白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年05月12日(日) 目力(めぢから)に弱いのです。

私は目力(めぢから)に滅法弱いです。
甘〜い瞳の人が好きとか、そ〜ゆ〜のではなくて
目でモノを言う……的な攻撃には、からっきしダメなのです。

目力はの強さは人それぞれですが
「動物」と、まだ喋ることができない「赤ん坊」は
言葉が使えない分だけ、強烈な目力を備えているようです。

動物の場合だと……
たとえば、その日は一張羅を着ていて、ストッキングもおろしたてで
「今日は絶対、なじみの動物とは遊ばないぞ」と決意している時に限って
目力フルパワーでもって迫ってくるのです。
「ねぇ。そこのお姉さん、ちょっと遊んでかない?」
「うふっ。精一杯サービスしちゃう」
「私ってば昨日シャンプーしてもらったばかりだし」
「ほら。このヤワヤワの毛並み、素敵でしょ? ねっ。ちょっとだけ〜」
なんてことを、目力でもって訴えられた日にゃぁ……
我を忘れて、むしゃぶりついてしまうのです。
動物好きの哀しい性ってヤツです。
一張羅が毛だけらになろ〜が、ストッキングが破れよ〜が
動物の目力には、どうしても逆らえないのです。
動物嫌いの人なら、それでも逆らえると思うのですが
……悔しいったらありません。

赤ん坊の場合だと……
流石に人間なだけあって、動物より頭が良いというか性質が悪いです。
知人宅や、電車で、ヤツラと遭遇した日にゃぁ……
「なぁ。姉ちゃん。今、ちょっと暇してんねんけど、なんか面白いことない?」
「ちょっと一発、楽しませてくれへんかなぁ?」
「……って言うか、さっさとサービスしたれや!」
などと目力で訴えた挙句、それを無視しようものなら
「ダァ〜」とか「ブ〜」とか声を発して自分の存在をアピールしてきたりして
そうなると、もはや三流芸人のように腰を低くして
「あんまり持ちネタは多くないんだけどなぁ」などと思いながら
精一杯のサービスを提供する羽目になってしまうのです。

言葉が使えなくても、目力が強ければ
そこそこ不自由せずに生活していけるんぢゃないかと思われます。
私も強い目力が欲しいです。
そして動物たの赤ん坊だのの攻撃を
自らも目力でもって、はね返したいです。

沈黙は金。雄弁は銀。なんて言葉がありますが
黙っている連中ほど、強引なものはありません。

こんな風にダラダラと駄文を並べているからなんだと思います。
今日は帰りの電車で、行きずりの赤ん坊からガン飛ばされて
たっぷりサービスさせられてしまいました。
昨日といい、今日といい、なんだか通勤電車づいているようです。
どうやったら目力を強化できるのか、ちょっと考えてみようと思います。

目力のパワーについて語ってみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


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