白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2008年05月12日(月) 必要とされる幸せ

春先からずっと夫は仕事が大変な状態にある。

仕事というのは、しんどい物だと決まっているけど、夫と出会って3年のうちで、もっとも大変な状態であることは確かだ。仕事の愚痴などほとんど言わない夫が、愚痴をこぼうのだから、どれだけしんどいかは察するに余りある。帰宅時間も遅く、目に見えて疲れている感じ。

妻として夫に出来ることなんて微々たるものだ。美味しい食事と気持ちの良い寝床。出来るだけ楽しい話題を振るとか、たまに夫の好きな甘いものを手造りしてみるとか。しかしながら、それらは決定的な助けになる訳ではなく、無力さを感じずにはいられない今日この頃。

しかし、昨夜夫と2人で何をするでなくのんびりとゴロゴロしている時、夫が「最近、凹みがちだけど色々と助けてくれてありがとう。白蓮さんや、娘がいるから頑張れる」と言ってくれた。これほど誇らしいことはない。私のようなものでも、誰かに必要とされ、誰かの助けになっているのだと思うと、みじみじみと幸せな気分になった。

結婚して家族を持ってみて幸せだと感じることはたくさんある。一家団欒している時とか、休日に家族でお出掛けする時とか。しかし最も幸せなのは、夫や娘から自分は必要とされている…という実感を味わうことだ。私は至極ツマラナイ人間で、この先長生きしたところで、恐らく大して世の中のお役に立つようなことは出来ないだろうと思う。しかし、そんな私でも夫や娘からは必要とされ、求められているのだ。

マザー・テレサが残した言葉に「この世の最大の不幸は病や貧しさではなく、 自分は誰からも必要されていないと感じることである」と言うものがあるけれど、本当にその通りだなぁ……と思う。20代の頃はこの言葉の意味が分らなかったけれど、今は分かる。

夫と娘は私にとって大切な存在だし、大切にしなくては。ややもすれば大切なことを忘れてしまいそうなるので書き記してみた次第。自分の目の前にある事柄を1つ1つこなしながら、毎日を大切に過ごしていきたいものだなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2007年05月12日(土) 腹ペコ大王
2006年05月12日(金) 約束手形。
2005年05月12日(木) 漫画の好み
2004年05月12日(水) いろんな仕事があるんだなぁ。
2003年05月12日(月) 挨拶攻撃
2002年05月12日(日) 目力(めぢから)に弱いのです。

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