今日は未来の夫が仕事だったので結婚準備は、ひとやすみ。自宅で、まったり過ごした。と言っても午前中は自分の病院をハシゴして、午後から週間行事である食料の買出しに出掛けたので、それなりに活動的ではあったのだけど。
食事をしながら家族で『新宿24時』みたいな番組を観ていた。新装開店のホストクラブの取材を観て、乙女な母が溜息をつく。「すごいねぇ。お母さんには遠い世界だわ」と。その言葉には羨望の色が見て取れたので私は言った。
母が本当にホストクラブに行きたいのなら、還暦のお祝いの時に連れて行ってあげるよ。どちらにしても、何かしてあげようと思ってたし……と。
乙女な母は58歳。彼女が還暦の時には温泉旅行とか、そういう感じになるのかなぁ……と漠然と思っていた。だが、もしもホストクラブでサービスを受けるのが良いと言うなら私はいっこうに構わないのだ。わずか数時間で使おうが、数かけてで使おうが、出て行くお金には変わりがないのだから。むしろ、たとえ数時間でも気持ちよく過ごすことが出来るなら、ホストクラブもアリだと思った。
乙女な母は「そうねぇ…考えておくわ」と言ったけれど、たぶん彼女はそれを良しとしないだろう。私は存外本気なのだが。私の財力でも、その気になればホストクラブでドンペリの1〜2本なら入れられるだろう。流石にダースは無理だけど。
私はどちらかと言うと倹約家…もといケチンボだと思う。ユニクロの服を着て、お弁当を作り、安い牛肉にドーピングを施して柔らかく食べようとする節約女である。ブタさんの貯金箱に小銭を溜める人間だけど、必要なお金を惜しんだりはしない。だって、いる時はいるのだもの。慶弔に必要なお金を惜しむようじゃ女が廃ると言うものだ。外にいい格好をする必要はないけれど、自分達が愉快に生きるのにお金を惜しんじゃいけないと思う。
もっとも、しかし自分達の結婚式はケチケチだし、新居もケチケチでいこうとしている人間が言っても説得力は無いのだけれど。
だけどケチッったところは、どこかで使う。それが「どこか」ってのが問題なのだろうなぁ。20代に入ってから、数年前までお金の苦労がついてまわっていたので、どうも「お金の使い方」については思うことがあり過ぎるらしい。新居の土地から石油が吹き出てくれたら、どんなに愉快だろう……なんて馬鹿な妄想に浸りつつ
、今日の日記はこれにてオシマイ。