今年も青梅の季節がやってきた。
青梅の匂いってなんとも言えない爽やかさがある。洗ってザルに上げておくと、部屋の中に青梅の匂いが充満して、ちょっぴり幸せな気分になれる。昨年は2升。今年は1升ばかりの梅酒を作った。
昨年は1人で最初から最後まで作ってしまったのだけど、今年は夫もお手伝いしてくれた。洗ってザルに上げて乾かした青梅のヘタを取り、竹串で表面にプツプツと穴をあける。梅酒の作り方を読んでいると、青梅に穴をあける派と、丸ごと使っちゃう派があるようだ。どちらの方法が正しいのかは分からないけれど、私は亡くなった祖母がしててた方法で作っている。たぶん私は、誰かに「青梅に穴をあけない方が正しいんですよ」なんて言われたとしても、祖母のしていたように作ってしまうような気がする。
私にとって梅酒作りは梅雨を迎える儀式のようなもの。だからこそ「祖母に教わった方法」で作らなきゃ……と思ってしまう。
夫にとっては初めての梅酒作り。なんだか妙に楽しそうだった。瓶に氷砂糖を入れて、青梅を入れて、ホワイトリカーを注ぐまでの過程を夫は嬉々として作業していた(ように思う)。自分の口に入るものを作る作業って、理屈抜きで楽しい。
昨年漬けた梅酒は良い色合いになってきた。昨年の秋に味見をした時はツンケンした味だったけれど、そろそろ美味しくなっていると思う。妊娠してしまったので味見出来ないのが残念だけど、毎年作るのだからまた飲む機会もあるだろうと思う。
来年も、再来年も、毎年梅酒を作れると良いなぁ……と思う。
この週末は職場の同僚が遊びにやってくる。その時に昨年の梅酒を飲んでもらう予定。我が家の梅酒は甘さ控え目。同僚の口に合うと良いのだけれど……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。