編み物を始めて、もうすぐ1週間。安い毛糸で習していたが、明日から本番用の毛糸を使おうと思っている。
1日、2日は四苦八苦するばかりで「苦手な事に挑戦しているぞ」と言う充実感はあったものの、正直なところ面白くもなんとも無かった。ここ数日、不器用ながらも、なんとか自分のリズムで編めるようになり、ようやく編み物が楽しくなってきた。
人間の活動を「生産・創造」のグループと「消費・破壊」のグループに分けるとする。なんだかんだ言って「消費・破壊」活動は楽ちんで愉快だ。「生産・創造」活動は面倒が多くて、しんどい事この上無い。だけど、人間は「消費・破壊」へ向かって行くのと同じくらいの情熱で「生産・創造」を求めるのかも知れないなぁ…なんて事を思う。
自分の手で何か作る…って作業は単純に楽しい。料理でも手芸でも。植物を育てたり、絵を描いたり、家を建てたり…作る対象が小さくても大きくても。一瞬で消えてしまうものでも。何も無いところから何かが出来上がって行く過程には言い知れぬワクワク感があるように思う。
子供の頃「リリアン編み」と言う、組み紐を編むような遊びが流行った事がある。紐を編んで何か素敵な小物を作るでもなく、ひたすらに紐を編み続けた訳だが、あれは手を動かして物を作る喜びを謳歌していたのだろうなぁ。
そんなこんなで、日々毛糸玉と楽しく向き合っている。明日はガッツリ取組むぞ…と張り切ってみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。