お隣のお宅から堂島ロールを戴いた。
堂島ロールとは巷で「美味しい」と評判のロールケーキ。大阪では1番有名なロールケーキではないかと思う。我が家は私も夫も甘党なので「1度食べてみたいね」なんて言っていたのだけど、娘が生まれてから「お洒落スポット」には、とんと縁が無い。地元の百貨店等で、数量限定で売り出されることもあるのだけれど行列が出来て大変とのこと。2歳の子を連れて、ロールケーキのために行列に並ぶ訳にもいかず「まぁ、いつか食べることもあるでしょ」などと思っていて、もはや「あれは、きっとガンダーラにあるんだ…」くらいに遠い存在になっていた。
ワクワクしながら食べたのだけど……すごく美味しかった!
実はここのところ「華やかなお菓子」に飢えていたのだ。娘と一緒にプリンやクッキーや、ちょっとしたケーキを作ったりすることはあるけれど、家で作るお菓子は「家にある材料で作る素朴なお菓子」ばかり。そりゃあ、それなりに凝って作れば家庭でも華やかなお菓子が作れるのだろうけれど、それだと時間もお金も大変なことになってしまう。自家製のお菓子は売っている物にない美味しさがあり、それはそれで気に入っているけれどケーキ屋さんでケーキを選ぶ時に感じる「うふふっ」と笑ってしまうようなトキメキは無い。
都会のお菓子……そう。「スイーツ」と呼ばれるようなお菓子を食べたのは久しぶりだったので、堂島ロールはことの他美味しく感じられた。素朴なお菓子も良いけれど、たまには改まったお菓子も良いものだ。
そして「評判のケーキ屋さんのケーキは流石に美味しいなぁ」と思ったと同時に「ローソンのプミアムロールケーキって凄いなぁ」と思った。専門店のケーキとコンビニスイーツを較べるのは乱暴すぎるって事は理解しているけれど、ローソンのプレミアムロールケーキは、あの値段(150円)で、あの仕事は頑張っていると思う。私にとってローソンのプレミアムロールケーキはファミリーマートのWクリームエクレアと並んで「愛さずにはいられないコンビニスイーツ」だったりする。もっとも……その2つも滅多に買わないのだけど。
思いがけず華やかなお菓子を戴いて至福の時を過ごさせもらった。甘いお菓子って人を幸せにする力が強いなぁ。もっとも、私という人間が単純に出来ているからかも知れないけれど。たまにはケーキ屋さんのケーキもいいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。