今朝はお腹が空いて目が覚めた。
夜勤明けの夫を待って一緒に朝食を摂るつもりだったのに、いてもたってもいられずに午前6時に朝食を食べた。「腹ペコを我慢出来ない」なんて、子供じゃあるまいし……と思うのだけど、その欲望はいまだかつてないほど凶暴で、とても我慢出来るような状態ではなかった。
悪阻の最中は散々っぱら「悪阻が終わったら、ものすごい食欲がやってくるよ〜」と聞かされていたが、もともと大食ではないし悪阻が終わったからってスッキリ元気になった訳でもなかったので、半ば眉唾的な気持ちで聞いていたのだけど、私もついにその時が訪れてしまったようだ。先週あたりから異変を感じていて「ちょっと食事が物足りないかな…」とは思っていたのだけれど、ここまでいっきに食欲が襲ってくるとは思ってもいなかった。
重労働をしている訳でもないし、食事が貧しい訳でもないのに「猛烈にお腹が空く」だなんて吃驚である。お腹の赤ん坊に操られているような錯覚さえ覚えるほどだ。昔は「妊婦さんは二人分食べなきゃ」と言われていたけれど、今はどこの産婦人科でも体重管理に厳しいらしい。妊娠してから今までは体重なんて気にしていなかったけれど、これからはそうも言っていられないような予感満載。
唐突な食欲に吃驚ではあるけれど食事を作るのが楽しくなった…ってのは嬉しい限りだ。「今夜は何食べようかな♪」とウキウキするのは久しぶり。ちなみに今夜の献立は、おから・モヤシと薄揚げのお味噌汁・トマトサラダ・ヘレカツ&筍のフライ。筍のフライは『いしいしんじのごはん日記』より。筍は生ぢゃなくて他の料理で使った水煮の残りだけど気にしない方向で。
それにしても……食べ盛りの頃でさえ、これほどまでの食欲は無かったように思う。あらためて妊娠の不思議さを感じつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。