでにドラッグに手を出してみた……とか
爛れた性生活に耽溺してみた……とか
そーゆー豪快なことをした訳ではない。
そこまでやっちまった方が潔良くていいようにも思うのだが
いかんせん中途半端に常識人ゆーか、なんとゆーか。
前に進むでもなく、後戻りするでもなく、てちてちと足踏みしながら
ぼんやりと本を読んで過ごしてしまったに過ぎない。
本だけは読んだ。馬鹿みたいに沢山。貪り読んだ。ほんと馬鹿みたいに。

「自由時間がたくさんある」という幸せな現状をまったく生かせずに
誘われるまま、なんとなく遊びに出掛けてみたり
好きでもない人と、とりあえず付き合ってみたりした。
それに関しては、我ながら思い返すだに情けないことではあるのだが
そのおかげで、燻っていたことが、ふっきれたのも事実だったりする。
たぶん、もう同じツテは踏まないだろうと思うし。

「小人閑居して不善を成す」って言葉があるけれども
不善ばかりしてた半年だったと思う。もったいない過ごし方をしたものだ。
心優しい友人からは「今まで忙しかったんだしそういう時も必要だよ」
なんてことを言ってくれるのだが、それが本当に良かったかどうかというのは
他の誰でもなくして自分が1番よく良く分かっている訳で
後半戦は自分でも納得のいく過ごし方をしたいと思う。

私は、もうすぐ31歳になるのだけれど
30歳という1年の前半戦は、我ながらなかなか頑張れたように思う。
そして後半戦(この半年のことだ)は、惨敗としか言いようがないのだが
31歳という年は、また頑張っていけたらいいな……と思う。
て・ゆ・か。半年後はギラギラと油ぎっしゅに
「この半年はやりましたよ」てなことを書きたいと思うのだ。

あと少しになった30歳という年は
今更ジタバタしても、どうにも変わりようはなさそうなので
もうちょっとだけ馬鹿みたいに本を読んで過ごしてみようかな……などと
反省してるんだか、してないんだか分からないようなことを思いつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年06月15日(土) 高いのはテンションだけ…みたいで。

白蓮 |MAILHP