大崎善生の小説を読んでいたらビールが飲みたくてたまらなくなってしまった。発泡酒じゃなくて本物のビール。休日にのんびりと燻製を作りながら、作っている燻製を味見しつつ、ダラダラとビールを飲む場面が羨まし過ぎる。娘を産んでからアルコールがめっきり弱くなったので、長時間のダラダラ飲みなんて出来のだけど、シュチュエーションにクラクラしてしまった。
今日は娘と2人で動物園へ行ってきた。本当は友達親子と公園ピクニックの予定だったのだけど、娘の友達が熱を出したので中止になってしまったのだ。朝から「今日はピクニックへ行く!」と張り切っていた娘は大泣き。お弁当の準備もしていたし、天気も良いので電車に乗って天王寺動物園へ。特別なお出掛けは「家族で」が基本なのだけど、しばらく夫は休みが取れないようなので、まぁ……いいかなと。動物好きの人の中には「動物園って、狭い檻の中に動物が閉じ込められているから嫌い」って人もいるけれど、私はやっぱり実物を見るとテンションあがっちゃうタイプ。無心に楽しんできた。
動物園は遠足の子供達も多かった。その中で、ものすごく気になる光景。小学校高学年か中学1年生くらい(セーラー服を着ていたから中学生?)の子達がお弁当を広げている近くでお弁当を食べたのだけど、みながお弁当を広げている中で、ヤマザキのスティックパンを1袋持ってきて食べている少女を見かけた。彼女は「それが好きだから食べている」と言うよりは、恥ずかしくて仕方が無いという感じだった。鞄からこっそり1本ずつ出して食べていたから。なんだか私の方が泣きたくなってしまった。
一瞬「遠足の日くらいお弁当作ってやってよ!」と憤慨しそうになったが、よくよく考えてみると何か事情があったのかも知れない。母親がいなくて父親と暮らしているのかも知れないし、あるいは祖父母に厄介になっているのかも知れない。でも……それでも、コンビニ弁当でも、スーパーのお惣菜でもいいから何某か買ってきて、可愛いお弁当箱に移しかえるくらいのことをしてあげて欲しかったなぁ。でも……もしかしたら、そんな余裕さえないような事情があったのかも知れないしなぁ。「普通」とか「当たり前」を振りかざしてはいけない。普通が適用されないことって、生きていると多々あるものだ。
娘と2人で楽しく過ごしたのだけれどスティックパンの少女の姿が目に焼き付いて離れない。ただ、少女は1人ぼっちではなく見るからに仲良しって感じの友達と2人で食べていたので、それについては他人事ながら嬉しく思った。帰宅してからも色々と考えさせられる光景で日記に書かずにはいられなかった。上手く説明出来ないけれど、同情とか言うような単純なものではなくて、彼女がもし大人だったら「ちょっと飲みに行こうか!」と誘いたいような、そんな気持ちになってしまったのだ。
明日は娘のインフルエンザ予防接種2回目。これから済んだら、少しはホッっと出来るかな。天気も良いようだし良い1日にしたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。
今日の動物園。娘はキリンが気に入ったらしい。私はヤギが印象的でした。