白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2010年08月24日(火) 踏み出せない人達

先の週末は地域の子ども(育児)イベントへ行ってきたのだけど、その時に思ったことなど。

娘を産むまでは地域のイベントには全く関心が無くて「いったい、あんなことして誰が喜ぶんだろう?」とさえ思っていたのだけれど、娘を産んでからはガッツリと参加させてもらっている。子どもがいると地域行事とは無関係でいられない。娘はまだ小さいけれど、お受験でもしない限り、いずれは地域の学校へ通うようになる。公園や図書館のような公共施設へも行く。いつ、誰にお世話になるのか分からないと思えば、地域での繋がりは大切にしておくに越したことは無い。

……と、まぁ。先々のことは置いておいても、近場で子どもが楽しめる行事はそれだけでありがたい。核家族だと子どもが小さい間は自分達家族以外の人間と交流する機会が少ないので、人間がいっぱいいる場所…とくに子どもが集まる場所には娘をどんどん引っ張り出したいと思っている。

イベントの際、育児支援をしている役員さんが「最近、悲しい事件が多いので、積極的に活動を広げたいと思っている。でも……ここにおられる人達のご家庭は心配なさそうなんですけどね」と言うようなことを口にしておられた。実際……地域の子どもイベントに行くと、顔ぶれはいつも似たり寄ったり。どのご家庭も「子どもが可愛くて仕方ないんです」って感じで、アクティブな人が多く、本当に育児支援が必要そうな切羽詰まった人はあまり見かけない。

育児に限らず、周囲がどんなに助言しても、逃げ道を作っても、踏み出せない人って、とことん踏み出せないんだよねぇ……と、しみじみ思った。

友人や知人に悪いループと言うか、困った状況からなかなか抜け出せない人が何人かいる。愚痴なり悩みなりを聞いた後「こうしたらいいんじゃないかな?」とか「こういう場所に行くと、こんなことがあるよ」的な事を言っても、彼らは相槌を打つばかりで決して実行には移さない。「その一歩がどうして踏み出せないの?」とイライラしたりするのだけれど、付き合いが長くなると、そういう気持ちも薄れてくる。

自ら不幸に突っ込んでいく人って、どうしてそんな風にしか生きられないのかなぁ……。なんか、こう……やるせない。

もっとも、私だって常に最善を尽くせている訳ではないので、偉そうなことを言える資格は無いのだけれど。とりあえず「前へ前へ」の姿勢を忘れずに頑張っていこう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2009年08月24日(月) 秋の匂い
2007年08月24日(金) 半分この幸せ
2006年08月24日(木) 夏の疲れ
2005年08月24日(水) 夏の疲れ。
2004年08月24日(火) 地蔵盆。
2003年08月24日(日) 地蔵盆
2002年08月24日(土) 道端で……

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