白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2005年08月24日(水) 夏の疲れ。

職場に風邪が蔓延している。

そろそろ夏の疲れが出てくるせいか屈強な男達がバタバタと倒れている。「いったい、いつ家に帰っているのだろう?」というほどに働いている上司は、欠勤こそしないものの、喉がやられて声が出ず、部下の1人から真顔で「今日は帰ってください。でないと……死にますよ」と進言されて、8時過ぎに引き上げていった。毎日、共に働いている人達だが、つくづく可哀想でならない。明らかに働き過ぎだと思う。

帰りの電車で隣り合わせた男性が、浅田次郎『天切り松 闇語り』シリーズの第2巻を読んでいた。「ねぇ、それ面白いですか? 誰がツボに入りましたか?」と話し掛けたくて仕方が無かったが、じっと耐えた。ちなみに私は『流転の海』の最新文庫本を読んでいる最中。いっきに読んでしまいたいのに、車内ではもっぱら寝てばかりいて、ちっとも話が進まない。

今日は地蔵盆だったらしく、自宅最寄駅からの帰り道、お地蔵さんのお堂の周りに堤燈が灯っていた。お菓子を貰う子供達は引き上げてしまった後らしく、世話役らしき人達が、集って何やら話をしていた。宗教にはあまり興味は無いが、こういう楽しい行事は大好きだ。もっとも、お地蔵さんは子供の神さまなので、大人になった今では、お地蔵さんのお菓子は貰えない訳だが。

今週もやっと折り返し地点……てか、あと2日働けば休みだと言うのに、やたらと先が長く感じられてならない。とりあえず、もう寝よう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2004年08月24日(火) 地蔵盆。
2003年08月24日(日) 地蔵盆
2002年08月24日(土) 道端で……

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